グリムゲルデ
| グリムゲルデ | |
|---|---|
| 外国語表記 | GRIMGERDE |
| 登場作品 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
| デザイナー | 海老川兼武 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | モビルスーツ |
| 生産形態 | ワンオフ機 |
| 型式番号 | V08-1228 |
| 全高 | 18.5m |
| 本体重量 | 29.2t |
| 主動力 | エイハブ・リアクター |
| 装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
| フレーム | ヴァルキュリア・フレーム |
| 開発組織 | ギャラルホルンの前身組織 |
| 所属 | モンターク商会 |
| 主なパイロット | マクギリス・ファリド |
概要 編集
厄祭戦末期に開発されたモビルスーツ。名称の「グリムゲルデ」は『ニーベルングの指環』に登場する戦乙女の1人に由来し、「仮面の守護」という意味を持つ。長く激しい戦争となった厄祭戦は、結果として多くのMSを生み出しており、グリムゲルデも拮抗した戦局の打開を期待され、開発された機体である。
基礎フレームは当時のMSと比較して軽量で高い機動性に重点を置いたヴァルキュリア・フレームを採用。ヴァルキュリア・フレームを採用した機体は全般的に生産数が少なく、実践記録に関しては殆ど残されていないが、スペック上は戦場の主力として活躍するだけの数値を誇る。同時期に開発に成功したガンダム・フレームの存在によって主力に至らなかったが、戦後のMS開発ではその性能が評価され、以降のギャラルホルンのMS開発はグリムゲルデをはじめとするヴァルキュリア・フレームを素体として行われるようになった。事実、ギャラルホルンの現行主力機はグリムゲルデの基本構造を踏襲する形で設計が見直されており、その開発の系譜が生き続けている唯一のMSとなった。
グリムゲルデは軽量のため宇宙空間では高い機動性と小回りの効く挙動を保持しており、地上においても重力の影響を最小限に抑え、軽快な足さばきを実現する。反面、重たい一撃を見舞うためには重心コントロールが重要で、操縦を誤ったエネルギー伝達の低い近接攻撃は、易々と敵機の装甲に弾かれることもある。
登場作品と操縦者 編集
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 初登場作品。モンタークを名乗ったマクギリス・ファリドが搭乗し、カルタ・イシューの地球外縁軌道統制統合艦隊に攻撃された鉄華団の地球降下船や三日月・オーガスのガンダム・バルバトスを援護した。エドモントンでの戦いでは鉄華団を援護する形でガエリオのガンダムキマリス・トルーパーと交戦する。その際にガエリオに正体がマクギリスである事と自身の本当の狙いを明かし、逆上し冷静さを失ったガエリオを胴体部にヴァルキュリアブレードを突き刺して撃破した。後にマクギリスが地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官になった後はヘルムヴィーゲ・リンカーに外装を換装されている。
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント
- ロンド・ブロン率いるイシュー家傘下の部隊に追われる身となったウィスタリオ・アファムらを援護するためにマクギリスが運用。ロンドの乗るグレイズリッターと交戦し、ウィスタリオらの撤退を認めると撤退した。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- 頭部センサー
- 頭部に組み込まれた高感度センサー。対象のデータ解析時にはカメラを展開することもある。
武装・必殺攻撃 編集
- ヴァルキュリアライフル
- ヴァルキュリア・フレーム専用の110mm口径ライフル。機体に合わせてて重量バランスを計算して設計されており、ドラムマガジンを採用することで装填弾数を強化している。
- ヴァルキュリアブレード
- グリムゲルデ専用の2振りの剣。刀身は黄金色で、フレームに用いられる高硬度レアアロイより硬く軽量な希少金属が用いられている。その威力は的確な重心制御が伴えば、フレームやナノラミネートアーマーすら容易く切り裂くほどである。帯剣時はヴァルキュリアシールドの裏面に格納される。
- ヴァルキュリアシールド
- 基本装甲の一部としてグリムゲルデ用に開発されたシールド。内部に格納したヴァルキュリアブレードを収納状態から回転させ、外部2展開することが可能で、手に持たずにブレードを使用できる機構を持つ。
対決・名場面 編集
関連機体 編集
- ヘルムヴィーゲ・リンカー
- グリムゲルデの外装をヘルムヴィーゲを再現した外装に換装した機体。
- オルトリンデ / ジークルーネ / ヴァルトラウテ
- 他のヴァルキュリア・フレーム採用機。
- ゲイレール / グレイズ / レギンレイズ
- ヴァルキュリア・フレームから発展したフレームを採用している機体。
商品情報 編集
ガンプラ 編集