ゲルググ・ウェルテクス・キュアノス
| ゲルググ・ウェルテクス・キュアノス | |
|---|---|
| 外国語表記 | GELGOOG VERTEX CURENOS |
| 登場作品 | 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 |
| デザイナー | 大河原邦男 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | キマイラ隊専用モビルスーツ |
| 生産形態 | パーソナルカスタム機 |
| 型式番号 | MS-14J/BR |
| 頭頂高 | 19.2m |
| 本体重量 | 45.7t |
| 全備重量 | 70.7t～71.7t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| ジェネレーター出力 | 1,890kW |
| 装甲材質 | ガンダリウムコンポジット |
| センサー有効半径 | 8,700m |
| 開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社第二研究事業部 |
| 所属組織 | FSS |
| 所属部隊 | キマイラ隊第一小隊 |
| 母艦 | ニカーヤ |
| 主なパイロット | ユーマ・ライトニング |
概要 編集
ユーマ・ライトニング専用にカスタマイズが施されたゲルググ・ウェルテクス。名称の「キュアノス」はギリシア語で「青」を意味する。
キュアノスはユーマが搭乗していた宇宙世紀0090年仕様の高機動型ゲルググをほぼ踏襲した機体となっている。機体カラーは名称の由来となる青を基調に塗装され、独特な頭部形状や脚部のコンフォーマルタンクも継承されている。近接戦闘仕様の構成装備となっており、主武装はユーマが以前搭乗していたギャン・エーオースのビーム・ベイオネットを携行する。さらに、両腰部には新たにビーム・バルカンを装備されている。
本機の各部には紅い稲妻のマークが描かれており、ジョニーを想うユーマの気持ちが反映されている。
登場作品と操縦者 編集
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- 初登場作品。ユーマ・ライトニングの機体として、レッドのテスタロッサ、ジャコビアスのクサントスと小隊を組んでミナレット争奪戦に投入された。争奪戦では初めにミナレットに向かおうとするイングリッド0のヘビーガンダムと交戦。妨害しつつも誘導し、シャアのディジェ・トラバーシアとの戦いに巻き込んで見せた。トラバーシアに一斉攻撃を仕掛けた際には、テスタロッサを庇って右腕部とバインダーを損傷するが、クサントスのバックパックに換装して戦闘を続行。最後までテスタロッサの僚機として奮戦し、ミナレットのザビ家の復讐装置の破壊に貢献した。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- アクティブ・バインダー
- リゲルグのウイング・バインダーをバックパックに移設した可動式推進器。バインダーは駆動アームによって接続されており、フレキシブルに可動して急制動や旋回などに活用される。これにより、高い機動力と細やかな推力偏向特性を本機に与えている。損傷した際などに、バックパックからバインダーのみをパージすることも可能で、従来のゲルググのようにバックパック自体の脱着も容易に可能となっている。
武装・必殺攻撃 編集
- ビーム・ベイオネット
- ギャン・エーオースと同型の銃剣型兵装。ビーム剣とビーム・ガンで構成されており、対応力の高い武装として選択された。ビーム・ガンの欠点であった短い射程は改善されている。
- ビーム・バルカン
- 両腰部に装備された小型ビーム砲。連射性が高く、接近戦で有効な武装。
- ビーム・ナギナタ
- ゲルググ系が使用する両刃型ビーム・サーベル。ビーム刃を片側のみ発生させることも可能。非使用時には腰背部にマウントされる。
- グレネード・ランチャー
- 両腕部に装備された擲弾発射器。
- ビーム・ランサー
- バックパック下部に2本装備された近接用装備。連結させる事でビーム・ナギナタとしても使用可能。
- ミサイル・ポッド
- バックパックに搭載されたミサイル・ポッド。小型ミサイルを8発発射可能。
- 円盤型宇宙機雷
- アクティブ・バインダー内に片方6基ずつ計12基装備された機雷。
- バックラー・シールド
- 左腕部に装備された小型シールド。近接戦闘を想定して取り回しの良い小型の物となっている。
その他 編集
対決・名場面 編集
関連機体 編集
- ゲルググ・ウェルテクス
- 試作機。
- 高機動型ゲルググ (ユーマ・ライトニング大尉機)
- 本機の仕様のベースとなった機体。
- ゲルググ・ウェルテクス・テスタロッサ / ゲルググ・ウェルテクス・クサントス
- 他のキマイラ隊第一小隊のゲルググ・ウェルテクス。