「ニュートロンジャマーキャンセラー」の版間の差分

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== ニュートロンジャマーキャンセラー(Neutron Jammer Canceller) ==
 
== ニュートロンジャマーキャンセラー(Neutron Jammer Canceller) ==
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[[プラント]]の[[ユーリ・アマルフィ]]を中心に研究が進められた、その名の通り[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。「Nジャマーキャンセラー」、「NJC」とも略される。
  
[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。通称は「N(エヌ)ジャマーキャンセラー」。<br />一定範囲に効果があるが、その範囲は非常に狭い。<br />これを搭載する事で核分裂が可能となる他、電波撹乱等も起きなくなる。
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[[コズミック・イラ]]71年初頭には既に実用化の目処が立っていたが、[[ナチュラル]]との融和の道を模索する穏健派に同調していたユーリは再び[[血のバレンタイン]]の悪夢を繰り返しかねないこの装置の使用を躊躇していた。しかし、パイロットとして参戦していた息子[[ニコル・アマルフィ]]の戦死をきっかけに急進派へと転向。NJCの使用を決意した。
  
ベースマテリアルとなる鉱物資源は地球圏では非常に希少であり、[[C.E.]]73年時には[[大西洋連邦]]が独占している。<br />だが近年、火星圏でそのベースマテリアルの大鉱脈が発見されている。
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これを使用する事により、ニュートロンジャマー影響下でも核分裂反応を発生させる事が可能となり、核兵器の運用が可能となるが、同時にNジャマーによる電波撹乱効果も無効化される。[[モビルスーツ]]に搭載した場合は、[[核エンジン|核動力]]の搭載が可能となり、[[バッテリー]]以上の稼働時間とエネルギーリソースを実現。結果として[[フェイズシフト装甲]]やビーム兵器の運用上の制約が大幅に改善される事になった。
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MSとしては[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]に初めて搭載されているが、この時点では機体を中心とした一定範囲内に効果が発揮されてしまう為、以降の機体は意図的に効果範囲を制限した物が搭載され、効果範囲はMSのごく限られた範囲に限定される事になった。
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当初は[[ザフト軍|ザフト]]がこの技術を独占していたが、[[第1次連合・プラント大戦]]後半に[[ラウ・ル・クルーゼ]]によって[[大西洋連邦]]にデータが意図的に流出され<ref>それ以前に[[キラ・ヤマト]]が[[フリーダムガンダム|フリーダム]]を持ち出しているが、その危険性から[[アークエンジェル]]のクルーに触れさせないよう徹底していた。</ref>、それにより[[第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]でプラントは核攻撃の驚異に晒される事になり、対するザフトもこれを利用した[[ジェネシス]]を運用。さながら最終戦争の様相を呈するようになった為、戦後締結した[[ユニウス条約]]では[[ミラージュコロイド]]と共に軍事使用が禁止された。しかし、[[第2次連合・プラント大戦]]の開戦に伴い大西洋連邦は早々に条約を無視<ref>加えて、連合は開戦以前よりミラージュコロイドを用いた[[NダガーN]]や[[ガーティ・ルー]]を開発・運用している。</ref>し、再び核攻撃を実施しようとしたが、NJとは逆に核分裂反応を促進させる[[ニュートロンスタンピーダー]]の登場によって、全面核戦争は回避された。
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なお、NJCのベースマテリアルとなる鉱物資源は地球圏では非常に希少であり、[[コズミック・イラ]]73年時には[[大西洋連邦]]が独占しているが、[[火星]]圏でも同様のベースマテリアルの大鉱脈が発見されている。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
;[[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズ
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;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:[[ドレッドノートガンダム]]で初めて採用され、核分裂炉を搭載することで、膨大な火力と長い稼働時間を得られるようになった。<br />また、ニュートロンジャマーキャンセラーの情報が[[ラウ・ル・クルーゼ]]から[[フレイ・アルスター]]の手を経て連合に伝えられてからは、核弾頭に装備されるようにようになった(ちなみに解析から完成・実装まで約2ヶ月かかっている)。<br />これ以降もMSや核ミサイル等に搭載されている。
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:初出作品。これを搭載したフリーダムがキラによってザフトから持ち出された事で、[[パトリック・ザラ]]は[[アスラン・ザラ|アスラン]]に[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]を与え、これの追跡を命じた。その後、ラウによって連合側に技術が流出した事でプラントは核爆撃の危機に晒された事から、その技術の危険性がうかがい知る事が出来る。
 
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;[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]]
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:[[シーゲル・クライン]]によって、[[マルキオ]]に[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]が秘密裏に譲渡される所から物語が始まり、それに搭載されたNJCの扱いが物語の中核として描かれている。
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;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
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:ユニウス条約の締結によって軍事使用は禁止されたが、連合はこれを無視。核爆装した[[ウィンダム]]でプラントを攻撃し戦争の早期決着を図るが、核攻撃部隊はニュートロンスタンピーダーによって全滅の憂き目に遭う事になった。
 
== 関連用語 ==
 
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;[[ニュートロンジャマー]]
 
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== 関連商品 ==
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== リンク ==
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*[[小道具]]
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*[[小辞典]]
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*[[技術]]
  
== 話題まとめ ==
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== 余談 ==
<!-- *[[namazu:ニュートロンジャマーキャンセラー]] (全文検索結果) -->
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*スピンオフ作品ではたいてい「一定時間ごとにエネルギーを回復する装置」という形で登場する。しかし本文のとおりニュートロンジャマーキャンセラーは「核エンジンの動作を阻害するニュトロンジャマーの影響を阻害する装置」なので、エネルギー発生機関としての機能を持っていない。とはいえ意味合い的には「ニュートロンジャマーキャンセラー搭載核エンジン」であろう事は想像に固くなく、文字数が多くなりすぎてしまうのでこのようになっていると解釈される(ちなみに、ニュートロンジャマーがプレイヤー側へのトラップ装置として登場している作品では、核エンジンと別に本来の設定どおりニュートロンジャマーの影響を受けなくする機能として扱われているケースもちゃんとある)。
  
== 資料リンク ==
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== 脚注 ==
<!-- *[[一覧:ニュートロンジャマーキャンセラー]] -->
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== リンク ==
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{{DEFAULTSORT:にゆうとろんしやまあきやんせらあ}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
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2024年2月15日 (木) 12:58時点における最新版

ニュートロンジャマーキャンセラー(Neutron Jammer Canceller)編集

プラントユーリ・アマルフィを中心に研究が進められた、その名の通りニュートロンジャマーを無効化する装置。「Nジャマーキャンセラー」、「NJC」とも略される。

コズミック・イラ71年初頭には既に実用化の目処が立っていたが、ナチュラルとの融和の道を模索する穏健派に同調していたユーリは再び血のバレンタインの悪夢を繰り返しかねないこの装置の使用を躊躇していた。しかし、パイロットとして参戦していた息子ニコル・アマルフィの戦死をきっかけに急進派へと転向。NJCの使用を決意した。

これを使用する事により、ニュートロンジャマー影響下でも核分裂反応を発生させる事が可能となり、核兵器の運用が可能となるが、同時にNジャマーによる電波撹乱効果も無効化される。モビルスーツに搭載した場合は、核動力の搭載が可能となり、バッテリー以上の稼働時間とエネルギーリソースを実現。結果としてフェイズシフト装甲やビーム兵器の運用上の制約が大幅に改善される事になった。

MSとしてはドレッドノートに初めて搭載されているが、この時点では機体を中心とした一定範囲内に効果が発揮されてしまう為、以降の機体は意図的に効果範囲を制限した物が搭載され、効果範囲はMSのごく限られた範囲に限定される事になった。

当初はザフトがこの技術を独占していたが、第1次連合・プラント大戦後半にラウ・ル・クルーゼによって大西洋連邦にデータが意図的に流出され[1]、それにより第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でプラントは核攻撃の驚異に晒される事になり、対するザフトもこれを利用したジェネシスを運用。さながら最終戦争の様相を呈するようになった為、戦後締結したユニウス条約ではミラージュコロイドと共に軍事使用が禁止された。しかし、第2次連合・プラント大戦の開戦に伴い大西洋連邦は早々に条約を無視[2]し、再び核攻撃を実施しようとしたが、NJとは逆に核分裂反応を促進させるニュートロンスタンピーダーの登場によって、全面核戦争は回避された。

なお、NJCのベースマテリアルとなる鉱物資源は地球圏では非常に希少であり、コズミック・イラ73年時には大西洋連邦が独占しているが、火星圏でも同様のベースマテリアルの大鉱脈が発見されている。

登場作品編集

機動戦士ガンダムSEED
初出作品。これを搭載したフリーダムがキラによってザフトから持ち出された事で、パトリック・ザラアスランジャスティスを与え、これの追跡を命じた。その後、ラウによって連合側に技術が流出した事でプラントは核爆撃の危機に晒された事から、その技術の危険性がうかがい知る事が出来る。
機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
シーゲル・クラインによって、マルキオドレッドノートが秘密裏に譲渡される所から物語が始まり、それに搭載されたNJCの扱いが物語の中核として描かれている。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ユニウス条約の締結によって軍事使用は禁止されたが、連合はこれを無視。核爆装したウィンダムでプラントを攻撃し戦争の早期決着を図るが、核攻撃部隊はニュートロンスタンピーダーによって全滅の憂き目に遭う事になった。

関連用語編集

ニュートロンジャマー
ニュートロンスタンピーダー
核エンジン
ジェネシス
ハイパーデュートリオンエンジン

リンク編集

余談 編集

  • スピンオフ作品ではたいてい「一定時間ごとにエネルギーを回復する装置」という形で登場する。しかし本文のとおりニュートロンジャマーキャンセラーは「核エンジンの動作を阻害するニュトロンジャマーの影響を阻害する装置」なので、エネルギー発生機関としての機能を持っていない。とはいえ意味合い的には「ニュートロンジャマーキャンセラー搭載核エンジン」であろう事は想像に固くなく、文字数が多くなりすぎてしまうのでこのようになっていると解釈される(ちなみに、ニュートロンジャマーがプレイヤー側へのトラップ装置として登場している作品では、核エンジンと別に本来の設定どおりニュートロンジャマーの影響を受けなくする機能として扱われているケースもちゃんとある)。

脚注編集

  1. それ以前にキラ・ヤマトフリーダムを持ち出しているが、その危険性からアークエンジェルのクルーに触れさせないよう徹底していた。
  2. 加えて、連合は開戦以前よりミラージュコロイドを用いたNダガーNガーティ・ルーを開発・運用している。