ジャミトフ・ハイマン
ジャミトフ・ハイマン | |
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外国語表記 | Jamitov Hymem |
登場作品 | |
声優 |
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デザイナー |
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プロフィール | |
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種族 | 地球人 (アースノイド) |
性別 | 男性 |
年齢 | 不明 (老年) |
没年月日 | 宇宙世紀0088年1月25日 (暗殺) |
所属 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ティターンズ |
階級 |
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主な搭乗機 | ドゴス・ギア |
概要 編集
ティターンズの最高司令官。元は地球連邦軍の財務部門を管理する高官であったが、デラーズ紛争終結後、地球至上主義者を纏め上げジオン残党狩りと地球圏の治安維持を名目にティターンズを結成した。
生粋のアースノイドかつ連邦軍の高官であるが、腹心であるバスク・オムのようにスペースノイドに対する憎悪や侮蔑を原動力としておらず、むしろ地球環境を汚染し続ける人類と、それを黙認する連邦の腐敗した体制を嫌っていた。その最終目的は戦争によって地球経済を困窮させてアースノイドを間引きし、地球上の人類を全て宇宙へ移住させ、地球環境を改善させる事にあった[1]。ニュータイプに対しても、「人類を脅かすミュータント」という認識を抱く一方で、独自の解釈でその概念を捉えており、オールドタイプであっても意識の持ち方次第で(本来の意味での)ニュータイプになり得るという考えを持っていた。
地球環境再生の一環として戦争を利用し、時として大量虐殺も厭わないという意味ではどちらかと言えばギレン・ザビに共感するものがある[2]。また、手段こそ異なれど、地球環境の保護と改善を促すという意味では政敵であるブレックス・フォーラやクワトロ・バジーナと目的を同じとしていた。
しかし、バスク・オムやジャマイカン・ダニンガンには彼の真意は伝わっておらず[3]、彼らの横暴な振る舞いによってティターンズを取り巻く民衆の感情は悪化[4]。更にはブレックス・フォーラがエゥーゴを立ち上げた事により、グリプス戦役が勃発。ジャミトフは覇権獲得の為の政治工作を繰り広げ、同時に部隊を私物化するバスクに対する牽制の為にパプテマス・シロッコを登用する等の布石を打っていたが、ダカール演説でティターンズの横暴が明かされた事で支持基盤を失い、最終的にシロッコの裏切りによって謀殺された。
登場作品と役柄編集
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。バスクやシロッコのように前線に出る事は無く、物語の黒幕として政争に徹しており、裏方としての印象が強い。彼の真意は作中で語られる事はなかったが、そのバックボーンは小説版で語られている。
- 機動戦士Ζガンダム (小説版)
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- ジーン・コリニーの部下として登場。コリニーがシーマ艦隊と内通していた事を糾弾するジョン・コーウェンに対して静かに銃を向けた。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 概ねTV版と同様の展開をなぞるが、バスクの過激な行動に苦言を呈する場面も描かれており、大量虐殺の汚名を被る事を危惧する一面も見られる。
人間関係編集
ティターンズ編集
- バスク・オム
- 腹心。ティターンズのNo.2だが、バスクの行き過ぎた行動に苦言を呈する事もあった。
- パプテマス・シロッコ
- バスクの増長に対し、牽制を目的としてティターンズに登用した。しかし最終的にジャミトフを利用する形で裏切り、彼により引導を渡された。
- ジェリド・メサ
- 部下。ハマーンとの会談の際には彼に護衛役を任せた。
- フォウ・ムラサメ
- ムラサメ研究所の強化人間。キリマンジャロ基地で彼女の調整に立ち会う。
地球連邦軍編集
- ジーン・コリニー
- 地球連邦軍大将。ティターンズ結成以前の上官。
- ジョン・コーウェン
- ガンダム開発計画の責任者。同じくコリニー傘下の将校だが、政治的に対立しており、デラーズ紛争を利用して彼を失脚させた。
エゥーゴ編集
アクシズ編集
- ハマーン・カーン
- 政敵。グリプス戦役中に二度彼女と会談を行っているが、いずれも物別れに終わっており、最初の会談では青酸ガスによって暗殺されかけた。
名台詞編集
搭乗機体・関連機体編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ ただし、その思想はスペースノイドの間で語られるエレズムとは異なり、スペースノイドへの反感から端を発した物でもある。
- ↑ ただし、自身の都合の良い世界構築のために意図して大量殺戮を敢行したギレンとは違い、「大量殺戮者の汚名は着たくはない」と劇場版で呟いている事から目的達成のための必要な犠牲として割り切っていたと思われる。
- ↑ あるいは意図して伝えていない。地球至上主義者の急先鋒である彼らがジャミトフの真意を知れば、離反・反逆する可能性が高い。
- ↑ ジャミトフはティターンズの首魁ではあるものの、30バンチ事件やグラナダへのコロニー落としなど、政治的な批判を受けるであろう作戦行動には難色を示している。