ルイス・ハレヴィ

2013年3月23日 (土) 21:49時点におけるLenas1018 (トーク | 投稿記録)による版

ルイス・ハレヴィ(Louise Halevy)

AEUのスペインから経済特区・日本へやって来た留学生であり、沙慈のガールフレンド。刹那とも一時は交流があった。明朗で活発な少女であったが、トリニティのテロ行為により家族・親族を亡くしてしまい、彼女もまた左腕を失う。

やがて家族を奪ったガンダムの存在を憎むようになり、アロウズの一員兼出資者となってパイロットとなる。入隊後の彼女には擬似GN粒子の持つ毒性による後遺症があり、細胞異常を抑制するナノマシン入りの薬を服用しなくては体に障害が起きてしまう。これはリボンズが人類を人工イノベイターにするため、密かに彼女を実験台としていた事にもよる。

ソレスタルビーイングとの戦闘の最中に刹那や沙慈と再会するが、彼らがソレスタルビーイングの関係者、家族を奪ったガンダムに関わっている事実を知ると、自分の過去を捨てて憎しみの心で戦うようになってしまった。

ほどなくして沙慈がソレスタルビーイングの関係者ではない事は知る事が出来たが、沙慈とは決別する道を選ぶ。家族の仇であるネーナを殺害した後はさらに精神的に不安定になった。
最終決戦では刹那・沙慈と対峙するが、イノベイド兵が乗るガガが乗機に直撃してしまう。その場は刹那により救出され(スペシャルエディションでは沙慈がコクピットから彼女を助け出している)、沙慈に託される。しかし操られた彼女はCBへの恨みを口にしながら、涙を流しながら沙慈を殺害しようとするが、彼の胸元から転がり出た、2年前に彼にプレゼントされたリングのペアリングを見たことで増幅されたCBへの憎しみと沙慈への愛情が同時に表面化し、感情を制御しきれず昏倒する。一時は危険な状態であったが、トランザムバーストの効果によって一命を取り留めて意識を取り戻し、沙慈と和解する。

再会後はスイスで療養生活へと入り、沙慈と共に穏やかに暮らしている。なお、沙慈の台詞から疑似GN粒子による細胞障害は完治していたことが明かされている。

劇場版では再びロングへアに。細胞異常は完治し、再生医療で左腕も戻ったものの、リボンズに投与されたナノマシンの後遺症と戦時のPTSDで未だに入院中だった。
2ndシーズンで脳量子波がある程度使えるようになっていたため、ELSに狙われてしまうが、刹那によって何とか難を逃れた。終盤では自分にできることを探して宇宙に上がる沙慈を見送り、彼の無事を避難先で祈っていた。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム00
民間人サイドのヒロイン。『戦争があっても自分達に関係は無い』はずだったが…。
劇場版 機動戦士ガンダム00

人間関係

沙慈・クロスロード
ボーイフレンド。声をかけたのはルイスからのようだ。左腕を失った時に病院に付きっ切りだったが、沙慈に自分の夢を託した。だが、後にCBの構成員だと誤解するが、最終的に和解する。
刹那・F・セイエイ
母親が帰国した後に沙慈が連れ込んだが、あまりに辛辣なことを言われたために第一印象は「コイツ嫌い」。怒りから「帰れ帰れ、バーカ」と罵倒している。
2ndシーズンでは沙慈のアパートのお隣さんで珍しい名前であったこともあり覚えており、再会を懐かしがり刹那に沙慈の事を尋ねているが、後にトランザムライザーの能力により不幸な誤解を招いてしまう。
ソーマ・ピーリス
ルイスの脳量子波を感じ取り、悲しみに明け暮れていることを知る。ルイスにとっては数少ない理解者の一人だったが、MIAとなり(セルゲイ・スミルノフは「名誉の死を遂げられた」と言っていたが)、ルイスは余計にガンダムを憎んでしまう。
ネーナ・トリニティ
1stシーズンの後半で彼女の気まぐれによりルイスは左手と両親と親戚を失ってしまう。2ndシーズンではリボンズの指示を受けて彼女と交戦。旧式のガンダムスローネドライを撃墜し、彼女に引導を渡した。
アンドレイ・スミルノフ
素の姿を出していたルイスに一目惚れし、『乙女だ』と表現した。その日以降、アンドレイはなにかと彼女に付きまとっていた。
リボンズ・アルマーク
細胞障害を抑えるナノマシン入りの薬を与えた。ルイスを人為的に変革させ、人類初のイノベイターにしようとしていた。

名台詞

1stシーズン

ルイス「ね、沙慈は将来のこと考えてる?」
沙慈「漠然とね」
ルイス「…その中に私のことは入ってる?」
沙慈「…漠然とね」「なに? あ…ちょっと、ルイス!…女の子って…」
ルイス「こういうとき、追いかけるの!」
沙慈「…あ、はい…!」
他の恋人を見て、沙慈にも恋人らしい活発な面を魅せてほしいルイスの行動。
「ベタベタしないで!」
ルイスの母と沙慈がくっ付き合っているシーン。この時はルイスも沙慈も平和な日常を暮らしていたが。
ルイス「お別れのチューしれ」
沙慈「ええっ!」ルイス「チューしれ!」
沙慈「なっ…あっ…!出来ないよぉ!」
ルイス「もう沙慈ったら気にしすぎ。…でも、そういう沙慈がいいよ」
親族の結婚式へ向かうルイスに、沙慈からキスを催促するシーン。しかし、この後日常的な毎日な彼女に悲劇が訪れるとは二人とも知らなかった。
「ごめんね、沙慈」
「せっかく買ってもらったのに…すごく綺麗なのに…もう、はめられないの」
「はめられないよ…」
「ごめんね、沙慈…」
ネーナの殺戮劇に出会ったルイスに、沙慈は婚約指輪を持ってきて励ましに来ていたが、その嵌めるべき指は失っていた。沙慈とルイスは戦争やテロニズムへの強い憎しみと怒りによって引き裂かれていった…。

2ndシーズン

「ガ…ガンダム…!」
アロウズの一員となったルイスの前に、家族を奪ったガンダムが現れる。この時彼女の心理状態は不安定であった。4年間という時間は彼女からすれば全てを奪ったといえる。
「…関係、してたんだ。あの頃から…!」
刹那と同じく沙慈もソレスタルビーイングの一員であったと誤解したルイスは、彼に裏切られたと思い激怒。ガンダムに対する復讐心を更に大きくする。この時のルイスの顔つきはおぞましい。
「反乱の理由など関係ありません。我々はアロウズとして反政府勢力を叩くだけです。平和を勝ち取るために」
連邦のクーデター派が6万人もの市民を人質にして立てこもっていた場面より。自身の知り合いがクーデターの首謀者であることに疑問を口にしていたアンドレイに対して。正論にも見えるが、反政府勢力のことばかりを弾劾し、自分達が所属しているアロウズの負の所業については触れないあたり、ルイスの自己正当化も大したものである。
「…出来るだろうか、私に。彼を…沙慈を討つことが…」
裏切った沙慈と決別するつもりであるが、沙慈との楽しい思い出は彼女の心に深く刻まれていた。
「…そうね、死にたくないね。でも、私のママとパパは…そんな言葉すら言えなかったァ!!」
ネーナもルイスもお互い仲間や親族を理不尽に殺されたのだが、ルイスにしてみれば関係のない母親らを目の前で失った悲しみを理解しようとしないどころか逆ギレし、謝罪の言葉すら言わないネーナが許せず、彼女に対する憎しみの心と機体性能の差で一方的に攻め続け殺してしまう。
「やったよ…ママ、パパ…!仇をとったよ!ガンダムを倒したよ!!」
「アハハ、アハハハハ、ウフフ………ママ、パパ?どこ?私やったよ、やったんだから…だからァ…誉めてよ……よくやったって……言って…!…うわァァァァァァァ!!」
仇をとったルイスだが、誰も労いの言葉すらかけてくれないという孤独感から遂に精神崩壊寸前まで追い詰められる。
「ざまあみろ…!」
上記の台詞の後、ネーナとの戦いを思い出した時に吐き捨てた台詞。
沙慈「世界がどうなるか、それは誰にも分からない」
「でも、どうにでもなれると思うんだ。過去は変えられなくても、未来は変えられる。僕達が望む世界へ」
ルイス「もし…間違ってしまったら?」
沙慈「悲しいすれ違いが起きて、戦いになってしまったら。…きっと彼等が立ち上がる。全ての矛盾を抱えこんでも、きっと」
全てから解放された沙慈とルイスは元いた、お互い陽の当たる日常に立ち戻っていた。そして、世界がまた自分達のようなことがあれば…沙慈は誰かが立ち上がってくれると信じていた。それが親友の刹那であるから……。ここのセリフの中心は沙慈なのだが、シーンからみればルイスの場面ともいえる。

劇場版

その他

「うっふ。沙慈ぃ~。こいつ、殴りたぁ~い♪」
ドラマCD「MISSION-2306」にて。刹那のウザい言動にいきなり怒りのボルテージが頂点に達した模様。それにしてもわざわざ沙慈から許可を貰おうとするあたりが…。
「うっざい…。どっか行け!バーカ!!」
これもドラマCD「MISSION-2306」から。刹那のウザい言動と馴れ馴れしさ極まる態度に対する拒絶の言葉。流石の刹那もまずいと思ったのか退散した。
「私出てた?」
「なんですってー?」
ヴェーダの交信記録より。1stシーズンのルイスを彷彿とさせる台詞の数々である。精神的には大分落ち着いたともとれる。

搭乗機体・関連機体

ジンクスIII (アロウズ型)
アヘッド脳量子波対応型
レグナント

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話題まとめ

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