「RFグロムリンII」の版間の差分
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:VOLUME16で本艦に関する設定が解説された。ベース機であるグロムリンIIの解説も併記されており、その夢想的なプランを現実的にダウンサイジングしたものとされている。 | :VOLUME16で本艦に関する設定が解説された。ベース機であるグロムリンIIの解説も併記されており、その夢想的なプランを現実的にダウンサイジングしたものとされている。 | ||
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:ハイパー・メガ粒子砲の左右に計2門搭載された拡散型ビーム砲。 | :ハイパー・メガ粒子砲の左右に計2門搭載された拡散型ビーム砲。 |
2024年3月30日 (土) 21:08時点における最新版
RFグロムリンII | |
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外国語表記 | RF GROMLIN II |
登場作品 | 機動戦士ガンダムF90FF |
スペック | |
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分類 | 艦船級モビルアーマー (モビル・シップ) |
型式番号 | OMA-05-2RFN |
全長 | 199.7m |
全備重量 | 45,200t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 59,490kw |
スラスター総推力 | 3,230,200kg |
所属 | レガシィ |
母艦 | グワダン級グワジャル |
艦長 | ライン・ドラグン |
概要編集
ネオ・ジオン残党レガシィの開発したモビル・シップ。一年戦争における重モビルアーマーの衝撃は、連邦軍に対抗兵器を誕生させるに至ったのはもちろん、ジオン側でもさらなる発展が促された事は言うまでもなく、その一つがモビル・シップ、あるいはモビル・クルーザーと呼ばれる重モビルアーマー群であった。これらの機体はいずれも未完成、あるいはペーパープランに終わっているが、レガシィはアクシズ時代のグロムリンIIの基礎設計をベースに本艦を建造・運用するに至っている。
グロムリンIIはアクシズの技術レベル・保有資源で建造出来るようなものではなかったが、RFグロムリンIIはこの夢想的なプランを現実的にダウンサイジングしたものと言える。
両舷に大型のIフィールド発生装置及びビーム・バリアーを搭載した、全長200メートルに近い双胴艦であり、ブリッジは脱出ポッドを兼ねる。頭部及び艦橋ユニットには火星独立ジオン軍の影響が見られるほか、アビオニクスや艤装品には可能な限り連邦系艦船との共通規格が用いられている。
特筆すべきは本艦の高い電子戦能力で、有線接合によって地球圏のほぼあらゆるコンピュータに侵入・制圧するだけの能力を有していたと推定されている。無論、これだけの機能を少人数で統括する事は不可能に近く、バイオコンピューターとそれに接続されたニュータイプ・チャンバーが用いられていた。これは、ニュータイプをバイオコンピューターに組み込む事でサイコミュを介し、モビル・シップの機能を制御させようと試みたものであり、同様の発想はシャンブロにも見られたが、バイオコンピューターの積極的活用という点に、レガシィの出資者であったロナ家、特にカロッゾ・ロナの独創性が見られた[1]。
この規模の艦体に戦艦級の兵装を詰め込んだ結果、稼働時間・航続距離は短いものとなっており、母艦であるグワダン級グワジャルとの連携なくして運用出来ない兵器となっていた。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 初登場作品。第37話よりレガシィの決戦兵器として登場し、トリムールティの制御系奪取のために運用された。当初はトリムールティの防衛部隊を圧倒し、トリムールティの発射まであと僅かのところまで持ち込むも、エグムを退けたファステスト・フォーミュラの介入により形勢が逆転。火器類のほとんどを破壊された挙句、ニュータイプ・チャンバーごとマトリカ・ヴィカラを奪取される。万事休すとなりロナ家に一矢報いろうとトリムールティへの砲撃でハウゼリー・ロナの抹殺を試みるが間に合わず、艦橋をガンダムF90 PVスペシャルのヴェスバーで破壊され沈黙した。その後、残骸は鹵獲され回収作業が進められていたが、そこに大破したMSA-120が取り付いてハッキングし、融合炉を用いてトリムールティの暴走を誘発。ガンダムF90 (3号機)と交戦の末、MSA-120が破壊された事で再び沈黙した。そしてその残骸を今度はF90がトリムールティを崩壊させるために利用。トリムールティのシステムをハッキングし、施設共々大気圏へと突入した。
- 月刊モビルマシーン
- VOLUME16で本艦に関する設定が解説された。ベース機であるグロムリンIIの解説も併記されており、その夢想的なプランを現実的にダウンサイジングしたものとされている。
装備・機能編集
特殊機能編集
- バイオコンピューター
- ロナ家から提供されたサイコミュ系インターフェイス。ニュータイプをシステムに組み込み、艦全体の機能を制御させる。
後のラフレシア・プロジェクトのネオ・サイコミュと比較すると試験段階レベルのシステムとなっている。 - Iフィールド発生装置
- ミノフスキー粒子の性質を利用し、ビームを逸らすバリアーを発生させる。艦の両舷にビーム・バリアー発生装置とともに搭載されている。
武装・必殺攻撃編集
- ハイパー・メガ粒子砲
- 艦の中央部に搭載された大型のメガ粒子砲。砲のレイアウトは火星独立ジオン軍のビグ・ザムールに近い。
- 拡散メガ粒子砲
- ハイパー・メガ粒子砲の左右に計2門搭載された拡散型ビーム砲。
- 偏向メガ粒子砲
- 偏向型のメガ粒子砲。8門搭載。
- 隠蔽型メガ粒子砲塔
- 艦の各部に計40門搭載。発射時にハッチが展開し、収納されていた砲口が露出する。
- 120mm対空機関砲
- 対空防御用の機関砲。4門搭載。
- レール・カノン
- ローレンツ力によって弾体を加速させる電磁砲。2門搭載。
- チルド・ビット
- 両舷に搭載され、それ自体が無人MAとして機能する大型ビット。内部にはドラム・ファンネルとテンタクラー・ビットを搭載する。
- マイクロ・ミサイルランチャー
- 小型ミサイル発射管。艦の各部に多数搭載されている。
対決・名場面編集
関連機体編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ ただし、カロッゾの開発したネオ・サイコミュは強化人間を物理的にバイオ・コンピューターに結線するものであり、RFグロムリンIIのシステムは試験段階の原始的なものに過ぎないとも言えた。