ヘルマン・キルマイヤー
| ヘルマン・キルマイヤー | |
|---|---|
| 登場作品 | ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに (漫画版) |
| デザイナー | みずきたつ |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 人間 (スペースノイド) |
| 性別 | 男 |
| 職業 | 軍人 |
| 所属 | ジオン軍 → ジオン残党 |
| 所属部隊 | キルマイヤー小隊 |
| 階級 | 大尉 |
概要 編集
元ジオン軍キルマイヤー小隊の指揮官。一年戦争末期、素人同然の学徒兵を率いて乱戦を生き抜き、戦後デラーズ紛争にも参加しつつその間一人も部下を死なせず、隊員を交代させなかった。その手腕はティターンズの将官からも「理想的な指揮官」と称されている。
どんなに高い理想も固い結束も祖国という支柱を失えば揺らぐということを自覚しており、右腕を失い車椅子での生活を余儀なくされ、先頭に立って隊員を導くことができない中、隊長としてのプライドで部下たちに戦場という希望を与えるため、サイド1・25バンチでのガンダムTR-1[ヘイズル]の強奪作戦を実行したが、作戦は失敗に終わった。
その後、潜伏先もティターンズによって包囲される中、自らに銃を突きつけるティターンズの指揮官に対し自らの考えを吐露。一元的な選民思想と偽りの愛国心で国民を戦場に駆り立てたかつてのジオン公国の姿勢をティターンズに重ねながら、ティターンズはどこへ向かうのかを問いかけた。
登場作品と役柄 編集
- ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに (漫画版)
- 初登場作品。漫画版オリジナルエピソード「繭の中」で部隊を率いたが、ティターンズに身柄を拘束された。ティターンズ将官に銃を突きつけられる所で出番は終了しており、その後の生死については不明。
人間関係 編集
- ヒルデガルド・スコルツェニー
- 部下。祖国奪還という戦う理由を失った部下の一人であり、部隊の仲間と誇りのために戦うことを見出した彼女を送り出した。
- ティターンズ兵
- 潜伏先に乗り込んできたティターンズの指揮官。亡国の英雄、理想的な指揮官とキルマイヤーを称え、敬意を払う態度を見せており、個人的な興味からヘイズル強奪作戦の動機を問いただした。一方で彼のその行動を時代を読み違えたと評価し、秩序を乱すテロリストとして彼に銃を向けた。
名台詞 編集
- 「あれから2年――我々はもう二度と時期を逃すことはできない」
「我が永遠の祖国の為に――」 - Episode7より。25バンチにアスワンが入港する情報を聞きつけ、蜂起の時を待つ。この時点で彼の姿はシルエットになっているが、右腕が失われていることは示唆されている。
- 「ひとつ聞きたいことがある」
「ティターンズは一体どこへ行こうとしているんだ?」 - Episode10より。ティターンズに包囲され、自らの胸中を吐露した上で用済みと判断され銃を突きつけられる中で口にした最後の言葉。この後、彼がどうなったのかは語られていない。