ジムD型
外国語表記 GM Type D
登場作品 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 RGM-79D
主動力 熱核融合炉
開発組織 地球連邦軍
開発拠点 オーガスタ工廠
主なパイロット 連邦兵
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概要編集

一年戦争時に地球連邦軍が生産したジムシリーズの内、後期生産型に属する機体。

ジムの高性能機を欲する前線の声を受けてオーガスタ工廠で開発が行われた機体であり、能力強化の目標を「ドム」に設定し、機動力の向上に重点を置き開発が進められた。熱核ホバーによる高い機動性を誇るドムに対し、新設計フレームに主推進器を従来機の2倍(計4基)搭載するという簡素かつ乱暴な対抗策が講じられており、これにより戦闘時間低下などの諸問題が発生したものの、ドムへの数少ない対抗手段を得た事で前線の将兵からは高い評価を受けている。以上の開発経緯からか型式番号の「D」は、対ドム用の意であるとする資料も見られる。

本機はバリエーション機が多く存在しているのも特徴であり、寒冷地での運用に適した調整が施されたジム寒冷地仕様の他に、本機をベースとするジム・コマンドおよび系列機などが存在している。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
出典作品。ジム寒冷地仕様ジム・コマンドなどのベース機として機体名称が挙げられるが、本編には登場しない文字設定のみの機体となっている。以降の各種媒体においては寒冷地仕様とセットで解説される事が多い。
マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 GM
書籍オリジナル設定ではあるものの、ジム・コマンドの解説の前置きとして本機のCG画像や簡単な機体解説が1ページ分掲載されている。機体設定に関しては、11月初旬時点での対ドム戦におけるRGM-79 ジムのキルレシオ(撃墜対被撃墜比率)が悲惨で、前線の将兵から「より機動性の高いMSを」の要望を受け開発された、というもので、11月中旬以降に生産開始し「対ドム用」の触れ込みに違わぬ戦果を挙げたと設定されている。なお機体色に関してはほぼ寒冷地仕様と同様の物となっている。
なお、上記の設定は後の配信ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』における寒冷地仕様の機体解説文などにも見られる。

関連機体編集

ジム寒冷地仕様
寒冷地での運用にあたって氷結対策、防寒処理等が施された仕様。
ジム・コマンド / ジム・コマンド宇宙戦仕様
本機をベースとする後期生産型のジム。ここから更にジム・スナイパーIIなどのコマンド系列機に派生する。
新型ジム
漫画『THE BLUE DESTINY (高山瑞穂版)』に登場する、対ドム戦を想定してチューンナップされた新型のジム。寒冷地仕様とコマンドの中間的なデザインとなっている。型式番号は通常のジムと同様に「RGM-79」。
ジム (夢のマロン社)
OVA作品『夢のマロン社・宇宙の旅』の1シーンに登場するジム。寒冷地仕様が単なるRGM-79 ジムのリデザイン版であった『0080』公開以前の設定を踏まえているため、ジムカラーの寒冷地ジムといった外見をしている。見方によってはこれがD型と言えるかもしれない。

商品情報編集

書籍 編集

リンク編集