プロトタイプグフ 機動実証機

プロトタイプグフ 機動実証機
外国語表記 Prototype Gouf (Mobility Demonstrator)
登場作品 MSD
デザイナー カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
分類 地上用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 YMS-07A-0
全高 18.3m
主動力 熱核融合炉
開発組織 ジオニック社
所属 ジオン公国軍
テンプレートを表示

概要 編集

ジオニック社が開発したプロトタイプグフの機動実証機。

ジオン公国軍は早期にザクIIを母体とした局地戦仕様では性能に限界があることを把握しており、地球侵攻においてもモビルスーツが重要な役割を果たすことを期待して、ジオニック社に陸戦用に特化した新たなモビルスーツを試作発注した。これによって試作されたYMS-07はMS-06Fをベースとしつつも、装甲・冷却装置・推進装置・コクピットのレイアウトに至るまで、全面的に刷新が図られていた。特にランドセルは重力下仕様に改良されており、ノズル数が2基から3基へと変更された。ただこの段階では試作型ゆえか、内部の機器が剥き出しの部分も見受けられていた。

機動実証機は機体の駆動・動力系をテストする目的で製作されており、前腕部とマニピュレータがザクと同タイプとなっているのが特徴。そのため、マシンガンやヒート・ホークなどモビルスーツ用の武器の装備が可能。本機はジオン本国内の「ダーク・コロニー」での試験後に地球に降ろされ、重力下での最終機動試験が行われた。その性能はジオニック社およびジオン軍の要望を満たすものであったため、戦術実証機と合わせたデータを元に、MS-07Bが誕生することとなった。

登場作品と操縦者 編集

MSD
出典元。

装備・機能 編集

武装・必殺攻撃 編集

MS用マシンガン
八州重工業製の小型火器。地球連邦軍にも提供されている武装。
ヒート・ホーク
斧型の斬撃武器。ブレード部分が赤熱化し、高熱によって敵機の装甲を溶断する。腰のウェポンラッチやシールド裏に装着する際には、グリップをスライドさせてコンパクト化させる。
シールド
前腕部への装備が検討されたシールド。これは自在に動かせることで防御範囲が広がり、機体への被弾率を下げるのに有効と結果が出た。各種武装を裏面のマウントラッチに装備することも可能。

対決・名場面 編集

関連機体 編集

ザクIIF型 (THE ORIGIN版)
プロトタイプグフの設計ベースとなった機体。
プロトタイプグフ 戦術実証機
新型の固定武装のテスト機。
グフ (THE ORIGIN版)
本機と戦術実証機のデータから開発された量産機。
プロトタイプグフ
宇宙世紀正史における本機。正確には2号機までに位置する。

商品情報 編集

リンク 編集