ジオン・ズム・ダイクン

2022年3月20日 (日) 01:33時点におけるTomo (トーク | 投稿記録)による版
ジオン・ズム・ダイクン
外国語表記 Zeon Zum Deikun
登場作品
声優 津田英三(ORIGIN)
デザイナー 安彦良和
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プロフィール
種族 人間(スペースノイド
性別 男性
生年月日 宇宙世紀0009年
没年月日 宇宙世紀0068年
髪色
  • 白髪(『1st』その他ゲーム作品など)
  • 黒髪(『THE ORIGIN』など)
職業 独立運動の指導者、ジオン共和国初代首相
所属 ジオン共和国
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概要 

コロニー独立運動の指導者。ジオン共和国初代首相。キャスバル・レム・ダイクンアルテイシア・ソム・ダイクンの実父。

地球に留まり続けるアースノイドスペースノイドの対立が深まる中、自らの提唱したコントリズム(サイド国家主義思想)をサイド3で実践。宇宙世紀0058年にサイド3を「ジオン共和国」として独立させ、初代首相に就任した。その中でコントリズムとエレズム(地球聖地化思想)を融合したジオニズム思想を提唱し、また宇宙という環境に適応した新人類ニュータイプの存在を予見した事で、宇宙移民者らの間でそのカリスマ性を高めていった。

ジオン共和国の半ば一方的な独立によって地球連邦は経済制裁を実施。これによって両者の間に緊張状態が生まれるが、ダイクン当人はこれを是とはせず、地球と宇宙との不均衡を正したいという意思で活動を続けた。だが、宇宙世紀0068年に志半ばにして急死した。

彼の死の真相については当時対立していたデギン・ソド・ザビによる暗殺と噂されているが、真相は明らかにはされておらず、臨終の際にデギンを指差した事が「後継者を指名した」という解釈と「暗殺者を告発した」という解釈に分かれている状況にある。

彼の遺した思想や言説は後の宇宙世紀において多大な影響を与え、行動理念に強く結び付けた人物は数多い。後の世では「優れた思想家ではあったが政治家ではなかった」と評価される事もあるが、それでもその存在は無視出来ないものである。

なお、一年戦争の開戦やコロニー落としザビ家が主導権を握ってから起きたことであり、彼自身は開戦には慎重で否定的であったと言われている。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム
TVシリーズ、劇場版共に劇中ではほとんど描写がなく、出番といってはテキサスコロニーでダイクン兄妹が邂逅した際の回想程度である。
機動戦士ガンダム (小説版)
富野由悠季による小説版では、ジオン・連邦双方に影響力を与えた人物としてその人物像が度々、各登場人物によって語られており、彼の情熱的で二枚目な扇動家としての面をギレンが語られていた。そのジオンシンパであるジンバ・ラルもアルテイシア達にザビ家の陰謀を説く度に、彼自身ニュータイプ、「キリストか仏陀の再来」と称えられていたと語っている。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
強烈な選民思想を抱いた扇動者として描かれている。自らをイエス・キリストになぞらえ、部下達を「弟子」と称するなど政治家というよりは宗教家に近いような言動が多く、非常に独善的で情緒不安定であったが、そのカリスマ性は本物である。
演説中に議会の壇上で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となる。彼の死は「地球連邦による暗殺」というデマゴーグに利用され、それが閣僚同士の後継者争いに発展した。
本作ではダイクンは暗殺ではなく急死とされており[1]シャアの行動の動機となるザビ家への復讐も、ダイクン暗殺の犯人はザビ家の人間だというジンバ・ラルの主張を耳にしてきた事が影響している。
非戦派であったとされていた本編とは違い、こちらは強烈な主戦派であり、むしろザビの家長であったデギンが連邦との全面戦争による敵味方双方に膨大な犠牲者が出る事を危惧し続ける非戦派として描かれている。

人間関係

家族 

シャア・アズナブル
本名キャスバル・レム・ダイクン。長男。
セイラ・マス
本名アルテイシア・ソム・ダイクン。長女。
アストライア・トア・ダイクン
キャスバルとアルテイシアの母。ダイクンの愛人。
ローゼルシア・ダイクン
正妻。彼女自身はジオンを若き日から愛しパトロンとして金銭面・精神面双方で支援してきたが、子供に恵まれなかった。

ジオン共和国

デギン・ソド・ザビ
独立運動の盟友。死の直前あたりでは路線の違いで対立していた。
ジンバ・ラル
独立運動の盟友。デギンとは当初から対立していた模様。
カレル・カーシム
協力者。当初はジオニズムに一定の理解を示してたが、ある時期を境に彼の元から離れムーン・ムーンに移住した。

名台詞

商品情報

リンク

脚注

  1. 死の前夜、不眠不休で演説原稿の執筆を行っており、それを妻アストライアが嗜める描写がある。しかし、彼女の言葉に対して「私に寝ろというのか」と激昂し、耳を貸さなかった。