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== シャリア・ブル(Challia Bull) ==
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{{登場人物概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Challia Bull
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| 登場作品 =  
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*[[機動戦士ガンダム]]
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*[[機動戦士Gundam GQuuuuuuX]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 =  
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*木原正二郎 (1st)
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*筈見純 (ギレンの野望、Gジェネ初代)
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*広川太一郎 (GジェネF)
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*小山力也 (EVOLVE)
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*高橋広樹 (UCE)
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:不明
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;GQuuuuuuX
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:*池田由美 (アニメ設定) / 松原秀典 (一年戦争時)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダム]](TV版)
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{{登場人物概要
*声優:木原正二郎
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| タイトル  = プロフィール
*種族・性別:地球人・男
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| 種族 = 人間 ([[スペースノイド]])
*生年月日:
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| 性別 = 男
*年齢:歳
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| 年齢 =
*体重:---kg
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*28歳 (小説版『1st』)
*血液型:
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*34歳 (GQuuuuuuX)
*所属:[[ジオン軍|ジオン公国軍]]
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| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0079年12月下旬
*階級:大尉
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| 出身 =
*役職・称号など:
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| 身長 =
*主な搭乗機:[[ブラウ・ブロ]]
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*キャラクターデザイン:
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| 血液型 =
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*MAパイロット
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*[[フラナガン機関]]被験者 (THE ORIGIN)
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| 所属 =
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| 所属組織 = [[木星]]エネルギー船団 ⇒ [[ジオン公国軍]]突撃機動軍
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| 階級 =
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*大尉
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*中佐 (GQuuuuuuX)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[木星]]帰りの[[ニュータイプ]]にして、ガンダムシリーズに初めてニュータイプとして登場したキャラクター。
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== 概要 ==
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[[ジオン公国]]の擁する木星エネルギー船団の隊長であり、[[木星]]帰りの[[ニュータイプ]]
  
キシリアに対する牽制という思惑を秘めたギレン直々の命令で、キシリア配下のニュータイプ部隊に配属となり、[[ブラウ・ブロ]]に乗ってホワイトベース隊と戦ったが、ニュータイプとして成長しつつあったアムロの[[ガンダム]]による攻撃を受けて戦死する。
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地球圏への帰還に成功した後、[[フラナガン機関]]でニュータイプとしての素養を見いだされ、[[ギレン・ザビ]]直々の命令を受けて[[キシリア・ザビ|キシリア]]配下のニュータイプ部隊に配属される。ギレンはキシリアの動向を探る目的で彼を送り込んでいたが、自身はキシリアとギレンの板挟みとなっている事に苦悩していた。
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その後、キシリアから[[ブラウ・ブロ]]を与えられ[[ホワイトベース隊]]と交戦。オールレンジ攻撃によって[[ガンタンク]]、[[ガンキャノン]]を追い込んだが、ニュータイプとして覚醒しつつあった[[アムロ・レイ]]の乗る[[ガンダム]]による攻撃を受け戦死した。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
<!-- :作品名:解説 -->
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;[[機動戦士ガンダム]]
;[[機動戦士ガンダム]](TV版)
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:初登場作品。第39話で[[ブラウ・ブロ]]に搭乗し、アムロ達の前に立ちはだかるが、ニュータイプとして覚醒しつつあった彼の前に敗北。なお、劇場版では登場シーンはカットされている為、登場しない。また、1話限りのゲストキャラクターではあるが、放送期間の短縮がなければ登場エピソードは3話に渡る予定であったとされている。
:[[ブラウ・ブロ]]に乗る。
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;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
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:PART 12から登場。年齢が28歳と設定され、それにしては老けて見えるとシャアから評されている。ギレンによってニュータイプ部隊に送り込まれる流れはTV版と同じだが、程なくしてシャアの腹心となり、ララァに代わって彼の右腕的存在として活躍した。シャアと共に敵であるアムロに対し、ザビ家打倒を目指す自分達の真意を理解してくれる相手と見込んでおり、[[ア・バオア・クー]]戦において[[ソーラ・レイ]]の射線上からの退避と説得を試みるも、自身を動揺させるための策略だと判断したアムロに逆上されてしまい、コクピットを撃ち抜かれて戦死した。シャリアの死はララァとクスコに続いて同調しようとしてきたニュータイプを殺してしまったという行動をアムロに自戒させ、シャアと共闘する道を選ばせる事になる。[[ルロイ・ギリアム|しかし…]]。
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;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
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:TV版や小説版とは異なり、黒髪・黒髭と若い姿で描かれているが、強硬なギレン派かつ保守的な人物として描写されている。ギレンの命令を受けてMAN特別部隊へ配属され、部隊では彼自身がブラウ・ブロの型式番号であるMAN-03のコードで呼ばれている。登場はTV版よりも早く、テキサスコロニーでガンキャノン部隊に対し優位に立つが、続くガンダムとの戦闘で戦死した。木星船団での功績からジオン十字勲章を授与されたことを誇りとし、ララァに対抗心を燃やすなど、プライドが高い側面があるものの、フラナガン博士からは能力的にはララァに劣ると見做され、その最期についてもシャアから唾棄されるなど、他の作品とは方向性が大きく異なるキャラクターとなっている。
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;[[GUNDAM EVOLVE]]
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:『ガンダム』第39話のリメイク作『EVOLVE../15 RX-78 / MAN-03 BRAW-BRO』に登場。小山力也氏が声優を担当した。
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;[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE]]
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:ストーリーイベント「アムロシャアモード」8月配信分に登場。当該エピソードは『1st』での登場回を掘り下げた回であり、彼が交戦する戦力がガンダム、ガンキャノン2機、GファイターというTV版と劇場版をミックスした編成になっている。声優は高橋広樹氏が担当。
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;[[機動戦士Gundam GQuuuuuuX]]
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:[[一年戦争]]末期にシャアの部下となり、共に[[マヴ]]戦術を構築してその有用性を実証。第二次ソロモン会戦では[[キケロガ (GQ)|キケロガ]]に乗りソロモンへ進行する[[ソドン]]を援護した。戦後は中佐に昇進し、[[ゼクノヴァ]]によって消息不明となったシャアの捜索と[[赤いガンダム]]の確保を目的に部隊を動かしている。シャアや[[ドレン]]など『1st』出典のキャラクターがほぼそのままの姿で登場しているのに対し、彼のみ容姿が大きくリファインされている。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== [[ジオン公国軍]] ===
 
;[[ギレン・ザビ]]
 
;[[ギレン・ザビ]]
:キシリアの元に行くように命じた。その意図が分かるかとギレンに問われた際は見事にやり過ごしている。
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:ジオン公国総帥。彼直々の命令でキシリアの指揮下へ配属となった。この際、ギレンにその意図が分かるかと問われた際は見事にやり過ごしている。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
:彼と同僚の関係となり、良い友人が出来たと評した。
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:同じキシリア麾下の軍人。彼と同僚の関係となり、良い友人が出来たと評したが、一方でギレンとキシリアの板挟みに苦悩するシャリアの心の内を見抜いており、彼を出撃させたのは敢えて死に場所を与える目的があった。小説版『1st』では彼に本名を呼ぶことを許され、『GQuuuuuuX』でも戦後彼を探し続けているなど盟友として扱われる一方、『ORIGIN』ではその器の小ささを唾棄されている。
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;[[ララァ・スン]]
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:同じジオンに所属するニュータイプ。彼女の優れた素質を見抜いている。『ORIGIN』では優れたNT能力を持つ彼女に嫉妬している様子が描かれている。
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;[[シムス・アル・バハロフ]]
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:共に[[ブラウ・ブロ]]に乗り込んだ女性士官。最期の瞬間に彼女に逃げろと告げるが、脱出は間に合わなかった。
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;[[クスコ・アル]]
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:小説版『1st』にて登場するニュータイプ。戦闘では彼女のフォローも行なっている。
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;[[ルロイ・ギリアム]]
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:小説版『1st』に登場する部隊員。
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=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
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;[[アムロ・レイ]]
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:相対した敵のニュータイプ。想像を超えるニュータイプ能力を前にして彼を「真のニュータイプ」と称した。小説版では打倒ザビ家のためにアムロを説得するという重大な役目を負う。
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=== GQuuuuuuX ===
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;[[エグザべ・オリベ]]
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:部下。[[GQuuuuuuX]]の正規パイロット。極秘作戦に失敗し、サイド6軍警に逮捕された彼を救出するために策を巡らせるなど、何かと目をかけている。
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;[[コモリ・ハーコート]]
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:部下。副官的立場でシャリアを補佐するが、彼の言動に振り回されることも。
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;[[ラシット]]
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:ソドン艦長。
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=== その他のガンダムシリーズ ===
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;[[パプテマス・シロッコ]]
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:『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』に登場した「木星帰りの男」。シャリアと同様に「木星帰り=ニュータイプ」の印象を視聴者に残した。ゲーム作品などで共演する機会は少ないが、漫画『[[機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]』では、共に航海記録に「血塗られた巨神を見た」と記述している。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。代表的な台詞のみにしてください。 -->
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=== 機動戦士ガンダム ===
<!-- :セリフ:説明 -->
+
;「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりではあります」
<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
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:第39話より、ギレンとの会話中に。「キシリアの下へ向かえ」という命令をギレンが口にする前に把握したシャリアだったが、命令の意図までをも把握したかどうかをギレンに警戒されたため上記のようにはぐらかした。
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;「いや、わたくしは大佐のようなお方は好きです。お心は大きくお持ちいただけるとジオンの為に素晴らしい事だと思われますな」<br/>「いえ、もし我々がニュータイプなら、ニュータイプ全体の平和のために案ずるのです」
 +
:同上。初対面のララァから力のようなものを感じた際、「私から何を感じる」と尋ねてきたシャアに対して。恐らくザビ家に対する復讐心などを感じ取ったのであろう。ここでもはっきりとは受け答えず、ジオンとニュータイプ双方のために心を広く持つように忠告した。
 +
;「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳が無い」
 +
:同上。交戦したガンダムが次々とオールレンジ攻撃を避けるのを目の当たりにして。しかもガンダムはこの時点で既にアムロの反応速度に追いつけずオーバーヒート寸前に陥っているので、「真のニュータイプ」は実に的を射た発言である。
 +
;「シムス中尉、逃げろ!」
 +
:最期の台詞。同じくニュータイプ能力を有するアムロに対しオールレンジ攻撃を駆使して善戦したものの、遂にブラウ・ブロ本体を発見されてしまう。同乗しているシムスに脱出を促すシャリアだったものの間に合う事はなかった。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
<!-- :[[機体名]]:説明 -->
 
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
 
 
;[[ブラウ・ブロ]]
 
;[[ブラウ・ブロ]]
:
+
:搭乗機。
 
+
;[[リック・ドム]]
== 商品情報 ==
+
:小説版での最初の搭乗機。[[ア・バオア・クー]]の戦闘でブラウ・ブロへと乗り換えている。
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
+
;[[リック・ドム (GQ)]] / [[キケロガ (GQ)]]
 
+
:『GQuuuuuuX』での乗機。
== 話題まとめ ==
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<!-- == テーマ曲 == -->
<!-- *[[namazu:シャリア・ブル]] (全文検索結果) -->
+
<!-- ;曲名 -->
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<!-- :説明 -->
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<!-- キャラクターソングやゲーム作品での専用戦闘BGM等がある場合、任意で記述してください。 -->
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<!-- == 余談 == -->
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<!-- *説明 -->
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<!-- == 商品情報 == -->
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<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:シャリア・ブル]] -->
+
*[http://www.gundam.jp/tv/world/character/ze01.html#26 『機動戦士ガンダム』公式サイト:シャリア・ブル]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
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2025年5月11日 (日) 07:15時点における最新版

シャリア・ブル
外国語表記 Challia Bull
登場作品
声優
  • 木原正二郎 (1st)
  • 筈見純 (ギレンの野望、Gジェネ初代)
  • 広川太一郎 (GジェネF)
  • 小山力也 (EVOLVE)
  • 高橋広樹 (UCE)
  • 川田紳司 (GQuuuuuuX)
  • デザイナー
    1st
    不明
    GQuuuuuuX
    • 竹 (原案)
    • 池田由美 (アニメ設定) / 松原秀典 (一年戦争時)
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    プロフィール
    種族 人間 (スペースノイド)
    性別
    年齢
    • 28歳 (小説版『1st』)
    • 34歳 (GQuuuuuuX)
    没年月日 宇宙世紀0079年12月下旬
    職業
    所属組織 木星エネルギー船団 ⇒ ジオン公国軍突撃機動軍
    役職 木星エネルギー船団隊長
    階級
    • 大尉
    • 中佐 (GQuuuuuuX)
    主な搭乗機 ブラウ・ブロ
    テンプレートを表示

    概要編集

    ジオン公国の擁する木星エネルギー船団の隊長であり、木星帰りのニュータイプ

    地球圏への帰還に成功した後、フラナガン機関でニュータイプとしての素養を見いだされ、ギレン・ザビ直々の命令を受けてキシリア配下のニュータイプ部隊に配属される。ギレンはキシリアの動向を探る目的で彼を送り込んでいたが、自身はキシリアとギレンの板挟みとなっている事に苦悩していた。

    その後、キシリアからブラウ・ブロを与えられホワイトベース隊と交戦。オールレンジ攻撃によってガンタンクガンキャノンを追い込んだが、ニュータイプとして覚醒しつつあったアムロ・レイの乗るガンダムによる攻撃を受け戦死した。

    登場作品と役柄編集

    機動戦士ガンダム
    初登場作品。第39話でブラウ・ブロに搭乗し、アムロ達の前に立ちはだかるが、ニュータイプとして覚醒しつつあった彼の前に敗北。なお、劇場版では登場シーンはカットされている為、登場しない。また、1話限りのゲストキャラクターではあるが、放送期間の短縮がなければ登場エピソードは3話に渡る予定であったとされている。
    機動戦士ガンダム (小説版)
    PART 12から登場。年齢が28歳と設定され、それにしては老けて見えるとシャアから評されている。ギレンによってニュータイプ部隊に送り込まれる流れはTV版と同じだが、程なくしてシャアの腹心となり、ララァに代わって彼の右腕的存在として活躍した。シャアと共に敵であるアムロに対し、ザビ家打倒を目指す自分達の真意を理解してくれる相手と見込んでおり、ア・バオア・クー戦においてソーラ・レイの射線上からの退避と説得を試みるも、自身を動揺させるための策略だと判断したアムロに逆上されてしまい、コクピットを撃ち抜かれて戦死した。シャリアの死はララァとクスコに続いて同調しようとしてきたニュータイプを殺してしまったという行動をアムロに自戒させ、シャアと共闘する道を選ばせる事になる。しかし…
    機動戦士ガンダム THE ORIGIN
    TV版や小説版とは異なり、黒髪・黒髭と若い姿で描かれているが、強硬なギレン派かつ保守的な人物として描写されている。ギレンの命令を受けてMAN特別部隊へ配属され、部隊では彼自身がブラウ・ブロの型式番号であるMAN-03のコードで呼ばれている。登場はTV版よりも早く、テキサスコロニーでガンキャノン部隊に対し優位に立つが、続くガンダムとの戦闘で戦死した。木星船団での功績からジオン十字勲章を授与されたことを誇りとし、ララァに対抗心を燃やすなど、プライドが高い側面があるものの、フラナガン博士からは能力的にはララァに劣ると見做され、その最期についてもシャアから唾棄されるなど、他の作品とは方向性が大きく異なるキャラクターとなっている。
    GUNDAM EVOLVE
    『ガンダム』第39話のリメイク作『EVOLVE../15 RX-78 / MAN-03 BRAW-BRO』に登場。小山力也氏が声優を担当した。
    機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
    ストーリーイベント「アムロシャアモード」8月配信分に登場。当該エピソードは『1st』での登場回を掘り下げた回であり、彼が交戦する戦力がガンダム、ガンキャノン2機、GファイターというTV版と劇場版をミックスした編成になっている。声優は高橋広樹氏が担当。
    機動戦士Gundam GQuuuuuuX
    一年戦争末期にシャアの部下となり、共にマヴ戦術を構築してその有用性を実証。第二次ソロモン会戦ではキケロガに乗りソロモンへ進行するソドンを援護した。戦後は中佐に昇進し、ゼクノヴァによって消息不明となったシャアの捜索と赤いガンダムの確保を目的に部隊を動かしている。シャアやドレンなど『1st』出典のキャラクターがほぼそのままの姿で登場しているのに対し、彼のみ容姿が大きくリファインされている。

    人間関係編集

    ジオン公国軍編集

    ギレン・ザビ
    ジオン公国総帥。彼直々の命令でキシリアの指揮下へ配属となった。この際、ギレンにその意図が分かるかと問われた際は見事にやり過ごしている。
    シャア・アズナブル
    同じキシリア麾下の軍人。彼と同僚の関係となり、良い友人が出来たと評したが、一方でギレンとキシリアの板挟みに苦悩するシャリアの心の内を見抜いており、彼を出撃させたのは敢えて死に場所を与える目的があった。小説版『1st』では彼に本名を呼ぶことを許され、『GQuuuuuuX』でも戦後彼を探し続けているなど盟友として扱われる一方、『ORIGIN』ではその器の小ささを唾棄されている。
    ララァ・スン
    同じジオンに所属するニュータイプ。彼女の優れた素質を見抜いている。『ORIGIN』では優れたNT能力を持つ彼女に嫉妬している様子が描かれている。
    シムス・アル・バハロフ
    共にブラウ・ブロに乗り込んだ女性士官。最期の瞬間に彼女に逃げろと告げるが、脱出は間に合わなかった。
    クスコ・アル
    小説版『1st』にて登場するニュータイプ。戦闘では彼女のフォローも行なっている。
    ルロイ・ギリアム
    小説版『1st』に登場する部隊員。

    地球連邦軍編集

    アムロ・レイ
    相対した敵のニュータイプ。想像を超えるニュータイプ能力を前にして彼を「真のニュータイプ」と称した。小説版では打倒ザビ家のためにアムロを説得するという重大な役目を負う。

    GQuuuuuuX編集

    エグザべ・オリベ
    部下。GQuuuuuuXの正規パイロット。極秘作戦に失敗し、サイド6軍警に逮捕された彼を救出するために策を巡らせるなど、何かと目をかけている。
    コモリ・ハーコート
    部下。副官的立場でシャリアを補佐するが、彼の言動に振り回されることも。
    ラシット
    ソドン艦長。

    その他のガンダムシリーズ 編集

    パプテマス・シロッコ
    Ζ』に登場した「木星帰りの男」。シャリアと同様に「木星帰り=ニュータイプ」の印象を視聴者に残した。ゲーム作品などで共演する機会は少ないが、漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』では、共に航海記録に「血塗られた巨神を見た」と記述している。

    名台詞編集

    機動戦士ガンダム 編集

    「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりではあります」
    第39話より、ギレンとの会話中に。「キシリアの下へ向かえ」という命令をギレンが口にする前に把握したシャリアだったが、命令の意図までをも把握したかどうかをギレンに警戒されたため上記のようにはぐらかした。
    「いや、わたくしは大佐のようなお方は好きです。お心は大きくお持ちいただけるとジオンの為に素晴らしい事だと思われますな」
    「いえ、もし我々がニュータイプなら、ニュータイプ全体の平和のために案ずるのです」
    同上。初対面のララァから力のようなものを感じた際、「私から何を感じる」と尋ねてきたシャアに対して。恐らくザビ家に対する復讐心などを感じ取ったのであろう。ここでもはっきりとは受け答えず、ジオンとニュータイプ双方のために心を広く持つように忠告した。
    「すごいモビルスーツとパイロットだ。あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳が無い」
    同上。交戦したガンダムが次々とオールレンジ攻撃を避けるのを目の当たりにして。しかもガンダムはこの時点で既にアムロの反応速度に追いつけずオーバーヒート寸前に陥っているので、「真のニュータイプ」は実に的を射た発言である。
    「シムス中尉、逃げろ!」
    最期の台詞。同じくニュータイプ能力を有するアムロに対しオールレンジ攻撃を駆使して善戦したものの、遂にブラウ・ブロ本体を発見されてしまう。同乗しているシムスに脱出を促すシャリアだったものの間に合う事はなかった。

    搭乗機体・関連機体編集

    ブラウ・ブロ
    搭乗機。
    リック・ドム
    小説版での最初の搭乗機。ア・バオア・クーの戦闘でブラウ・ブロへと乗り換えている。
    リック・ドム (GQ) / キケロガ (GQ)
    『GQuuuuuuX』での乗機。

    資料リンク編集

    リンク編集