ネモ

2016年11月30日 (水) 00:00時点におけるLocomoto (トーク | 投稿記録)による版 (→‎関連機体)

MSA-003 ネモ(Nemo)

アナハイム・エレクトロニクス社エゥーゴと共同で開発した量産型モビルスーツ
当時の地球連邦軍の主力量産機であるジムIIとはまた別のジム系の発展機で、最新の技術を多数投入して造られた。またリック・ディアスの流れも汲むと共に事実上、百式の直系にも当たるとされている。
採用されたムーバブルフレームは一から設計し直されており、リック・ディアスや百式の生産データが使われている。これにより宇宙だけでなく寒冷地や熱帯地域といった局地ですら大した問題もなく運用できる程の優れた汎用性を得た。
また、脚部のフレームは場所を問わず高い機動力を発揮できるだけの性能を持たされた以外に地球降下作戦での運用も視野に入れられた結果、耐落下・衝撃性や柔軟性の高い構造となっている。
装甲材にはガンダリウム合金が採用されているが、これにはマラサイで確立されたガンダリウムγの量産化技術が使われている。それによって性能の高さと低コスト化を両立させた。
背部のバックパックや脚部スラスターはジム・スナイパーIIと同様の構造となっており、シンプルな外見ながら高い機動性を本機に与えている。一方、腕部のモジュール設計は百式のそれを踏襲しているが、高い耐久性を得つつ機体のポテンシャルを引き出す事が出来るようになっている。
用意された武装は多くが他の機体からの流用で、既存の武装(標準的な物のみ)も連邦・ジオン製に関係なく使用可能。
練度の低い新兵でも比較的簡単に操縦できるなど操作性も良好で、結果として本機はジムIIやハイザック以上の高性能かつ優秀な機体として完成。「グリプス戦役時に開発された機体の中で一番バランスに優れている」との評価を受けた。

ちなみに当時のエゥーゴはΖプロジェクトを推進していたせいで財政難に陥っていた(ジムIIの適正配備すらままならなかった程だという)が、アナハイムは自社の生産能力を維持すべく敢えて本機を生産したとされている。

エゥーゴは当初、マラサイを主力機とし、本機はその支援機として運用する予定であったが、そのマラサイはアナハイムとの政治的な取引でティターンズに譲渡される事になってしまった為、本機がエゥーゴの主力機として運用されたという経緯がある。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
主なパイロットはカツ・コバヤシファ・ユイリィロザミィ・バダムアーガマを始めとするエゥーゴの各部隊に主戦力として配備され、活躍した。
またジャブロー降下作戦で使われた機体はカラバに譲渡され、こちらでも主力機として運用された。
量産機の宿命か、劇中ではやられ役の印象があるが、ロザミア搭乗時は百式の攻撃を数度躱し、またΖガンダムに追従するといった実績も上げている。
機動戦士ガンダムΖΖ
ラビアンローズ内に頭部の無い本機の姿を確認できる。
機動戦士ガンダムUC
カラーリングが2種存在する。

装備・機能

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵。主に牽制や迎撃等に使用され、接近戦にも有効である。
ビームライフル
本機の主兵装。ジムIIと同じ物でビームスプレーガンと同じ生産ラインを流用しているが、ネモのエネルギーサプライドライバー等に改良が加えられた事もあってこちらの方が効率的に運用出来る。この時期の主流であるエネルギーパック方式ではなく、旧式の本体供給方式なので継戦能力はあまり高くない。
ビームサーベル
リアスカートに2本マウントされている。リック・ディアスや百式等に採用されている標準仕様。
シールド
防御用の実体盾。流用の多い本機の武装では唯一の専用品である。
伸縮が自在なので取り回しが良くなっている。上側は打突攻撃にも使用可能で、裏側にはオプション用のマウントラッチが設置された。
バズーカ
実弾を発射する無反動砲。

対決・名場面

関連機体

ネモ (連邦軍カラー)
ネモ (デザートカラー)
ネモSTI
ネモ・ソード改
ネモ・カノン
ネモ・ディフェンサー
ネモII
ネモIII
ネロ
Sガンダムの設計を基にした、後継機。
ジェガン
ネモとジムIIIの設計を統合した機体。
ジム・スナイパーII
リック・ディアス
百式
マラサイ
ネモの装甲材には本機で培われたガンダリウムγの量産化技術が活かされている。
また本機がエゥーゴに配備された際、ネモはその支援機として運用される予定だった(結局実現はしなかったが)。

商品情報

ガンプラ

完成品

話題まとめ

資料リンク

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