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== RGM-79V ジム・ナイトシーカー(GM Night Seeker) ==
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{{登場メカ概要
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| 外国語表記 = GM Night Seeker
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*登場作品:[[MSV-R]]、[[機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
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*デザイナー:大河原邦男
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| 分類 = 量産型[[モビルスーツ]]
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<!-- *頭頂高: -->
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| 開発組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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| 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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| 所属部隊 = [[033特務MS中隊]]など
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| 主なパイロット = [[バレンスタイン]]<br/>[[デイモン・ケイスリー]]、他
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[一年戦争]]末期に[[地球連邦軍]]が開発した量産型[[モビルスーツ]]。<br />高々度からの降下による敵基地への奇襲を目的としており、[[ジム]]をベースにして胸部とバックパックにスラスター6基とプロペラントを追加している。これは出力がかなり高く、高度6000mという位置から降下しても10秒前後噴射し続ける事で機体の落下速度を即座に落とす事が可能となっている。また、スラスターをフル稼働させれば最大で400mまで高々度ジャンプする事が出来、ミッション終了後はこのジャンプ力で上空に待機している輸送機へと戻る。<br />頭部の右側にはセンサーポッドが取り付けられている。これは指揮官機、あるいは誘導機から発信される信号を受け取る為の装備で、降下作戦を行うには必要不可欠な物である。一方、指揮官機や誘導機には頭部左側にマーカーポッドが取り付けられ、[[ミノフスキー粒子]]の影響下にある環境でも僚機の誘導や作戦指揮等が円滑に行えるようになっている。ちなみに信号の送信は赤外線や発光等といった電波以外の複数の手段がある。また、ナイトシーカー以外のジムでも作戦によっては使われた事があったようだ。
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== 概要 ==
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高々度からの降下による敵基地への奇襲を目的としており、[[ジム]]をベースにして胸部とバックパックにスラスター6基とプロペラントを追加している。これは出力がかなり高く、高度6,000mという位置から降下しても10秒前後噴射し続ける事で機体の落下速度を即座に落とす事が可能。また、スラスターをフル稼働させれば最大で400mまで高々度ジャンプする事が出来、ミッション終了後はこのジャンプ力で上空に待機している輸送機へと帰投する。
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頭部の右側にはセンサーポッドが取り付けられている。これは指揮官機、あるいは誘導機から発信される信号を受け取る為の装備で、降下作戦を行うには必要不可欠な物である。一方、指揮官機や誘導機には頭部左側にマーカー・ポッドが取り付けられ、[[ミノフスキー粒子]]の影響下にある環境でも僚機の誘導や作戦指揮等が円滑に行えるようになっている。マーカー・ポッドの信号の送信は赤外線や発光等といった電波以外の複数の手段が用いられ、ナイトシーカー以外のジムでも作戦によっては使われた事があったようだ。
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生産は第3次生産まで行われ、88機が生産された。その内、初期生産型は新規生産ではなく既存のジム12機を改修する形で建造されている。完成した機体は主に特殊部隊等に配備され、[[ジオン軍|ジオン公国軍]]に制圧された重要拠点の奪還作戦等に投入された。そこで非常に高い戦果を挙げた本機は高度な機密性を与えられ続け、また潤沢な予算、熟練のパイロットと整備士、強力な支援機も用意され幾度と無くジオン地上軍に大打撃を与えた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[MSV-R]]
 
;[[MSV-R]]
:第3次生産まで行われ、全部で88機が造られた。その内、初期生産型は新規生産ではなく既存のジム12機を改良して造られている。<br />完成した機体は主に特殊部隊等に配備され、[[ジオン軍|ジオン公国軍]]に制圧された重要拠点の奪還作戦等に投入される。そこで非常に高い戦果を挙げた本機は高度な機密性を与えられ続け、また潤沢な予算、熟練のパイロットと整備士、強力な支援機も用意されて幾度と無くジオン地上軍に大打撃を与えた。<br />その後、033特務MS中隊の所属機が降下する様子を捉えた写真が公開されている(作戦内容は不明)。
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:出典元。同企画のVol.29で紹介された。同コーナーでは「一年戦争後に連邦軍が[[033特務MS中隊]]の作戦中の様子を捉えた写真を公表した」という体裁で本機が紹介されており、[[強襲型ガンペリー]]から降下する本機が挿絵として掲載されている。待機中の部隊など計5枚の写真が公表されたが、いずれも作戦内容などの詳細が非公開であり、FSSによる考察や調査が進められている。
;[[機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
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;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
:[[ナイトイェーガー隊]]に2機が配備されており、[[ヴァースキ]]大尉と[[バレンスタイン]]が搭乗。恐らく近代化改修([[ジムIII]]ベース)が施されていると思われる。<br />民間軍事会社[[テミス]]の[[MS]]部隊等と交戦した。
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:MATERIAL-D019から[[ナイトイェーガー隊]]の隊員機として登場。[[ジムII]]ベースの機体となっており、[[バレンスタイン]][[カワセ]]、ダナーらが搭乗し、[[テミス]]のMS部隊等と交戦した。
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;[[機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ]]
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:憲兵MS部隊の隊長[[デイモン・ケイスリー]]の[[陸戦型ガンダム]]に次ぐ搭乗機として登場。
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;[[MSD]]
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:MSV-R枠として登場。カトキハジメ氏によりリデザインされ、MSV-R版とほぼ同設定・同デザインとなっている。
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;[[機動戦士ガンダム0083 REBELLION]]
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:第10話~第11話に第404空挺部隊に所属する6機が登場。強襲型ガンペリーから降下し、[[ガンダム試作2号機]]を搬入した[[コムサイII]]やMS部隊を強襲し離陸を阻止するも、試作2号機とその僚機の猛攻の前に全滅に追い込まれた。
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;[[機動戦士ガンダム バンディエラ]]
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:第30話から第226師団北米支部所属の[[レービー・マートル]]と[[ハッティ・ドルングス]]の機体として登場。[[シモン・バラ]]の[[フルアーマーガンダム (タイプB)]]と共に軍事パレード中の[[キャリフォルニアベース]]へ急襲を仕掛け、[[ドップ]]や[[グフ]]を撃破し、[[レプス部隊]]の[[ザクII]]を無力化するなど露払いを行った。なお機体デザインは『MSD』版となっている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
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;センサーポッド
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:右側頭部に装備される通信機器。マーカー・ポッドを装備した機体からの情報を受信する。
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;マーカー・ポッド
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:左側頭部に装備される通信機器。バイザーおよびセンサーポッドとの選択式であり、主に指揮官機などマーカーを務める機体に装備された。[[ミノフスキー粒子]]影響下での作戦指揮及び誘導をスムーズに行うための装備であり、電波以外に発光、赤外線など複数の方式で信号を送信する。
 
;分離
 
;分離
:爆発ボルトで追加スラスターを分離可能。<br />ナイトシーカーIIが造られた後で追加された機能である。
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:爆発ボルトで追加スラスターを分離可能。[[ジム・ナイトシーカーII]]によって実装された機能で、本機にも取り入れられた。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
<!-- :武装名:説明 -->
 
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵。主に牽制や迎撃等に使用される。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
;ビームスプレーガン
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;ビーム・スプレーガン (BR-M-79C-1)
:本機の主兵装で、ジムと同じ物。ビームライフルと比べると射程は劣るが、収束率と出力は保たれ、連射性が高まっている。
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:本機の主兵装で、[[ジム]]と同じ物。[[ビーム・ライフル]]と比べると射程は劣るが、収束率と出力は保たれ、連射性が高まっている。
;ビームサーベル
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;専用ビーム・ガン
:これもジムと同じ物で、背部に1本マウントされている。
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:『MSD』で新たに追加された武装。[[ジム・ライトアーマー]]のビーム・ライフルをベースに開発され、[[エネルギーCAP]]方式を採用している。装弾数は少ないものの、一撃で敵機を破壊することができる。なおスペックにはないが、『MSV-R』の時点で携行は確認されていた。
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;[[ビーム・サーベル]] (BSiG01)
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:ランドセル左側に1基装備されているジムと同様のビーム・サーベル。
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:;ビーム・ジャベリン
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::ビーム・サーベルのモードの1つで、グリップを延長し先端に高出力のビーム刃を形成した槍。『REBELLION』で第404空挺部隊が使用している。
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;[[100mmマシンガン]] (YHI YF-MG100)
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:[[ヤシマ重工]]製のマシンガン。[[ナイトイェーガー隊]]の機体が装備。
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;シールド (RGM・S-Sh-WF / S-00109)
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:腕部に装備される[[陸戦型ジム]]等と同様の小型シールド。同じくナイトイェーガー隊の機体が装備。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 別仕様・改修機 ===
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:[[ジム・ライトアーマー]]をベースとした上位機種。
 
;[[ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)]]
 
;[[ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)]]
:[[ヤザン・ゲーブル|ヴァースキ中隊長]]の搭乗機。
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:[[ジムIII]]をベースとした[[ヤザン・ゲーブル|ヴァースキ中隊長]]の搭乗機。
;[[ジム・ナイトシーカーII]]
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;[[ジム・ナイトシーカー (宇宙仕様)]]
:[[ジム・ライトアーマー]]をベースとした上位機体。
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:ナイトシーカーに先行開発段階の[[ジェガン]]のパーツを組み込んだ機体。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ジム]]
 
;[[ジム]]
 
:原型機。
 
:原型機。
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;[[ジムII]]
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:[[ナイトイェーガー隊]]の機体の原型機。
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=== 支援機 ===
 
;[[強襲型ガンペリー]]
 
;[[強襲型ガンペリー]]
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:作戦行動を行う際の空輸を担当するMSキャリアー。
  
== 商品情報 ==
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== 余談 ==
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*『MSV-R』で本機と強襲型ガンペリーが創作された経緯について『ジョニ帰』の作者Ark Performance氏(石川氏と光吉氏のどちらか)は、「作劇上、空挺の特殊部隊用ジムが欲しい」と『MSV-R』で設定協力を担っている草刈氏にコンセプトデザインの作成を依頼した事を明かしている。
 
+
**[https://twitter.com/nabeatama/status/1479681657812942852?s=20 ArkPerformance氏のツイート1] / [https://twitter.com/nabeatama/status/1479689479179083779?s=20 2]
== 話題まとめ ==
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<!-- == 商品情報 == -->
<!-- *[[namazu:ジム・ナイトシーカー]] (全文検索結果) -->
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<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
== 資料リンク ==
 
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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2024年6月9日 (日) 16:15時点における最新版

ジム・ナイトシーカー
外国語表記 GM Night Seeker
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 量産型モビルスーツ
型式番号 RGM-79V
全高 18.0m
本体重量 46.7t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 チタン系合金
開発組織 地球連邦軍
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 033特務MS中隊など
主なパイロット バレンスタイン
デイモン・ケイスリー、他
テンプレートを表示

概要編集

一年戦争末期に地球連邦軍が開発した量産型モビルスーツ

高々度からの降下による敵基地への奇襲を目的としており、ジムをベースにして胸部とバックパックにスラスター6基とプロペラントを追加している。これは出力がかなり高く、高度6,000mという位置から降下しても10秒前後噴射し続ける事で機体の落下速度を即座に落とす事が可能。また、スラスターをフル稼働させれば最大で400mまで高々度ジャンプする事が出来、ミッション終了後はこのジャンプ力で上空に待機している輸送機へと帰投する。

頭部の右側にはセンサーポッドが取り付けられている。これは指揮官機、あるいは誘導機から発信される信号を受け取る為の装備で、降下作戦を行うには必要不可欠な物である。一方、指揮官機や誘導機には頭部左側にマーカー・ポッドが取り付けられ、ミノフスキー粒子の影響下にある環境でも僚機の誘導や作戦指揮等が円滑に行えるようになっている。マーカー・ポッドの信号の送信は赤外線や発光等といった電波以外の複数の手段が用いられ、ナイトシーカー以外のジムでも作戦によっては使われた事があったようだ。

生産は第3次生産まで行われ、88機が生産された。その内、初期生産型は新規生産ではなく既存のジム12機を改修する形で建造されている。完成した機体は主に特殊部隊等に配備され、ジオン公国軍に制圧された重要拠点の奪還作戦等に投入された。そこで非常に高い戦果を挙げた本機は高度な機密性を与えられ続け、また潤沢な予算、熟練のパイロットと整備士、強力な支援機も用意され幾度と無くジオン地上軍に大打撃を与えた。

登場作品と操縦者編集

MSV-R
出典元。同企画のVol.29で紹介された。同コーナーでは「一年戦争後に連邦軍が033特務MS中隊の作戦中の様子を捉えた写真を公表した」という体裁で本機が紹介されており、強襲型ガンペリーから降下する本機が挿絵として掲載されている。待機中の部隊など計5枚の写真が公表されたが、いずれも作戦内容などの詳細が非公開であり、FSSによる考察や調査が進められている。
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
MATERIAL-D019からナイトイェーガー隊の隊員機として登場。ジムIIベースの機体となっており、バレンスタインカワセ、ダナーらが搭乗し、テミスのMS部隊等と交戦した。
機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ
憲兵MS部隊の隊長デイモン・ケイスリー陸戦型ガンダムに次ぐ搭乗機として登場。
MSD
MSV-R枠として登場。カトキハジメ氏によりリデザインされ、MSV-R版とほぼ同設定・同デザインとなっている。
機動戦士ガンダム0083 REBELLION
第10話~第11話に第404空挺部隊に所属する6機が登場。強襲型ガンペリーから降下し、ガンダム試作2号機を搬入したコムサイIIやMS部隊を強襲し離陸を阻止するも、試作2号機とその僚機の猛攻の前に全滅に追い込まれた。
機動戦士ガンダム バンディエラ
第30話から第226師団北米支部所属のレービー・マートルハッティ・ドルングスの機体として登場。シモン・バラフルアーマーガンダム (タイプB)と共に軍事パレード中のキャリフォルニアベースへ急襲を仕掛け、ドップグフを撃破し、レプス部隊ザクIIを無力化するなど露払いを行った。なお機体デザインは『MSD』版となっている。

装備・機能編集

特殊機能編集

センサーポッド
右側頭部に装備される通信機器。マーカー・ポッドを装備した機体からの情報を受信する。
マーカー・ポッド
左側頭部に装備される通信機器。バイザーおよびセンサーポッドとの選択式であり、主に指揮官機などマーカーを務める機体に装備された。ミノフスキー粒子影響下での作戦指揮及び誘導をスムーズに行うための装備であり、電波以外に発光、赤外線など複数の方式で信号を送信する。
分離
爆発ボルトで追加スラスターを分離可能。ジム・ナイトシーカーIIによって実装された機能で、本機にも取り入れられた。

武装・必殺攻撃編集

60mmバルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
ビーム・スプレーガン (BR-M-79C-1)
本機の主兵装で、ジムと同じ物。ビーム・ライフルと比べると射程は劣るが、収束率と出力は保たれ、連射性が高まっている。
専用ビーム・ガン
『MSD』で新たに追加された武装。ジム・ライトアーマーのビーム・ライフルをベースに開発され、エネルギーCAP方式を採用している。装弾数は少ないものの、一撃で敵機を破壊することができる。なおスペックにはないが、『MSV-R』の時点で携行は確認されていた。
ビーム・サーベル (BSiG01)
ランドセル左側に1基装備されているジムと同様のビーム・サーベル。
ビーム・ジャベリン
ビーム・サーベルのモードの1つで、グリップを延長し先端に高出力のビーム刃を形成した槍。『REBELLION』で第404空挺部隊が使用している。
100mmマシンガン (YHI YF-MG100)
ヤシマ重工製のマシンガン。ナイトイェーガー隊の機体が装備。
シールド (RGM・S-Sh-WF / S-00109)
腕部に装備される陸戦型ジム等と同様の小型シールド。同じくナイトイェーガー隊の機体が装備。

対決・名場面編集

関連機体編集

別仕様・改修機 編集

ジム・ナイトシーカーII
ジム・ライトアーマーをベースとした上位機種。
ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)
ジムIIIをベースとしたヴァースキ中隊長の搭乗機。
ジム・ナイトシーカー (宇宙仕様)
ナイトシーカーに先行開発段階のジェガンのパーツを組み込んだ機体。

系列機・派生機 編集

ジム
原型機。
ジムII
ナイトイェーガー隊の機体の原型機。

支援機 編集

強襲型ガンペリー
作戦行動を行う際の空輸を担当するMSキャリアー。

余談編集

  • 『MSV-R』で本機と強襲型ガンペリーが創作された経緯について『ジョニ帰』の作者Ark Performance氏(石川氏と光吉氏のどちらか)は、「作劇上、空挺の特殊部隊用ジムが欲しい」と『MSV-R』で設定協力を担っている草刈氏にコンセプトデザインの作成を依頼した事を明かしている。

リンク編集