ヒルデガルド・スコルツェニー

ヒルデガルド・スコルツェニー
登場作品 ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに (漫画版)
デザイナー みずきたつ
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プロフィール
愛称 ヒルダ
種族 人間 (スペースノイド)
性別
職業 軍人 (MSパイロット)
所属 ジオン軍ジオン残党エゥーゴ
所属部隊 キルマイヤー小隊 → ゾラ隊
階級 少尉
主な搭乗機
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概要 編集

ジオン公国軍キルマイヤー小隊所属の少尉。

素人同然の学徒兵として一年戦争末期に実戦に参加し、終戦後は部隊の仲間たち共々指揮官のヘルマン・キルマイヤーに率いられデラーズ紛争に参加。その後、宇宙世紀0085年5月にサイド1・25バンチでティターンズガンダムTR-1[ヘイズル]の強奪作戦に参加した。

だが、国家を信じて戦った兵士を裏切り主義も矜持も売り渡したジオン共和国の姿に自分の知る「祖国」が失われたことを感じた彼女は「祖国のために戦う」という大義名分を失っており、戦う理由を探すために途方に暮れていた。そんな中、ティターンズに所属するエリアルド・ハンターと出会い、彼との短い触れ合いの中で「仲間のため」「誇りのため」に戦うことが出来ることを悟り、キルマイヤーの指揮する最後の作戦に参加。その中でエリアルドに自らの正体を明かし、コロニーから脱出した。

その後、エゥーゴへと参加し、ガブリエル・ゾラ率いるザンジバル級に合流。ゾラの部下として共にグリプス戦役を戦い抜き、その最終局面でエリアルドと再会した。

登場作品と役柄 編集

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに (漫画版)
初登場作品。小説版には登場せず、漫画版で追加されたキャラクターの一人として新たに設定された。Episode7で初登場し、ゾラたちエゥーゴサイドの状況を補完するキャラクターとしての役割を与えられており、ロサ・ギガンティア攻防戦でカール・マツバラの乗るガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]を撃墜したのも彼女ということになっている。

人間関係 編集

ジオン残党 / エゥーゴ 編集

ヘルマン・キルマイヤー
ジオン公国軍時代の上官。敗走に次ぐ敗走は部隊の理想がゆらぐと見ており、ヒルダもその一人であった。成功確率も低く、得られる益も少ないヘイズル強奪計画を実行したのも、部下たちに希望を与えるためのものであったと語っている。
ガブリエル・ゾラ
キルマイヤーとは別のジオン残党部隊を率いる指揮官。エゥーゴ参加後は彼の乗るザンジバルに交渉役として派遣され、以降はエゥーゴ参加を決めたゾラの部下として共にグリプス戦役を戦い抜いており、リック・ディアスを手配するなどその戦いを支援した。

ティターンズ 編集

エリアルド・ハンター
T3部隊のMSパイロット。彼をティターンズと知って近づき、「探し物」を手伝って欲しいという理由で行動を共にした。その際、彼の戦う理由が「ティターンズに選ばれた人間」だからではなく、「仲間たちのいる部隊」の誇りのためであると知り、彼女もそれに従い再び戦場へ戻ることになった。短い会話の中でエリアルドの人となりを理解しており、その甘さから戦争で生き残れるはずがないと考えていたが、グリプス戦役の終盤、戦場で再び彼と再会した。

名台詞 編集

揺らぐ空の下 索漠とした空疎感――消えていった大切なもの――
だけどあの時 私が本当に失ったものは何だったのだろう
Episode8でのモノローグ。終戦と共に「祖国のために戦う」という動機を失ったことがうかがえる。

搭乗機体・関連機体 編集

ザクII
ヘイズル強奪作戦時の搭乗機。シールドにバズーカラックが増設され、その表面には部隊のものと思われるエンブレムが描かれている。
ジムII
ゾラ率いるザンジバルへ交渉に赴く際に搭乗。ゾラからは「ジオンの兵がジムを使うのか」と訝しがられた。
ネモ
カムチャッカ基地防衛戦時に搭乗。その後ロング・シールド・ブースターを装備したネモ・カノンへ換装されている。
ネモ・カノン
ロサ・ギガンティア防衛戦以降の乗機。コロニーレーザーを巡る攻防の後、エリアルドの乗るガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]との戦闘で中破したため、機体は放棄された。

リンク 編集