ガルマ・ザビ(Garma Zabi)
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 声優:
- 種族・性別:スペースノイド・男
- 生年月日:
- 年齢:--歳
- 身長:---cm
- 体重:---kg
- 血液型:
- 所属:ジオン公国軍
- 階級:大佐
- 役職・称号など:地球方面軍司令官
- 主な搭乗機:ガルマ専用ドップ、ガルマ専用ザクII
- キャラクターデザイン:
デギン・ソド・ザビの末子。ザビ家の御曹司であり、士官学校首席という能力、また美男子ということもあってジオン国民の間で人気が高い。
一年戦争ではジオン軍地球方面軍司令官として北米に進駐。しかしその権限は北米方面軍に限られていた。
ホワイトベースとガンダムを追って降下してきたシャアを歓待する。しかし戦時下で大規模なパーティを催す、ニューヤーク市長の娘と恋仲になるなど、危機感のなさが表面化。戦果を焦るあまりシャアの策謀にかかってホワイトベースに背後を向けることになり、戦死。その死は兄ギレンによって政治的に利用された。
人柄は良くも悪くもボンボン。優れた兄・姉をもつ末っ子として育ったためか軍人としての緊張感がなく、実務よりも宣伝向きであった。逆に軍人特有の厳しい雰囲気を持たず、社交的な性格もあって政財界からは好意的に受け止められていたようだ。裏表がなく、他人を疑うことを知らなかったためにシャアに裏切られて命を落とすことになったのは、あまりにも不幸。
士官としての能力は明らかではないが、軍士官学校でトップの成績(シャアと双璧で、最終試験の際にシャアが突如上官に反抗的な態度をとり、減点を被るという敵失の結果ではあるが)で卒業、前線では指揮官として責任のある立場だったことを考えれば、それなりの能力は備えていたと考えられる。彼の失敗はシャアのもたらした誤った情報を鵜呑みにしてしまったからである。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム
- ジオン軍の地球方面軍司令官。大佐。
人間関係
- デギン・ソド・ザビ
- 父親。
- ギレン・ザビ
- サスロ・ザビ
- デギンの次男。一年戦争時には死亡していたため、アニメ版には登場しない。小説およびスピンオフ作品にのみ登場し、政治的手腕が非常に優れていたとされる。容姿はデギンとよく似ている。
- ドズル・ザビ
- 最も親しい兄。一説には妾腹の子とされ、デギンからはかなり冷遇されていたらしい。そのためかガルマを溺愛し、たとえお飾りであっても前線に送ることに難色を示すなど、容姿からは想像もできないほど大事にしていた。なお、兄弟だがあまりにも似ていないのはドズルが父親似、ガルマが母親似なのだろうか。
- キシリア・ザビ
- デギンの長女。女傑である彼女もガルマには(他人と比べると)よき姉であったようだ。あまりに緊張感がないためか、時折注意を促すような言葉もあった。
- シャア・アズナブル
- 士官学校時代の同期。ガルマは死の直前まで彼を親友だと思っていた。
- イセリナ・エッシェンバッハ
名台詞
- 「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いかい?」/「笑うなよ…兵が見ている」
- 第6話「ガルマ出撃す」冒頭、シャアとの談笑で。華々しい戦火のない彼にとっては、指令として、ザビ家の男として大きな「手柄」を立てるチャンス。姉、キシリア・ザビは女性の身でありながらザビ家の女傑。男として一人前であるところを見せたい……そんな本音を見せられるのも、「親友」のシャアだからこそ。後半は、そんなナイーブな(悪く言えば子供じみた)本音を聞かされたシャアが珍しく声を上げて笑ったのを受けて。
- 「謀ったな、シャア…謀ったな!」
- 窮地に追い詰められ、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
- 「私とてザビ家の男、無駄死にはせん!!」「ジオン公国に、栄光あれぇぇぇぇッ!!」
- 優しく軍人向きの性格ではないガルマだったが、最期の最後で兄達にも劣らない雄々しい姿見せつけて散った。その後、ガルマの死をめぐってザビ家が内輪もめへと発展・崩壊していったところを見るに、この出来事がジオン公国にとって大きなターニング・ポイントであったことは間違いない。