アレハンドロ・コーナー
アレハンドロ・コーナー | |
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外国語表記 | Alejandro Corner |
登場作品 | |
声優 | 松本保典 |
デザイナー | 高河ゆん |
プロフィール | |
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種族 | 人間 |
性別 | 男 |
生年月日 | 西暦2273年 |
年齢 | 36歳 |
没年月日 | 西暦2308年 |
身長 | 188cm |
好きな物 | 金色 |
職業 |
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所属組織 | ユニオン ⇒ 国連大使兼ソレスタルビーイング監視者 |
主な搭乗機 |
概要編集
ソレスタルビーイングの創設に関わってきたコーナー家一族の現当主。表向きは国連大使の顔を持ち、裏ではソレスタルビーイングの支援者であり、監視者。かつてユニオン軍に所属していた時期もあった。
ソレスタルビーイングが武力介入を続けていく裏で監視者としての任務を逸脱し、自らが力を握るべく活動を始める。チームトリニティの創設、ユニオン・人類革新連盟・AEUにソレスタルビーイングが保有する技術やモビルスーツを提供して国連軍の結成に導き、リボンズの手引きでヴェーダをも手中に収めた。そして、その力でソレスタルビーイングと国連を手中に収めるべく画策。国連軍のソレスタルビーイング総攻撃の際には自らも専用モビルアーマーのアルヴァトーレで参戦するが、刹那のガンダムエクシアに敗れた。その死に際にリボンズから、自分自身が彼に利用されていたこと、世界をどうこうできるような度量がないことを告げられ、激昂のうちに機体の爆発に巻き込まれ死亡した。
彼曰く、イオリア・シュヘンベルグの計画を「変更」したと放言しているが、実際はイオリアの表向きの計画を気持ち加速させただけに過ぎない。しかもイオリアはそうした計画変更による「ガンダム対ガンダム」さえも予見しており、切り札のトランザムシステムを仕込んで置くなど役者の差を見せつける結果となった。イオリアの真の計画を知っているリボンズからは、全く的外れな解釈でイオリアの計画を手中の収めたと誤解し、世界すらも望む彼の姿を「道化」と嘲笑されるに至る。
ファンからはその立場から「大使」、または下記の事を踏まえた「黄金大使」と呼ばれる事が多い。
なお、かなりの金色好きであり、所有している拳銃のカラーリングに施している。また、搭乗機であるアルヴァトーレのカラーリングやGN粒子や粒子ビームの色を真っ金に染めてしまうほど (ビームコーディングの為、金色に施した説もある)。一時期行動を共にしていたリボンズはそんな彼の所為で黄金に飽きたと言っていた。
登場作品と役柄編集
- 機動戦士ガンダム00
- 初出作品。1stシーズンにおける黒幕的存在であり、ソレスタルビーイングが活動する裏で己の野望の為に暗躍していた。最終的にラストボス格の敵として刹那達の前に立ち塞がったが、刹那との死闘の末に敗北。リボンズが真の黒幕としての本性を現した事によりかませ犬としての立ち位置まで成り下がってしまった上、直後のグラハムの登場によって前座扱いとなる憂き目を見た。
- 機動戦士ガンダム00P
- 金色好きであるとの設定が明確に描かれた。
- 機動戦士ガンダム00V
- Vol.007にて登場。スローネヴァラヌスのテストと性能評価のため、デボラ・ガリエナとロベール・スペイシーに参加を依頼した。その後、口封じのために抹殺しようとするも、戦後にアレハンドロを戦犯として晒しあげようと目論んだリボンズが彼女らを生き証人とするべく逃したため失敗した。
- 機動戦士ガンダム00N
- 第8回にてかつてユニオン軍に在籍していた事が明かされている。ガンダムマイスターに選ばれる程ではなかったとはいえ、高い操縦技術を持っていたらしい。
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- 劇中劇の映画「ソレスタルビーイング」において、本人ではなくアレハンドロ役の俳優が登場。史実とは異なりアロウズの首魁という扱いになっており、アロウズによる悪行がコーナー家によるものとして扱われている。ちなみに担当声優はアレハンドロ本人同様、松本氏である。
人間関係編集
ソレスタルビーイング / CB関係者編集
- リボンズ・アルマーク
- 協力者。腹心だと思っていたが本当は一方的に利用されていただけである。
- イオリア・シュヘンベルグ
- 組織的には上司になるようだが、彼の一族は昔からイオリアを敵視していたようだ。
- ヨハン・トリニティ / ミハエル・トリニティ / ネーナ・トリニティ
- 計画加速のために独自に生み出した捨て駒。
- 刹那・F・セイエイ
- 彼を「ガンダムの性能に頼っている」「未熟なパイロット」と評していた。後に対決する。
- 王留美
- クレーエ・リヒカイト
- かつてアレハンドロに協力していた元監視者。彼の依頼を受けトリニティ兄妹の製作を行った。
その他 編集
- アリー・アル・サーシェス
- マリナ・イスマイール
- 己の思惑の関係でアザディスタンを援助した。
名台詞編集
1stシーズン編集
- 「私は『監視者』であって実行者ではない。私に出来るのは、彼らを見つめ続ける事 例えそれが、滅びの道だとしても…」
- 付き人のフリをしていた頃のリボンズに、「よいのですか?このままにしておいて」と聞かれたときの台詞。この頃のアレハンドロは、表向きは監視者としての使命を果たそうとしていたようではあるが、これはどちらかと言うと(いずれアレハンドロの計画変更によって)滅び行く役割を負わされたソレスタルビーイングのメンバーに対する皮肉と思われる。
- 「リボンズ……君はまさしく、私のエンジェルだ」
- 大仰な言い回しでリボンズを称える。その表現は賞賛というよりは口説き文句。リボンズは無性体のため問題はないのだろうが、アレハンドロは同性愛者ではないか?という疑いが持ち上がったという。奇しくもラッセ・アイオンも同時期に同様の疑惑を向けられていた。
- 「世界を変えるのはこの私!アレハンドロ・コーナーだ!」
- 「そうさ!主役はこの、アレハンドロ・コーナーだ!」
- 「リボンズゥゥゥゥゥッ!!」
- 最期の台詞。完全にリボンズの掌で踊っていた事に対する憎悪の叫びだが、この台詞と共にリボンズが映っているモニターをぶん殴った瞬間にアルヴァアロンが爆発してしまったため、パンチ一発でモビルスーツを破壊した、自爆スイッチを押したなどとネタにされる事も。
- イノベイターである彼を見つけ出し、保護したのは私だ。
彼の能力に気づき、ヴェーダを掌握させたのも私。
彼の細胞を調べ、トリニティたちを作らせたのも私。
(中略)
全て、全てっ!
それが。違うというのか!?
私は私の計画を自ら選んでいたのではなく、リボンズに選ばされていたというのか!? - 小説版におけるリボンズに裏切られた直後の独白。中略した部分では、メメントモリの建造計画を着手していた事も語られる。また、トリニティの製作については後に『00I』にてアレハンドロの依頼を受けたクレーエによって行われた事が明かされている。
迷台詞編集
劇場版編集
- 「フッハッハッハッ…!反政府勢力カタロンなど、我々の敵ではない!」
「フッハッハッハッ…!そうとも!世界はアロウズによって統治され、初めて恒久和平を得る事ができるのだぁ!」 - 劇中劇「ソレスタルビーイング」より、アルヴァトーレ(アルヴァアロン)似の機体でカタロンを蹂躙する際に。敵味方揃ってに妙に説明口調なのに加えて、機体共々コックピットで腕を組んでおり、高笑いしながら破壊の限りを尽くす姿はヒーローものの悪役そのもの。事実、映画でアレハンドロは「アロウズの首魁」という設定になっている。『00V』にてリボンズが戦争責任をアレハンドロに擦り付けようと行った策略も少なからず影響しているものと思われる。
- 「ソレスタルビーイング…!戦争根絶を掲げる私設武装組織か!しかし!貴様らの出番は無い!世界は我々アロウズによって統一されたぁ!」
- 直後に現れたダブルオーガンダムと対峙した際に。威勢は良かったものの、切り結びを解かれた直後にセラヴィーガンダムの放ったビームに機体を拘束された挙句、ダブルオーの投げた剣によって呆気なく止めを刺された。
搭乗機体・関連機体編集
余談編集
- 何の因果か、金色のMSに駆った彼の声はSDガンダム外伝における黄金の守護神「スペリオルドラゴン」やSDコマンド戦記に登場した金色のF91「キャプテンF91」と同じである。
- 1stシーズン終盤、何の脈絡もなくアルヴァトーレに乗って戦場に現れた事に対して、当時は元ユニオン軍パイロットの設定が明かされていなかった為、「なんでド素人のくせに戦場に出てきてんだ」と視聴者に突っ込まれ、刹那を度々素人呼ばわりした事に対しても突っ込まれていた。
- 同様に設定が反映されていないためか、ゲーム『GGENERATION』シリーズの内、「WARS」「WORLD」ではキャラクターアビリティとして「エリート」と「素人」の両方を併せ持っている。