ファントムスイープ隊

ファントムスイープ隊(Phantom Sweep) 編集

PS3用ソフト『機動戦士ガンダム戦記』に登場する地球連邦軍の一部隊。

概要 編集

戦後、ジオン残党の掃討を目的に設立された遊撃特務部隊。

司令官はゴドウィン・ダレル准将。指揮官兼オペレーターはマオ・リャン少佐が務める。

部隊のエンブレムは髑髏。

一年戦争で勝利を収めた連邦軍だったものの、戦後、急速に軍縮を進めた結果、戦力不足に陥り、地球の各地に潜伏するジオン残党に対して後手に回ってしまった。その為、この局面を打開するべく、ゲリラ掃討を目的とする本部隊が結成されるに至った。

同隊は宇宙世紀0081年6月1日に実施された連邦軍のジオン残党掃討作戦「砂漠の風」作戦を初任務とし、作戦失敗後の本隊の撤退を支援。以降、隊員の戦死(負傷による離脱とも)やスパイの発覚といった事態に見舞われながらも、各方面で掃討任務に尽力した。また、その中でジオンの残党部隊「インビジブル・ナイツ」と度々交戦している。

ジオン残党による「水天の涙」作戦の情報を得てからは、これを阻止するべく宇宙へ上がり、月のマスドライバー基地を攻略。基地の防衛にあたっていたインビジブル・ナイツを撃破し、同作戦の阻止に成功している。

登場作品 編集

機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)
初登場作品。
コミカライズ作品『機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-』では、原作ゲームで戦死したメンバーが生き残っている。

部隊員 編集

ゴドウィン・ダレル
司令官。本部隊を設立した。堅物で融通が利かない人物ではあるが、影ながら最新鋭機の根回しを行うなど、情け深い面も持ち合わせる。
マオ・リャン
指揮官兼オペレーター。漫画版ではユーグと元恋人の関係にある。
ユーグ・クーロ
部隊長。一年戦争時に大勢の部下を死なせてしまったことから、部下を1人も死なせない事を行動原理としている。
ヒュー・カーター
隊員。以前所属していた部隊で無能な上官に反発した事が原因で、本部隊に転属させられた。
シェリー・アリスン
隊員。オーガスタ基地でテストパイロットを務めていたが、人手不足から本部隊に配属される。
ロブ・ハートレイ
補充兵。出世欲の無い晩年中尉。
カマル・クマル
補充兵。所属部隊が壊滅寸前だった所を本部隊に助けられ、所属部隊の解散と共に配属される。
ハイメ・カルモナ
補充兵。危険手当を目的に転属してきた。
ボブ・ロック
整備士。かつて『コロニーの落ちた地で…』でホワイト・ディンゴの整備長を務めていた人物。
アニー・ブレビッグ
サラブレッド所属の整備士。『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』でガンダム4号機5号機の整備を務めた経験から、引き続きガンダムの整備を担当する。
スチュアート
サラブレッド艦長。漫画版にのみ登場。かつて『ポケットの中の戦争』でG4実験部隊の指揮官を務めていた人物。

保有戦力 編集

ジム・コマンド
部隊の主力機。シールドに部隊のパーソナルマークが描かれている。
ジーラインライトアーマースタンダードアーマーアサルトアーマー
ゴドウィンの手回しにより、途中から配備される。
ガンダム7号機フルアーマーガンダム7号機重装フルアーマーガンダム
宇宙に上がる際に配備される。隊長であるユーグがパイロットを務める。
ジム・ストライカー
漫画版でのロブの初期搭乗機。
ジム
漫画版でのカマルの初期搭乗機。
ジム・スナイパーカスタム
漫画版でのハイメの初期搭乗機。
ジム・コマンド宇宙戦仕様
漫画版で宇宙に上がってからのカマルとハイメの搭乗機。
74式ホバートラック
漫画版でマオが搭乗。
ミデア
地上での移動手段。
サラブレッド
宇宙に上がってからの母艦。

関連用語 編集

地球連邦軍
所属組織。
水天の涙
ジオン残党による同作戦の阻止にあたった。
インビジブル・ナイツ
水天の涙を巡る戦いで度々、相対するジオンの部隊。敵ではあるが、本部隊のある人物と浅からぬ関係にある。

リンク 編集