「G-ドアーズ」の版間の差分

 
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== MRX-013-3 G-ドアーズ(G-Doors) ==
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*登場作品:[[機動戦士ムーンガンダム]]
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| 外国語表記 = G-DOORS
*デザイナー:刑部一平
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| 本体重量 = 57.4t
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ティターンズ]]が開発した[[モビルスーツ]]。機体カラーはティターンズカラー。機体名称は背部に装備されているサイコプレートの形状がドアに見えることから付けられた。<br>この機体はミスター・エンキドゥの協力によりサイコガンダムMk-IV3号機として完成した機体であり、背部のサイコプレートが特徴である。[[サイコガンダム]]の系列機であるが、サイズは通常のモビルスーツサイズにまで小型化している。[[サイコミュシステム]]の大部分は頭部に搭載されているようで、頭部だけでも[[ニュータイプ]]の感応波に反応している。また、脚部から見えるムーバブルフレームの形状は[[ガンダムMk-II]]の物と酷似している。武装はサイコプレートを除けばとてもシンプルで、重火力機との連携を想定していたようである。背部に装備されているサイコプレートは[[サイコフレーム]]のコンセプトモデルであり、外付けサイコフレームをコンセプトとしている。
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[[ティターンズ]]の残党勢力がミスター・エンキドゥの技術供与を得て実機の完成まで漕ぎ着けた機体の1機。機体カラーは所謂ティターンズカラーだが、各部に緑色に発光するユニットが配されている。
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サイコガンダムMk-IVの3号機として完成した機体であり、背部に16基のサイコプレートを備え付けている点が特徴となっている。その配置をメカニックがまるで扉を背負っているように見えたことから「G-ドアーズ」というコードネームが付けられた。
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G-ドアーズはまだまだ研究段階にあった[[サイコフレーム]]の最も効率的な使用法を検討していた時期の機体で、外付けサイコフレームをコンセプトとしている。本体に[[サイコミュシステム]]を搭載し、サイコプレートをサイコミュの性能を向上させるサイコフレームで構成することで、当時最大量のサイコフレームを搭載できたコンセプトモデルとされている。G-ドアーズ以外にもサイコフレームの運用方法を模索した1、2号機の存在が示唆されている。
  
本機以外のサイコガンダムMk-IVについては存在するようであるが、詳細不明である。
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サイコプレートを除いた機体本体の構成はとてもシンプルで、[[サイコガンダム]]の系列機でありながら各部は[[ガンダムMk-II]]に酷似した構成であり、内蔵火器や可変機構は持たず、機体サイズも通常の[[モビルスーツ]]サイズにまで小型化している。携行武装も基本的な物で、サイコプレートの堅牢さを活かし、重火力のシリーズ機と連携することで真価が発揮されると推測されている。
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表向きはミスター・エンキドゥの協力で完成したとされているが、実際は新生[[ネオ・ジオン]]軍の総帥となった[[シャア・アズナブル]]が偽名を用いてサイコフレームのアイデアを提供し、開発させたというのが真相となっている。当時のネオ・ジオンでは独自にサイコフレームを精製する能力が不十分だったために、[[強化人間]]の運用ノウハウがあるティターンズ残党に実証と開発を行わせ、完成した機体の開発データはネオ・ジオンの手に渡っている。
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完成機は[[サイド1]]宙域のティターンズ残党の拠点に秘匿されていたが、シャアによる匿名の通報を受けた[[ロンド・ベル]]との交戦で撃破され、ティターンズ残党ごと始末された。さらに裏で手を回し、ロンド・ベルとの交戦記録は秘匿情報扱いとして封印されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
:冒頭に登場。[[アムロ・レイ]]の[[リック・ディジェ]]と戦闘を行い、苦戦させるが撃破された。その1年後、頭部と8枚のサイコプレートが[[ムーン・ムーン]]に流れ着き、中破した[[バルギル]]の頭部として利用され、後に[[ムーンガンダム]]となる。
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:冒頭に登場。[[アムロ・レイ]]の[[リック・ディジェ]]と交戦し、サイコプレートで左腕を破壊するもののハイパー・メガ・ランチャーを囮に使った接近戦によって撃破された。その1年後、頭部と8枚のサイコプレートが[[ムーン・ムーン]]に流れ着き、中破した[[バルギル]]の頭部に使用され[[ムーンガンダム]]として新生した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
=== 特殊機能 ===
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<!-- === 特殊機能 === -->
;[[サイコフレーム]]
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<!-- ;機能名:説明 -->
:正確には前身にあたる物。背部のサイコプレートがそうである。外付けであるため機体制御と言うよりは、武器として使用される。
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;60mmバルカン砲
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;頭部バルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
;ビーム・ライフル
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;[[ビーム・ライフル]]
:Eパック方式のライフル。Eパックは[[ガンダムMk-II]]が装備している物と同一だが、ショートバレル化している。
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:[[ティターンズ]]や[[ニューディサイズ]]で使用されている物をショートバレル化したビーム・ライフル。同系統の装備である[[ガンダムTR-1[ヘイズル]|XBR-M84a]]とは形状が異なる。Eパック方式を採用しており、Eパックは[[ガンダムMk-II]]が装備している物と同一タイプを使用。
;ビーム・サーベル
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;[[ビーム・サーベル]]
:バックパックに2基装備されている。
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:バックパックに2基収納されているビーム・サーベル。白兵戦のレンジに入った際に使用される武装だが、実戦での使用は確認されていない。
 
;サイコプレート
 
;サイコプレート
:背部に装備されている[[サイコミュシステム|サイコミュ]]兵装。16枚装備されており、リフレクター・ビットを発展させた武装である。メガ粒子砲などの内蔵火器を廃したことによってシールド並みの堅固さを得たため、アイデア次第で様々な運用が可能である。また、サイコフレームの前段階の素材であるため[[ニュータイプ]]との共振関係になった際にはさらに硬度が向上する。
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:バックパックのアームを介して計16基装備されている[[サイコミュ]]兵装。[[サイコガンダムMk-II]]のレフレクター・ビットを発展させた武装であり、[[メガ粒子砲]]などの内蔵火器を廃し[[サイコフレーム]]で構成することで、シールド並みの堅牢さを誇る防御力を獲得している。サイコフレームにより操作性も良く、パイロットの思いのままに分割・合体などのレイアウトを変えれるという、アイディア次第で無限の運用が可能と言える攻防一体の兵装となっている。また、ニュータイプとの共振関係になった際には非常に硬度が上がる特徴を持つ。
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:アムロとの戦闘で8基が破壊され、残る8基は頭部とともに[[ムーン・ムーン]]へ漂着し、[[ムーンガンダム]]に装備された。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;[[ムーンガンダム]]
 
;[[ムーンガンダム]]
 
:[[バルギル]]からの改修に本機の頭部とサイコプレートが使用されている。
 
:[[バルギル]]からの改修に本機の頭部とサイコプレートが使用されている。
;[[サイコガンダム]][[サイコガンダムMk-II]][[量産型サイコガンダム]]
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;[[サイコバウ]]
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:本機のデータを基に[[バウ]]をベースに開発された機体。
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;[[サイコガンダム]] / [[サイコガンダムMk-II]] / [[量産型サイコガンダム]]
 
:本機以前のサイコガンダム。
 
:本機以前のサイコガンダム。
 
;[[サイコガンダムMk-III]]
 
;[[サイコガンダムMk-III]]
:一部の型式番号では本機の前にあたる機体。
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:機体名や書籍『MS大全集2009』記載の型式番号「MRX-012」に則った場合、本機の前身に位置する機体。
 
;[[ガンダムMk-V]]
 
;[[ガンダムMk-V]]
:本機と同じく小型化されたサイコガンダム。コンセプトは真逆と言える。
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:本機と同じく小型化したサイコガンダムというコンセプトを持つが、その方向性は真逆に位置する。
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;[[ガンダムGファーストDX]] / [[キャノンガンDX]]
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:後年[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]が開発した機体。サイコフレームを外部装置化している点が共通している。
 
<!-- == 余談 == -->
 
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<!-- *説明 -->
 
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2023年1月23日 (月) 16:42時点における最新版

G-ドアーズ
外国語表記 G-DOORS
登場作品 機動戦士ムーンガンダム
デザイナー 形部一平
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スペック
正式名称 サイコガンダムMk-IV
コードネーム G-ドアーズ
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 MRX-013-3
全高 19.3m
本体重量 57.4t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金
開発組織 ティターンズ残党
所属 ティターンズ残党
主なパイロット ティターンズ残党兵
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概要編集

ティターンズの残党勢力がミスター・エンキドゥの技術供与を得て実機の完成まで漕ぎ着けた機体の1機。機体カラーは所謂ティターンズカラーだが、各部に緑色に発光するユニットが配されている。

サイコガンダムMk-IVの3号機として完成した機体であり、背部に16基のサイコプレートを備え付けている点が特徴となっている。その配置をメカニックがまるで扉を背負っているように見えたことから「G-ドアーズ」というコードネームが付けられた。

G-ドアーズはまだまだ研究段階にあったサイコフレームの最も効率的な使用法を検討していた時期の機体で、外付けサイコフレームをコンセプトとしている。本体にサイコミュシステムを搭載し、サイコプレートをサイコミュの性能を向上させるサイコフレームで構成することで、当時最大量のサイコフレームを搭載できたコンセプトモデルとされている。G-ドアーズ以外にもサイコフレームの運用方法を模索した1、2号機の存在が示唆されている。

サイコプレートを除いた機体本体の構成はとてもシンプルで、サイコガンダムの系列機でありながら各部はガンダムMk-IIに酷似した構成であり、内蔵火器や可変機構は持たず、機体サイズも通常のモビルスーツサイズにまで小型化している。携行武装も基本的な物で、サイコプレートの堅牢さを活かし、重火力のシリーズ機と連携することで真価が発揮されると推測されている。

表向きはミスター・エンキドゥの協力で完成したとされているが、実際は新生ネオ・ジオン軍の総帥となったシャア・アズナブルが偽名を用いてサイコフレームのアイデアを提供し、開発させたというのが真相となっている。当時のネオ・ジオンでは独自にサイコフレームを精製する能力が不十分だったために、強化人間の運用ノウハウがあるティターンズ残党に実証と開発を行わせ、完成した機体の開発データはネオ・ジオンの手に渡っている。

完成機はサイド1宙域のティターンズ残党の拠点に秘匿されていたが、シャアによる匿名の通報を受けたロンド・ベルとの交戦で撃破され、ティターンズ残党ごと始末された。さらに裏で手を回し、ロンド・ベルとの交戦記録は秘匿情報扱いとして封印されている。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ムーンガンダム
冒頭に登場。アムロ・レイリック・ディジェと交戦し、サイコプレートで左腕を破壊するもののハイパー・メガ・ランチャーを囮に使った接近戦によって撃破された。その1年後、頭部と8枚のサイコプレートがムーン・ムーンに流れ着き、中破したバルギルの頭部に使用されムーンガンダムとして新生した。

装備・機能編集

武装・必殺攻撃編集

頭部バルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
ビーム・ライフル
ティターンズニューディサイズで使用されている物をショートバレル化したビーム・ライフル。同系統の装備であるXBR-M84aとは形状が異なる。Eパック方式を採用しており、EパックはガンダムMk-IIが装備している物と同一タイプを使用。
ビーム・サーベル
バックパックに2基収納されているビーム・サーベル。白兵戦のレンジに入った際に使用される武装だが、実戦での使用は確認されていない。
サイコプレート
バックパックのアームを介して計16基装備されているサイコミュ兵装。サイコガンダムMk-IIのレフレクター・ビットを発展させた武装であり、メガ粒子砲などの内蔵火器を廃しサイコフレームで構成することで、シールド並みの堅牢さを誇る防御力を獲得している。サイコフレームにより操作性も良く、パイロットの思いのままに分割・合体などのレイアウトを変えれるという、アイディア次第で無限の運用が可能と言える攻防一体の兵装となっている。また、ニュータイプとの共振関係になった際には非常に硬度が上がる特徴を持つ。
アムロとの戦闘で8基が破壊され、残る8基は頭部とともにムーン・ムーンへ漂着し、ムーンガンダムに装備された。

対決・名場面編集

リック・ディジェ

関連機体編集

サイコガンダムMk-IV
本機は3番機に該当する。なお、パロディ企画『機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ』に同名の機体が存在するが、外見や型式番号などが本機とは全くの別物である。
ムーンガンダム
バルギルからの改修に本機の頭部とサイコプレートが使用されている。
サイコバウ
本機のデータを基にバウをベースに開発された機体。
サイコガンダム / サイコガンダムMk-II / 量産型サイコガンダム
本機以前のサイコガンダム。
サイコガンダムMk-III
機体名や書籍『MS大全集2009』記載の型式番号「MRX-012」に則った場合、本機の前身に位置する機体。
ガンダムMk-V
本機と同じく小型化したサイコガンダムというコンセプトを持つが、その方向性は真逆に位置する。
ガンダムGファーストDX / キャノンガンDX
後年アナハイムが開発した機体。サイコフレームを外部装置化している点が共通している。

リンク編集