ジーライン
ジーライン | |
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外国語表記 | G Line |
登場作品 | |
デザイナー | カトキハジメ |
スペック | |
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分類 | 汎用試作型モビルスーツ |
型式番号 | RX-81 |
頭頂高 | 19.2m[1] |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,580kW |
スラスター総推力 | 71,800kg |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属 | 地球連邦軍 |
概要編集
ガンダムの完全量産を目指し[2]、一年戦争末期に開発された地球連邦軍の試作型モビルスーツ。
初期の設計プランでは主に格闘戦性能の向上が要求され、機動性はガンダムにニュータイプが搭乗した際のスペックを目標とし、同時に携行火器も強化するといった趣旨のものであり、ガンダムでさえ不完全であった問題点も解決しつつ、「1機のMSに戦艦以上の火力を持たせる」というコンセプトの元に開発計画が企画された。しかし、計画案にはっきりとした修正箇所等の指示はなく、外見やスペック、運用面に関する記録も残されておらず、どの程度研究が進められていたかは不明。
終戦後、上記の初期プランは白紙に戻され、FSWS計画のコンセプトを継承し、部品互換性の向上や、状況に応じた装甲・武装の換装による状況対応能力を盛り込んだ設計となったが、軍縮の煽りを受けて試作機が少数生産された時点で開発は中断されている。
ジーラインは素体状態となる「基本フレーム」に、「スタンダード」「ライト」「アサルト」等、コンセプトに合わせた各種アーマーを装備し、更にそれぞれのアーマーに合わせた専用の追加バックパックにオプションを装備する事で様々な作戦に対応する。
基本フレームの状態でも一応の戦闘は可能であり、防御力に難があるがジム系統の機体と比べて高い戦闘力を発揮した。また、基本フレームのバックパックも、宇宙用と地上用の二種が用意されている。
登場作品と操縦者編集
- MSV
- 文字設定のみ登場。開発計画の経緯や要求性能に関する記述が旧キット「1/144 ガンダムフルアーマータイプ」のインストなどに見られる。
- M-MSV
- 出典元。この時点では機体名に型式番号の「RX-81」がそのまま使われており、大河原邦男氏によりオプション装備形態であるRX-81 スタンダードとRX-81 ライトアーマーの2機種がデザインされた。一年戦争の機体らしかぬ斬新な外見が特徴となっている。なお、素体については文字設定のみ。これ以外にもフルアーマー、突撃型[3]が文字設定として存在している。
- 機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)
- カトキハジメ氏により上記2機種がリデザインされ、機体名称も新たに「ジーライン」と設定された(ゲーム中は「RX-81」表記)。基本フレーム及びアサルトタイプは本作品で設定されている。ベルファスト工業地帯の外れにあるMS格納庫に死蔵されていたが、ゴドウィンがファントムスイープ隊に配備するよう上層部に手配。ステージ7からライトアーマーとスタンダードが使用可能となるが、素体である本機については連邦編クリア後の特典となっている。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- フル装備形態であるフルカスタムが新たに設定された。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 換装
- 機体各部のパーツを換装可能。
- 頭部シールド
- M-MSV版にのみ搭載。フェイスガードを上げる事でメインカメラを覆う。
- 頭部バイザー
- リデザイン版に搭載。額のバイザーを下ろす事によってメインカメラを覆う。
武装・必殺攻撃編集
- 60mmバルカン砲
- 頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。M-MSV版では唯一の固定武装となる。
- ビーム・サーベル
- バックパックに2基装備されている近接武装。リデザイン版で新たに設定された。
対決・名場面編集
関連機体編集
装備バリエーション 編集
- ジーライン スタンダードアーマー
- バランスに優れた標準装備。
- ジーライン ライトアーマー
- 軽装化された高機動タイプ。
- ジーライン アサルトアーマー
- 近接戦闘に特化したタイプ。
- ジーライン フルカスタム
- 上記のタイプの装備を全て装備したタイプ。
系列機・派生機など 編集
- ガンダム
- この機体の完全量産化が本機のコンセプトとなっている。
- フルアーマーガンダム
- 本機とは別にガンダムの強化案として開発が進められていた機体。
その他 編集
- あばたーふみな
- 本機の追加装備をモチーフにしたアーマーパーツを装備している。
余談編集
- 『M-MSV』にてRX-81のデザインを担当した大河原邦男氏は「設定がF90に近いので似ないように各パーツを細分化しました」と語っている。また、同コーナーにて「RX-81はもう何種かあるのでお楽しみ」と予告しているものの、同氏による別オプション装備のデザイン化は実現せずに終わっており、新規バリエーションの展開はリファイン後に改めて行われた。