『機動戦士ガンダム』第15話のサブタイトル及び、同話の主な舞台となる島。本稿では、後者について解説する。
ククルス・ドアンの島 (Cucuruz Doan's Island) 編集
ジオン軍の脱走兵、ククルス・ドアンが戦災孤児達とともに隠れ住む東南アジアの孤島[1]。島自体はそれほど広大ではなく、アムロが軽装(タンクトップとトランクス姿)で一周できてしまう程度。
島に外敵が迫った際、ドアンはザクIIを持ち出してジオン・連邦問わず撃退して来た。
登場作品 編集
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。第15話の主な舞台となり、短いながらもドアン達の生活の様子も描写された。後半でジオン軍のザクとルッグンの襲撃を受けるものの、ドアンのザクとアムロのガンダムの活躍により撃破され、島は再び平穏を取り戻している。なお、地球連邦軍の戦闘機、フライアローが唯一登場する貴重な回でもある。
- ガンダムビルドダイバーズ
- 第8話で開催されたベアッガイフェスにおいて、会場の1つとしてククルス・ドアンの島を模した浮き島が登場。ベアッガイクエスト(宝探しイベント)が開催され、ビルドダイバーズやアークエンジェルズなどのフォースが宝箱の争奪戦を繰り広げたが、途中、ブレイクデカールによる騒動も発生した。島にはフライアローの残骸が再現されている他、隠し場所に関するボーナスヒントとして『1st』第15話を題材にした問題が登場している。
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 ─ドアンのロラン─
- 「月刊ガンダムエース」2022年8月号に掲載されている同作に登場。ドアン達が島に漂着してから2週間後の宇宙世紀0079年8月27日が舞台となっており、ロランの回想で島に漂着するまでの経緯が描かれている。作中では避難民を乗せた船にドップが激突した拍子にロランら子供達が海へ転落し、救助のため飛び込んだドアンと共に島へと漂着。さらにロランの回想から約1ヵ月が経ち、その間にドアンがザクを入手し、『1st』第15話に繋がるという流れになっている。地球連邦軍とジオン軍の軍事境界線上にあり、度々上空で両軍の戦闘が発生していた。
- ゲーム作品
- アニメの単発エピソードに登場した島ではあるが、『連邦VSジオン』や『ガンダムオンライン』など一部のゲームでステージとして実装されている。島の大きさ・形状については作品によってマチマチである。
島民 編集
- ククルス・ドアン
- 孤児たちと共に島で生活を営む元ジオンの脱走兵。子供達の平穏を守るため、脱走後も戦い続けている。
- ロラン・チュアン
- 戦災孤児の1人。年下達の世話をしつつ、ドアンに献身的に接している。
- ククルス・ドアンの島の子供達 (タチ / クム / チヨ)
- 島に住む戦災孤児たち。
関連人物 編集
地形・施設 編集
戦力 編集
- ザクII (ドアン機)
- ドアンが島を守るために用いているザク。一切の武器を装備しておらず、投石や格闘術で戦っていた。『1st』作中でジオン軍を撃退した後、アムロによって海へと投棄された。
『ドアンのロラン』では上空で頻発する連邦軍とジオン軍の戦闘の中で海中に沈んだ機体を引き上げて使用していたという設定になっている。
関連用語 編集
リンク 編集
脚注編集
- ↑ 島の位置は作中で正確には設定されていない。関連書籍では五島列島の一つとも解説されている。また『ドアンのロラン』では台湾北東部から出航した船から投げ出されたロラン達が島へ流れ着く展開となっており、連邦軍とジオン軍の軍事境界線上に位置していると設定されている。