RFズゴック
読み リファインズゴック
外国語表記 RF Z'GOK
登場作品 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 OMSM-07RF
MSM-07RF[1]
頭頂高 18.4m
本体重量 38.6t (異説:73.1t)
全備重量 57.9t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,830kW
スラスター総推力 67,900kg
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
センサー有効半径 7,200m
所属 オールズモビル
主なパイロット オールズモビル一般兵
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概要 編集

オールズモビルが開発した「後期型」に分類されるRFシリーズ。旧ジオン公国軍ズゴックを模しているが、極力公国軍時代の機体に似せていた「前期型」とは異なり、最新鋭技術を盛り込んだことからフォルムは同じだが全く別の機体となっている。開発には豊富な地球での経験を持つ技術者が関与していることが示唆されており、かつてのカプールのように現場から忌避された記録は残っていない。

大型化した脚部にはハイドロジェットを搭載し、潜水艦級の長期作戦行動を可能としている他、コクピットも大型化され、数日間の作戦行動にも耐える生命維持装置が備えられている(一説にはキッチンすら装備されていたとされている)。さらに熱核ホバー・ノズルも搭載されており、陸戦においてもRFデザート・ドムに追随する速力を確保出来た。また、背部に推力33,950kgを誇る大型の熱核ジェットエンジンを二基搭載し、推力のみによる飛行も可能とした。

頭部には対空・対地両用のミサイル・ランチャーを6基搭載し、腕部には偏向メガ粒子砲をそれぞれ一門搭載。クローはヒート・サーベル同様の発熱機能を有するヒート・クローとなっており、接近戦においてもビーム・サーベル装備機に匹敵する破壊力を獲得している。加えて胸部にはビーム・シャワーと呼ばれる連装拡散メガ粒子砲を搭載しており、対地攻撃において高い制圧火力を発揮した。

これらの火器および推進装置を運用するため、機体各部には大型の排熱装置を搭載しているが、これが重装甲を誇るRFズゴック最大のウィークポイントとなっている。持ち前の機動性と火力によってそれを補いうると評価されていたようであるが、一方で61式戦車の砲撃を排熱装置に受けて破壊された機体も確認されており、完全無欠とは行かなかったようである。

宇宙世紀0134年に連邦の調査委員会が行った検証では潜水能力はザク・マリナーを上回る4,500mを誇り、航続距離、装甲、火力いずれにおいてもガンダムF90-Mタイプに比肩するかこれを凌駕すると評価されている。

登場作品と操縦者 編集

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
初登場作品。初の水中ステージであるACT.6で初登場するが、同ステージでF90にVタイプが追加されるため、プレイヤーの選択次第だが、まず間違いなくヴェスバーの試し撃ちの餌食となる。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
『F』に『F90』枠で初登場。
機動戦士ガンダムF90FF
機動戦士ガンダムF90クラスター
第14話に登場。汎アフリカ開放同盟の戦力としてRFロックにドッキングした状態でマニャラ基地襲撃のために運用されたが、デフ・スタリオンイヴァル・ダーナウォルフ・ライルの連携の前に劣勢に追い込まれ、撃破された。
月刊モビルマシーン
VOLUME34でRFロックとともに解説され、コクピットにキッチンを備えている説が唱えられるなど、様々な設定が追加された。

装備・機能 編集

武装・必殺攻撃 編集

ヒート・クロー
両腕部の格闘用クロー。形状はズゴックのアイアン・ネイルに似るが、ヒート兵器としての機能が備わっており、ビーム・サーベル搭載機に匹敵する破壊力を獲得している。
ビーム・カノン (ハンド・ビーム)
両腕部に1門ずつ計2門内蔵されている偏向メガ粒子砲
対艦・対空ミサイル (ロケットランチャー)
頭部に6基内蔵されている対空・対地両用のミサイル・ランチャー。
ビーム・シャワー
胸部に2門内蔵されている連装拡散メガ粒子砲。RFドムと同様の武装であり、対地攻撃において高い制圧火力を発揮する。

対決・名場面 編集

関連機体 編集

ズゴック
リファイン元。
RFロック
RFズゴックがRFバロックと合体した大型モビルアーマー
ガ・ゾウムマリンタイプ
ヒート式アイアン・ネイルの搭載や、猛牛コルト専用機の胴体形状などに本機に通ずる点が見られる。
ゼー・ズール
ヒート・ナイフをクローに見立てて使用する等、格闘性能の強化が本機へと引き継がれている。

商品情報 編集

リンク 編集

脚注 編集

  1. 『フォーミュラー戦記』説明書など