ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)
ヤクト・ドーガ (袖付き仕様) | |
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外国語表記 | Jagd Doga (The Sleeves) |
登場作品 | |
デザイナー | 玄馬宣彦 |
スペック | |
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分類 | ニュータイプ専用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | MSN-03 |
頭頂高 | 21.0m |
本体重量 | 28.6t |
全備重量 | 65.2t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 3,340kW |
スラスター総推力 | 76,000kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 20,500m |
原型機 | ヤクト・ドーガ |
改修 | ネオ・ジオン残党「袖付き」 |
所属組織 | ネオ・ジオン残党「袖付き」 |
所属部隊 | フロンタル親衛隊 |
主なパイロット | ゼクスト・アーデ |
概要編集
袖付きが新生ネオ・ジオン軍で運用されていたヤクト・ドーガを修復・改修した機体。機体カラーはイエロー系に変更され、胸部に袖付きのマーク、手首部にエングレービングが施されている。
ベースとなったヤクト・ドーガは第二次ネオ・ジオン抗争で損傷したクェス機で、クェスがα・アジールへと機種転換したため乗り手不在となり、修復されずにそのまま放置されていた。その機体はそのまま袖付きの手に渡ることとなり、応急処置的な修理が施され、戦線に投入されることとなった。
試作機であるために予備パーツが十分に確保されていなかったため、かつての戦闘で破壊された右腕部は同フレーム規格のギラ・ドーガから流用補修されており、左右非対称の機体となっている。戦闘で失われたファンネルも補充されておらず、本来は6基装備可能だが本仕様では左肩部に2基のみ装備している。また武装もギラ・ドーガのビーム・マシンガンで代用されている。バックパックもギラ・ドーガもしくはギラ・ズール (親衛隊仕様)系の規格品へと変更されているが、これは供給面の都合を考慮したためである。
スペックは多少低下しているものの袖付きにとっては貴重なニュータイプ専用機であり、サイコフレームと大出力ジェネレーターの搭載により依然として高い戦闘力を誇る機体である。なお完全修復されなかったのは、袖付きが新しいニュータイプ専用機にリソースを投入していたためとされる。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムUC (OVA版)
- 初登場作品。episode 7に登場。部隊の先陣を切り、スタークジェガンにオールレンジ攻撃を仕掛けている。
- 機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- 最終話にゼクスト・アーデの機体として登場。ビランチャのシュツルム・ガルス、レッダーのドライセンと共に最終決戦に出撃している。その後レッダーからビランチャとジューリが合流したことを報告しており、無事に生き延びたとされる。
- 機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り
- ネオ・ジオングのハルユニットをフル・フロンタルの下へ運んでいた際に起きた戦闘で、本機をコアとしてハルユニットと合体させている。
- 機動戦士ガンダムUC バンデシネ
- 最終決戦で登場し、ネェル・アーガマに特攻を仕掛けたが、ガランシェール隊のギラ・ズールに阻止された。
装備・機能編集
特殊機能編集
- サイコフレーム
- 本機に採用された特殊構造材。サイコミュと同程度の性能を持つサイコチップが金属粒子レベルのサイズで封入されていて、サイコミュシステムの小型化や機体の追従性の向上等といった恩恵を得る事が可能となる。
武装・必殺攻撃編集
- ビーム・マシンガン
- 指揮官機用ギラ・ドーガと同型のビーム・マシンガン。ツートンカラーの配色に変更されている。
- ヒート・ナイフ付きビーム・サーベル
- 左腰部に収納されている接近戦用の武装。ヒート・ナイフは取り外すことが可能。
- ファンネル・ポート・シールド
- 左肩部に装着されている小型シールド。本来であればファンネルを3基まで装備可能。
- ミサイル
- シールド裏側に3発装備されているミサイル。
- ファンネル
- シールド表面に2基装備されている円筒形の無線式誘導兵器。搭載数の減少により元のようなオールレンジ攻撃は困難となっている。元々は回収や再使用を想定していない武装であるが、本機は予備がないためか使用後に回収している。『バンデシネ』に登場した機体は3基装備している。
- シールド
- 腕部に装備されるメガ粒子砲が3門内蔵されている専用シールド。『バンデシネ』に登場した機体のみ装備した。