ガンダムF90-Vタイプ | |
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外国語表記 | Gundam F90 V.S.B.R.-Type |
登場作品 | |
デザイン | 大河原邦男 |
ガンダムF90-Vタイプ | |
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分類 | 実験用汎用試作型モビルスーツ新型火器試験形態 |
型式番号 | F90V |
頭頂高 | 14.8m |
本体重量 | 8.7t |
全備重量 | 21.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 4,420kW(MS本体3,160kw) |
スラスター推力 |
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スラスター総推力 | 95,850kg |
アポジモーター数 | 66 |
装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
開発組織 | サナリィ |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 反地球連邦組織討伐部隊 第13艦隊所属エイブラム ⇒ フロンティアサイド駐留艦隊 |
主なパイロット |
概要
ガンダムF90の新型火器試験仕様。フォーミュラ計画において、新世代主力モビルスーツ用兵装のテストベースとして開発された。
Vタイプは、ヴェスバーと呼ばれる新型ビーム兵器のテストヘッドとして作られたオプションである。ヴェスバーは通常は背部に折りたたまれ必要に応じて手前に引き出す大型ビーム・キャノンだが、ジェネレーターからエネルギーCAP等を使わず直に大電力を受け発射する為、その威力はそれまでのビーム兵器とは比較にならない。更に高速で貫通力の強いビームから低速で破壊力の強いビームを撃ち分ける事が出来る。
ヴェスバーを稼働させる為にジェネレーターも出力の大きい新型に換装されており、その大出力を受け脚部スラスターを追加して機動力の向上を図っている。しかし、この新型ジェネレーターには未だ問題点が多く、特に限界作動時の放熱処理が最大のネックとなっている。これはジェネレーター出力が高過ぎるがために機体内に余剰熱が残り、下手をすると機体が作動不能になってしまう[1]というもので、その問題の解決のために、肩部と脚部に放熱フィン兼スタビライザーが増設されている。この放熱フィンとの併用が必須の為、このタイプのみ他のッミッションパックとの混成装備が不可能となる。
一方で、ジェネレーターの大出力によって次期モビルスーツの標準装備として予定されているビーム・シールドが搭載可能となっている。ただし、ジェネレーターへの負担からF90の他のタイプでシールドを長時間持続させる事は不可能。Vタイプでも機体の状態によってはシールドを均一に張る事が出来ない事もある。
改良点の多い装備であるが、このVタイプによって得られた試験運用データは、F91の開発に活かされている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムF90
- 出典元。F90の換装バリエーションの1つとして設定されている。数あるミッションパックの中からプラモデル化された換装パターンの1機でもある。
- 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
- 主人公ベルフ・スクレットの搭乗機として登場。ACT.6「太平洋防衛戦」で操作ユニット種に追加される。ヴェスバーの威力は折り紙付きで、オールズモビルのモビルスーツであれば、一~二撃で撃墜できる。また、パッケージイラストにはF91とのツーショットで描かれている。
- 機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統
- クロスボーン・バンガードがフロンティアサイドを襲撃した際にナナ・タチバナが急遽搭乗。フロンティアサイド駐留艦隊の脱出を支援している。
装備・機能
特殊機能
- 換装
- 機体各所に配置されたハードポイントを介し、他のミッションパックへの換装が可能。ただし本Vタイプでは装備の混載は不可能。
武装・必殺攻撃
F90本体側
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵。本体側唯一の固定武装。
- ビーム・サーベル
- 通常形態のバックパック部が換装によって使用不能になる為左サイドアーマーのハードポイントに装着されたサーベルラックに2基移設装備されている。
ミッションパック側
- ビーム・ライフル
- Vタイプ専用に開発されたビーム・ライフル。収束率が向上しているが、ヴェスバーが予定通りのスペックを出せるのならば単なる飾りに過ぎなくなるとされる。
- なお、『フォーミュラー戦記0122』のゲーム中では通常形態のF90の物を使用しているが作中内の事情による物か制作ミスなのかは不明。
- メガガトリングガン
- 右腕部に1基装備された補助実体弾火器。三砲身式の小型ガトリングガン。
- 試作型ヴェスバー(V.S.B.R.)
- 背部増設パック部に左右一対2基装備。後にF91に引き継がれる装備。グリップ部が使用時に手の位置に合わせてスライド移動する様になっている。
- ジェネレーターから直接エネルギー供給を得て高速で貫通力の強いビームから、低速で破壊力の強いビームを撃ち分ける事が出来る。
- 非使用時はAMBAC肢ユニットとして機能する。
- ビーム・シールド
- 左腕部ハードポイントに1基装備。また自力での故障時の対応の為予備の発生器が右腰のハードポイントに1基装備されている。
- 高出力ジェネレーターの搭載によって使用が可能となった試作装備であり、ビーム・サーベルと同タイプのビームをシールド状に形成し防御を行う。ただし、Vタイプでも機体の状態によってはシールドビームを均一に張る事が出来ない事がある。
対決・名場面
関連機体
商品情報
リンク
脚注
- ↑ F90本体のニューロコンピュータ自体ただでさえ熱に弱い