「プロト・ハーディガン」の版間の差分

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[[ATMS計画]]のトライアルの結果、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の次期主力機開発は[[サナリィ]]が担う事となり、アナハイムが開発を行っていたヘビーガンIIは正式採用が見送られた。しかし、サナリィの[[キャノンガンダム]]はそのまま量産を行える機体ではなく、軍はアナハイムによる再設計機である[[Gキャノン]]プランを承認。この際に得られたデータをヘビーガンIIにフィードバックした事で誕生したのがプロト・ハーディガンであり、この機体から更に改良を加えた機体が[[ハーディガン]]となる。
 
[[ATMS計画]]のトライアルの結果、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の次期主力機開発は[[サナリィ]]が担う事となり、アナハイムが開発を行っていたヘビーガンIIは正式採用が見送られた。しかし、サナリィの[[キャノンガンダム]]はそのまま量産を行える機体ではなく、軍はアナハイムによる再設計機である[[Gキャノン]]プランを承認。この際に得られたデータをヘビーガンIIにフィードバックした事で誕生したのがプロト・ハーディガンであり、この機体から更に改良を加えた機体が[[ハーディガン]]となる。
  
ジェネレーター出力がヘビーガンIIから13パーセント向上し、[[ガンダムF90]]用に開発された一部ミッションパックの装備が可能。ただし、コンピュータ性能の差から、F90のような野戦換装は行えず、換装の度にシステムの書き換えが必要になる。
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[[宇宙世紀]]0114年3月にロールアウトしたRGM-111Y1はヘビーガンIIとキャノンガンダムの折衷案とも呼べる機体で、同時期に開発されていたGキャノンに比すると高性能な機体ではあったが、キャノンガンダムの劣悪な整備性や高コストをそのまま引き継いでおり、この段階では量産可能なものではなかった<ref>一説によればATMS計画に[[フォン・ブラウン]]支社が提出した[[ガンダムタイプ]]MSのデータが流用されているとする説もあるが、これは信用に足らない巷噂の類である。</ref>。同年8月には[[MSA-120|MSA-0120]]のメガ・ブーストを組み込んだRGM-111Y2[[Gカスタム]]がロールアウトするが、これも特殊部隊用のワンオフに近い機体で、およそ量産を想定された仕様とはなっていなかった。
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だが、Y1、Y2の試験データそのものは良好であり、その後のY3は開発中のGキャノンとのパーツ共有性を高めた形で設計が進められ、0115年10月にロールアウト。「プロト・ハーディガン」のペットネームが与えられ<ref>ただし、この呼称はY1の段階からアナハイムで愛称として使用されている。</ref>、[[ルナツー]]第4アグレッサー戦隊を始めとするいくつかの(アナハイムの子飼いとする)戦隊に配備されて本格的なテストが開始された。
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ジェネレーター・アビオニクスは制式型と変わらぬものが搭載されており、出力もヘビーガンIIから13パーセント向上している。バックパックはヘビーガンIIとほぼ同様のものにハードポイント・システムを組み込んでおり、[[ガンダムF90]]用に開発された一部ミッションパックの装備が可能。ただし、コンピュータ性能の差から、F90のような野戦換装は行えず、換装の度にシステムの書き換えが必要になる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
 
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:初登場作品。第30話で[[ルナツー]]第4アグレッサー戦隊に「[[ヘビーガンII]]」として10機が配備され、[[ファステスト・フォーミュラ]]と模擬戦を繰り広げた。
 
:初登場作品。第30話で[[ルナツー]]第4アグレッサー戦隊に「[[ヘビーガンII]]」として10機が配備され、[[ファステスト・フォーミュラ]]と模擬戦を繰り広げた。
 
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:VOLUME10で機体概要が紹介され、その後VOLUME29でGカスタム、ハーディガンを含めた開発経緯が語られた。この際、ルナツー第4アグレッサー戦隊で運用された機体がRGM-111Y3と設定された。
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
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;頭部バルカン砲
 
;頭部バルカン砲
 
:頭部に2門内蔵された機関砲。連邦系MSの標準装備。
 
:頭部に2門内蔵された機関砲。連邦系MSの標準装備。
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:ヘビーガン、Gキャノンと同型のブルバレルタイプのビーム・ライフル。
 
:ヘビーガン、Gキャノンと同型のブルバレルタイプのビーム・ライフル。
 
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:近接格闘戦用のビーム・サーベル。
 
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;四連グレネードラック
 
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:腰部に装備されたハンドグレネード用ラック。ヘビーガン、ヘビーガンIIと同型のもの。
 
:腰部に装備されたハンドグレネード用ラック。ヘビーガン、ヘビーガンIIと同型のもの。
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2025年2月27日 (木) 04:51時点における最新版

プロト・ハーディガン
外国語表記 Proto HARDYGUN
登場作品 機動戦士ガンダムF90FF
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スペック
別名 ヘビーガン・カスタム
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 RGM-111Y
主動力 熱核融合炉
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
所属部隊 ルナツー教導団第4アグレッサー戦隊
主なパイロット
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概要編集

アナハイム・エレクトロニクス社ヘビーガンIIをベースに開発した試作型モビルスーツ。別名ヘビーガン・カスタム。

ATMS計画のトライアルの結果、地球連邦軍の次期主力機開発はサナリィが担う事となり、アナハイムが開発を行っていたヘビーガンIIは正式採用が見送られた。しかし、サナリィのキャノンガンダムはそのまま量産を行える機体ではなく、軍はアナハイムによる再設計機であるGキャノンプランを承認。この際に得られたデータをヘビーガンIIにフィードバックした事で誕生したのがプロト・ハーディガンであり、この機体から更に改良を加えた機体がハーディガンとなる。

宇宙世紀0114年3月にロールアウトしたRGM-111Y1はヘビーガンIIとキャノンガンダムの折衷案とも呼べる機体で、同時期に開発されていたGキャノンに比すると高性能な機体ではあったが、キャノンガンダムの劣悪な整備性や高コストをそのまま引き継いでおり、この段階では量産可能なものではなかった[1]。同年8月にはMSA-0120のメガ・ブーストを組み込んだRGM-111Y2Gカスタムがロールアウトするが、これも特殊部隊用のワンオフに近い機体で、およそ量産を想定された仕様とはなっていなかった。

だが、Y1、Y2の試験データそのものは良好であり、その後のY3は開発中のGキャノンとのパーツ共有性を高めた形で設計が進められ、0115年10月にロールアウト。「プロト・ハーディガン」のペットネームが与えられ[2]ルナツー第4アグレッサー戦隊を始めとするいくつかの(アナハイムの子飼いとする)戦隊に配備されて本格的なテストが開始された。

ジェネレーター・アビオニクスは制式型と変わらぬものが搭載されており、出力もヘビーガンIIから13パーセント向上している。バックパックはヘビーガンIIとほぼ同様のものにハードポイント・システムを組み込んでおり、ガンダムF90用に開発された一部ミッションパックの装備が可能。ただし、コンピュータ性能の差から、F90のような野戦換装は行えず、換装の度にシステムの書き換えが必要になる。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムF90FF
初登場作品。第30話でルナツー第4アグレッサー戦隊に「ヘビーガンII」として10機が配備され、ファステスト・フォーミュラと模擬戦を繰り広げた。
月刊モビルマシーン
VOLUME10で機体概要が紹介され、その後VOLUME29でGカスタム、ハーディガンを含めた開発経緯が語られた。この際、ルナツー第4アグレッサー戦隊で運用された機体がRGM-111Y3と設定された。

装備・機能編集

特殊機能編集

換装
各部ハードポイントを介してオプションパーツを換装可能。F90用のミッションパックを一部装備可能だが、換装の度にシステムの書き換えを必要とする。

武装・必殺攻撃編集

頭部バルカン砲
頭部に2門内蔵された機関砲。連邦系MSの標準装備。
メガマシンキャノン
両肩口に1基ずつ計2基内蔵されている中口径機関砲。
ビーム・ライフル
ヘビーガン、Gキャノンと同型のブルバレルタイプのビーム・ライフル。
ビーム・サーベル
近接格闘戦用のビーム・サーベル。
2連ビームガン
両腕部の手甲アーマー部に内蔵されている2連装の小型ビーム砲。
四連グレネードラック
腰部に装備されたハンドグレネード用ラック。ヘビーガン、ヘビーガンIIと同型のもの。
シールド
ハーディガンの物と同型のシールド。

対決・名場面編集

関連機体編集

ヘビーガンII
原型機。この機体にキャノンガンダムのデータをフィードバックした機体がプロト・ハーディガンとなる。
ハーディガン
プロト・ハーディガンを改良した正式採用タイプ。
Gカスタム
プロト・ハーディガンにMSA-0120のメガブースト技術を搭載した派生機。

商品情報編集

リンク編集

脚注編集

  1. 一説によればATMS計画にフォン・ブラウン支社が提出したガンダムタイプMSのデータが流用されているとする説もあるが、これは信用に足らない巷噂の類である。
  2. ただし、この呼称はY1の段階からアナハイムで愛称として使用されている。