ロータスチャレンジ
ロータスチャレンジ (LOTUS CHALLENGE) 編集
『ガンダムビルドダイバーズ』の登場人物、ロータスが主催する超難関ミッション。
ロータス自らのフォースネスト「ラビアン・クラブ (ロータス要塞)」のコアが攻撃目標に設定されており、挑戦者は地上から宇宙へと上がって防衛網を突破、高度400kmの熱圏にある強固なIフィールドと対空装備で守られた要塞の内部にあるコアユニットを破壊するまでの流れを制限時間15分以内に済ませる事でクリアとなる。また、このチャレンジにおける挑戦者側の最大出撃数は5機までとなっている。
勝利報酬は30,000,000BC (3,000万ビルドコイン)。加えて「slr.GAIA」の称号を獲得する事ができる。
地上のスタートポイント及び大気圏を離脱する手段についてはチャレンジャーの手に委ねられており、軌道エレベーター、マスドライバー、レーザー推進システム、スペースプレーンなど選択肢は多岐にわたっている。ただ、限られた時間を多戦力の打ち上げに費やすか、はたまた少数戦力で速やかに宇宙へ上るかなど、綿密な立案が必要とされる工程であり、如何にして速やかに宇宙へと上がり防衛網を突破するかが最初の課題となる。
宇宙に上がってからはガンダムシリーズに登場する水中用機体で構成された大多数の敵部隊を突破し、更に要塞への超近距離からの直接攻撃を実行しなければならず、打ち上げに時間を費やした場合の攻略は極めて困難となる。ビーム攻撃やミサイル攻撃による遠距離からの直接攻撃は無効化され、接近しようとすれば凄腕のロータスが直々に待ち構えている事から、強豪フォースのAVALONですら攻略に成功できない程、屈指の難易度を誇るミッションとなっている。『GBD』第15話時点で実に1,202回ものチャレンジが行われたが、成功回数は0回に留まっている。その為、同話でチャレンジ成功を果たしたミカミ・リク達ビルドダイバーズが初の攻略達成者となっている。
ロータスチャレンジ Ver.エルドラ (LOTUS CHALLENGE ver.ELDORA) 編集
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』にてヒロト達ビルドダイバーズのために開催されたアレンジ版。
惑星エルドラにおけるヒトツメとの決戦を間近に控える彼らのため、マギーがリハーサルとして手配した事で開催に至った。通常のロータスチャレンジとは異なり、地上から宇宙へ上る工程が省略されているが、その代わりに防衛網を第5エリアまで増加、制限時間を30分[1]に設定する等の変更点がある。ただ、敵部隊として数多くの強豪フォースが参加しており、加えてヒロト達の希望で1機でも撃墜された場合は第1エリアから再開しなければならないため、通常のロータスチャレンジ以上に敵部隊の突破は困難を極めている。
登場作品編集
- ガンダムビルドダイバーズ
- 第15話で開催。サブタイトルでは「ロータス・チャレンジ」と中点が入っている。新たな主役機ガンダムダブルオースカイのお披露目回という事もあり、ビルドダイバーズはそれまで誰一人としてクリアできなかったミッションを巧みな連携術で堅実に進めていき、史上初のクリアを果たした。
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- 第23話ラストで「Ver.エルドラ」の開催が決定し、続く第24話で新ビルドダイバーズvs前作キャラ&ゲストキャラという豪華な対決が描かれた。幾多のリトライの末、新ビルドダイバーズは遂にクリアを果たし、ヒトツメ攻略の要となる力のための必殺技の会得に至っている。そしてチャレンジ後はリク達のフォースネストで交流会が開かれた。
防衛戦力 編集
フォース・ロータスの戦力 編集
- キャンサー
- 『W』に登場する本来は水中用の機体。宇宙へと上がってきたチャレンジャーに対し魚雷攻撃を行う。
- 機雷原
- 要塞前に配置された機雷原。追尾式と時限式の機雷によって要塞への接近を阻む。
- アンコウガンダム / エイガンダム / エビガンダム / カニガンダム
タコガンダム (ガンダムオクトパス) / ヒラメガンダム - 『G』に登場するネオノルウェー(もしくはネオデンマーク)が運用していたマーメイドガンダムの試作機群。機雷原を突破した敵機を圧倒的物量差で阻む。
- マーメイドガンダム
- 『G』に登場するネオデンマーク代表モビルファイター。ロータス本人の乗る通常カラーの機体に赤色と黒色の2機がロータス要塞の直衛についており、要塞最後の砦として挑戦者の前に立ち塞がる。
- ラビアン・クラブ (ロータス要塞)
- ロータスがラビアンローズをフォースネストとして改装した要塞かつ攻撃目標。ラビアンローズにヤドカリを模した貝殻と爪が付いたような外観となっている。表面に多数の対空ビーム砲を有する他、爪は超大型ビーム砲による砲撃に加え有線で射出が可能など、要塞だけでも凄まじい火力を有する。
Ver.エルドラでの追加戦力編集
挑戦者及び結果 編集
- AVALON
- 綿密に選定したシャトルでジブラルタルのマスドライバーから打ち上がる方法で過去に5回挑戦しているものの、いずれもあと一歩のところで失敗に終わっている。『GBD』第15話冒頭では11分で高度400kmの熱圏に到着し、前回のチャレンジから打ち上げ時間を30秒短縮する事に成功したものの、新たに配置された機雷原によってエミリアとカルナが足止めを食らう。やむなくキョウヤが先行し要塞に接近するものの、ロータス本人の妨害を受けそれ以上の接近ができなくなる。最後はハイパードッズライフルマグナムでコアを狙い打つもIフィールドで防がれ直後にタイムアップとなった。
- ガンダムX ×5機
- AVALONの調査記録で登場。要塞に対しサテライトキャノンの一斉射で直接攻撃を仕掛けるもIフィールドにより完全に防がれている。
- プラズマダイバーミサイル + コロニーデストロイヤー
- 同じくAVALONの調査記録で登場。モビルスーツ2機が各ミサイルを1基ずつ発射し要塞への直接攻撃を試みているものの、対空ビーム砲により迎撃された。
- 第七機甲師団
- カルナやユッキーの口から7回連続でチャレンジ失敗している事が明かされている。
- ビルドダイバーズ (BUILD DIVERS)
- ナナミの紹介で本チャレンジの事を知り、再加入したアヤメと共に新型機ガンダムダブルオースカイの性能テストも兼ねて挑戦。作戦名はシャトルのスピードと敵部隊を叩くための戦術、そして要塞を破壊する火力の3つに重点を置いた事から「スリーアローズ」と命名された。まずブースター付きのシャトルにダブルオースカイ、ビームマスター、RX-零丸の3機を搭載し、ジブラルタルのマスドライバーで大気圏を離脱。GBNの供給するシャトルではなくフルスクラッチのシャトルを使用した事により8分で離脱に成功している。続く機雷原はユッキーがMIRVを交えた弾幕を展開し破壊。各メンバーは敵部隊を撃破し、要塞のIフィールドの破壊に成功する。しかしコアを破壊するには火力が足らず、スカイレガースを用いたビーム反射攻撃でようやく外装の破壊に至るものの、その際の爆発で残るコア部分が地球へと落下。時間内の破壊は絶望的に見えたが、トランザムインフィニティを発動させ追いついたダブルオースカイの一撃でコアは完全破壊。見事チャレンジを成功させた。
- ビルドダイバーズ (BUILD DiVERS)
- 「Ver.エルドラ」に挑戦。エルドラから宇宙へと上がる手段を煮詰めている最中だったため、地上から宇宙まで上がる工程が省略された。実力差と物量差の前に幾度と無く撃墜・タイムアップを繰り返しながらも着実に最大到達エリアを進めていき、遂にチャンピオンであるキョウヤの待ち受ける第5エリアへと到達。40回目のチャレンジでは4人全員の総力を結集した連携術でチャンピオンの突破に成功し、29分58秒でコアユニットの破壊に成功[2]。ヒトツメとの決戦で決め手となる必殺技の会得を果たした。
余談編集
- 『ビルドダイバーズ』本編で表示された2DモニターはタイトーのSTG『ダライアス』シリーズのゲーム画面のパロディ。「slr.GAIA」の称号も『ダライアスII』の海外版『サーガイア』から。