アンフ
外国語表記 Anf
登場作品
デザイナー 寺岡賢司
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スペック
分類 地上用量産型モビルスーツ
生産形態 モンキーモデル
型式番号 MSER-04
頭頂高 17.3m
本体重量 134.9t
主動力
  • 化石燃料 (中東など)
  • 化学反応型燃料 (中東以外)
装甲材質 Eカーボン
開発組織 人類革新連盟
所属
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概要  編集

人類革新連盟が化石燃料の使用から脱却するに合わせて、主力機の座から退いた量産型モビルスーツファントン」を輸出用に再設計した機体。その為、型式番号に「輸出 (Export)&レンタル (Rental)」の略称である「ER」が付加されている。機体名の「アンフ」とはアラビア語で「鼻」という意味であり、アラビア語を用いている事からも中東向けの機体である事が窺い知れる。

当初は化石燃料の使用が可能であった中東を中心に輸出されていたが、やがてアフリカ大陸全般にも輸出を開始。中東地域での成功に気を良くした人革連政府も、アンフの生産数を増大させ、結果として一機あたりのコストが下がることになり、さらなる需要を呼び起こす結果となった。

MSとしては破格の低価格であり、故障率が低く、稀に故障した場合にも修理が容易な構造であったことから貧困にあえぐ発展途上国で好まれており、「中東でミサイルを撃てば、アンフに当たる」というジョークが真実味を持つ程、これらの地域では配備されているMSの内、アンフの占める割合は高い。

また、需要の高まりと共に改良も加えられており、化石燃料が手に入りにくい中東以外の地域では化石燃料型エンジンが足かせとなる事から、人革連技術者は二酸化炭素の排出が無い化学反応型燃料を使用するエンジンを開発。エンジンの換装が比較的容易だった事から初期に生産された機体の多くも新型エンジンへと換装を終えている。

対MS戦力としては気休め程度にしかならないが、MSのいない戦場では圧倒的な強さを発揮しており、アンフを主力機として採用する地域では、敵となる隣国もアンフを採用しており、同型機同士ならば互角の戦いを繰り広げることができた。また、戦闘用としてのみならず大型ワークローダーとしての需要もあり、豪州などではユニオン製のMSよりこちらの方がパワーがあるため好まれている他、AEUでもモスクワなど人革連に近い地域で多く運用されている。

アンフの存在を騙る上で外せないのが商社の存在であり、世界中で多くの商社が同機の販売に乗り出している。中には「作業用」の機体を輸出して現地で戦闘用に改修するサービスを行う者や、新造機と偽って軍から払い下げられたファントンを改修して表面だけ直して売りつけるといった悪質な商社も存在していた。

カラーバリエーション 編集

輸出用作業仕様
大型ワークローダーとして作られた非武装の機体。作業機械らしい黄色で塗装されている。非武装の機体だが兵器の輸入が禁止されている地域でも購入可能という事から、輸入後に独自の武装を施されて戦闘用に転用されるケースが後を絶たないという。
人類革新連盟軍仕様
ティエレン制式採用後も引き続き運用されているタイプ。カラーリングはファントンと同一で、同機と混同されるケースが多いが、軍の資料上では別機体としてカウントされている。ただし、ファントンからの改造機が多いのが事実である。
工場出荷状態
無塗装で装甲表面に腐食処理のみが施された赤茶色の機体。主にこの状態で各地の専門商社に下ろされる。その後、商社がオーナーとなる買い手の希望に沿って塗装やマーキングを施してから出荷する。
連邦平和維持軍仕様
治安維持活動のみを想定し、対人鎮圧戦に特化した機体。機体色は白。足元と上面へのロケット弾攻撃に対応するべく、脚部や機体各部に増加装甲が施されている。メインカメラにもクリアーカバーが装着された。
輸出用基本仕様
中東やアフリカ大陸での運用を前提に開発された仕様。砂漠や荒地での運用を前提としたサンドカラーが採用されている。確認されている機体でもっとも数が多く、本機を代表するイメージカラーとなっている。『00』本編に登場した機体もこれにあたる。
冬季迷彩仕様
ロシア及びヨーロッパ近地方に配備された機体。夜間戦闘用に塗装された機体を現地で冬季迷彩に再塗装したもので、白と黒が入り混じったカラーパターンとなっている。機体全体を塗装するには大量の塗料が必要となるため、アンフにとって脅威となる対地攻撃を避ける目的で主に上面を白く塗装している。
AEU軍市街地戦仕様
強力なモビルスーツが存在しないアフリカ地域などでの市街戦を想定した機体。レーダーの使用できない有視界戦闘を前提としたカラーパターンで、上半身は人が見上げて空に溶け込むように見える制空迷彩、下半身は市街戦用のACU迷彩が施されている。
ユニオン軍標的用鹵獲機
アラスカ地域などへの人革連の侵攻時に鹵獲された機体をベースとしたもの。グレーを基調とした迷彩が施されている。ユニオン軍の陸戦MS教導群戦術研究班に所属しており、各種テストや訓練に標的用として運用されている。

登場作品と操縦者 編集

機動戦士ガンダム00
初登場作品。第1話より登場し、当時少年兵であった刹那・F・セイエイを窮地に立たせるが、直後に飛来したリボンズ・アルマーク0ガンダムによって全機撃破された。以降も旧スリランカのシンハラ人勢力やアザディスタン王国軍、果てはカタロン等でも運用されており、その普及率の高さがうかがえる。
機動戦士ガンダム00N
第6回で本機についての解説が行われている。
MSの演習、拠点警備・防衛、作業用等の目的で全世界にも輸出されている。その際に運用目的や地域によってカラーリングが変更されている。また、鋭之介・初代・日野氏による片足の模型作例も掲載され、同コーナーの挿絵に用いられた。

装備・機能 編集

武装・必殺攻撃 編集

200mm×25口径長滑腔砲
本機の主兵装。腕部に装着して使用する。徹甲弾をはじめ、様々な弾頭が用意されている。ティエレンの物と同型。
12.7mm機銃
長滑腔砲に装備されている同軸機銃。
30mm機銃
頭部の下側に装備されている小型機銃。牽制や対人用として使用される。

対決・名場面 編集

関連機体 編集

ファントン / ファントン指揮官型
正規軍仕様。

商品情報 編集

書籍 編集

資料リンク 編集

リンク 編集