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− | + | 機体に備わった3基のローターで上昇し、4基のジェットエンジンで推進するVTOL機で、左右のローターは上方に折り畳むことが可能となっている。コックピットにはパイロットとコ・パイロットの2名が搭乗し、コックピット後部の兵員室には12名搭乗可能。機体下部に備わった貨物区画は側面と下面が展開する。MSは2機搭載可能。下面の展開機構は主に[[ガンダム]]の空中換装に使用された。側面はモビルスーツの出撃の他、ミサイルを搭載し攻撃することが可能である。 | |
輸送機としての性能は[[ミデア]]に劣っていたが、[[ホワイトベース隊]]の運用データから汎用性とペイロード能力が評価され、量産化が決定し追加発注されている。 | 輸送機としての性能は[[ミデア]]に劣っていたが、[[ホワイトベース隊]]の運用データから汎用性とペイロード能力が評価され、量産化が決定し追加発注されている。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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;機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 | ;機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 | ||
:活躍はTV版と概ね同じ。ただ、TV版第28話で[[ズゴック]]を撃破したシーンが[[グラブロ]]を撃破するシーンへと変更されている。 | :活躍はTV版と概ね同じ。ただ、TV版第28話で[[ズゴック]]を撃破したシーンが[[グラブロ]]を撃破するシーンへと変更されている。 | ||
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] | ;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] | ||
:第7話に登場。墜落した[[アプサラスII]]の回収部隊として登場し、[[陸戦型ジム]]を出撃させようとしていたが、アプサラスの自爆に巻き込まれジムもろとも墜落している。『1st』の機体と比べて赤の部分が緑に塗装されているため、よりシンプルな印象を受ける。 | :第7話に登場。墜落した[[アプサラスII]]の回収部隊として登場し、[[陸戦型ジム]]を出撃させようとしていたが、アプサラスの自爆に巻き込まれジムもろとも墜落している。『1st』の機体と比べて赤の部分が緑に塗装されているため、よりシンプルな印象を受ける。 | ||
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:第3話に登場。[[FSS]]が調査する[[陸戦高機動型ザク]]を輸送した。 | :第3話に登場。[[FSS]]が調査する[[陸戦高機動型ザク]]を輸送した。 | ||
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;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | ||
:第7話にて[[サナリィ]]本社演習場での1コマに登場。 | :第7話にて[[サナリィ]]本社演習場での1コマに登場。 | ||
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+ | :コンテナの外壁にMSやミサイル等を固定して運搬・搭載する事が可能。コンテナは左右の外壁を側面に展開可能な他、コンテナ自体を下方へ向けて左右に割れる形で展開し搭載されている機体を投下する事も可能。『08』の登場機体などの場合、さらにMS用の固定具とベルトが設けられている。 | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
;大型ミサイル | ;大型ミサイル | ||
− | : | + | :貨物区画に最大6発搭載可能なミサイル。側面を展開しコックピットから操作する。コックピットから使用できない場合、貨物区画内から操作可能。 |
+ | ;対空機銃 | ||
+ | :ククルス・ドアンの島版にて機体上部にドーム状の銃座を1門搭載。砲手1名で運用する。 | ||
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+ | === その他 === | ||
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+ | :『ガンダムカードビルダー』にて量産型ガンペリー(08版ガンペリー)に実装されている武装。機首の下部に2門の機銃が設けられている。『08』作中の機体にもそれらしき物が確認できるが、設定も使用描写も無いため、ゲームオリジナルの武装かは不明。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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2024年3月11日 (月) 01:58時点における最新版
ガンペリー | |
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外国語表記 | Gunperry |
登場作品 | |
デザイナー |
|
スペック | |
---|---|
分類 | 輸送機 |
型式番号 | CB-X5 |
全長 | 34.0m |
全高 | 12.8m |
全幅 | 26.5m |
全備重量 | 185t |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ホワイトベース隊など |
主なパイロット |
概要編集
地球連邦軍の輸送機。V作戦の一環で開発された試作機で、同作戦のモビルスーツを支援する目的で開発された。
機体に備わった3基のローターで上昇し、4基のジェットエンジンで推進するVTOL機で、左右のローターは上方に折り畳むことが可能となっている。コックピットにはパイロットとコ・パイロットの2名が搭乗し、コックピット後部の兵員室には12名搭乗可能。機体下部に備わった貨物区画は側面と下面が展開する。MSは2機搭載可能。下面の展開機構は主にガンダムの空中換装に使用された。側面はモビルスーツの出撃の他、ミサイルを搭載し攻撃することが可能である。
輸送機としての性能はミデアに劣っていたが、ホワイトベース隊の運用データから汎用性とペイロード能力が評価され、量産化が決定し追加発注されている。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。第8話から登場し、普段はホワイトベースの第3格納庫に搭載されている。セント・アンジェではジオンの包囲網を突破と民間人のホワイトベース下船の為の要として運用され、ガンダムの空中換装訓練にも使用された。大西洋ではミサイルを搭載し、ズゴックを撃墜する活躍を見せたが……。
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
- 活躍はTV版と概ね同じ。ただ、TV版第28話でズゴックを撃破したシーンがグラブロを撃破するシーンへと変更されている。
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 第7話に登場。墜落したアプサラスIIの回収部隊として登場し、陸戦型ジムを出撃させようとしていたが、アプサラスの自爆に巻き込まれジムもろとも墜落している。『1st』の機体と比べて赤の部分が緑に塗装されているため、よりシンプルな印象を受ける。
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
- イーグル・ロックの搭乗機が登場。
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- 第3話に登場。FSSが調査する陸戦高機動型ザクを輸送した。
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト
- スパルタンに搭載されている。
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- 第26話(最終回)の最終決戦にてマツムラがコアガンダムII用の各種アーマーを運搬する際に本機のガンプラを使用。アルスアースリィガンダムの攻撃からコアガンダムIIを庇って不時着したため運搬に失敗したかに見えたが、ヒロトはエクストラリミテッドチェンジを実行に移し、貨物区画から直接アーマーを射出。各種アーマーとドッキングし形勢を逆転する事に成功した。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 第7話にてサナリィ本社演習場での1コマに登場。
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
- 冒頭でアレグランサ島の残置諜者掃討にジム2機を輸送した機体が登場したが、ジム共々ククルス・ドアンによって破壊される。また、ジョブ・ジョンの操縦でホワイトベース所属の機体が島へ訪れる為の足として使用された。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 運搬機能
- コンテナの外壁にMSやミサイル等を固定して運搬・搭載する事が可能。コンテナは左右の外壁を側面に展開可能な他、コンテナ自体を下方へ向けて左右に割れる形で展開し搭載されている機体を投下する事も可能。『08』の登場機体などの場合、さらにMS用の固定具とベルトが設けられている。
武装・必殺攻撃編集
- 大型ミサイル
- 貨物区画に最大6発搭載可能なミサイル。側面を展開しコックピットから操作する。コックピットから使用できない場合、貨物区画内から操作可能。
- 対空機銃
- ククルス・ドアンの島版にて機体上部にドーム状の銃座を1門搭載。砲手1名で運用する。
その他 編集
- 機銃
- 『ガンダムカードビルダー』にて量産型ガンペリー(08版ガンペリー)に実装されている武装。機首の下部に2門の機銃が設けられている。『08』作中の機体にもそれらしき物が確認できるが、設定も使用描写も無いため、ゲームオリジナルの武装かは不明。
対決・名場面編集
機動戦士ガンダム 編集
- ガンペリー初登場
- 第8話より。ジオンの攻撃を避けるべくグレートキャニオンを低空飛行していたホワイトベースだったが、避難民が一斉に下船を要求。下船に時間を掛ければ敵に待ち伏せの時間を与えてしまう。そこでブライトが着目したのがガンペリーだった。まずガンペリーに被弾箇所を装った細工を施し、一時休戦を申し入れた後、避難民を乗せて不時着させる。そして敵が避難民の下船を確認し帰投したタイミングで収容していたガンダムを出撃させ、待ち伏せ部隊を後方から攻撃する。作戦は見事成功し、待ち伏せ部隊を全滅に追いやった。
- ミハルの最期
- 第28話より。ホワイトベースがマッドアングラー隊の攻撃に晒される中、スパイとして潜入していたミハルは自身の行動に責任を感じ、罪滅ぼしのためカイと共にガンペリーに搭乗。しかし敵の攻撃が被弾した影響でミサイルが発射できなくなってしまう。カタパルト脇で発射操作ができる事を知ったミハルは単身、向かい風が荒れ狂うカタパルトへと向かい、向かってきた敵へ向けてミサイルを発射する。しかし、ミサイルの噴射炎は間近にいる生身の人間を吹き飛ばすのには十分すぎた。吹き飛ばされたミハルの身体は力なく大西洋へと落ちていった……
『1st』を代表する悲劇的なシーンであり、カイを人間的に大きく成長させる切欠となったシーンである。