クロスボーン・ガンダムX3

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XM-X3 クロスボーン・ガンダムX3(Cross Bone Gundam X3)

サナリィが開発した宇宙海賊クロスボーン・バンガードの所有する試作型モビルスーツ
頭部の形状や装備の一部が1号機2号機と異なっており、また胸部装甲がより厚くされるなど、より接近戦を意識した機体となっている。だが、本機は実験機としての色が濃く、かなり扱いが難しい機体となっている。

3機のクロスボーン・ガンダムの中では最も短命であり、実働時間僅かに一月足らずで大破、爆散している。

クロスボーン・ガンダムの3番機と思われていたが、近年別に存在する事が発覚。本機は(明言はされていないが)4番機にあたると思われる。

登場作品と操縦者

機動戦士クロスボーン・ガンダム
補給物資の1つとしてシェリンドン・ロナが持ってきた機体であり、元々は運用データを基にエースパイロット(キンケドゥか?)が搭乗する事を前提として配備されたと思われる。しかし、成り行きからほとんど素人同然のトビア・アロナクスが乗り込む事になり、そのまま出撃している。だが、機体の性能とトビアのニュータイプとしての高い資質、さらには元々追い詰められると実力を発揮し、また機転を利かせる戦法を良く使用するトビアはこの機体(特に、扱いの難しいムラマサ・ブラスターやIフィールド)を上手く使いこなして見せている。この事もあり、エレゴレラアビジョトトゥガノーティラスなどの木星軍MSMAを撃破するなどの戦果を挙げている。最後はドゥガチの乗るMAディビニダドと交戦し、ほとんど相打ちのような形で大破している(トビアはコア・ファイターで脱出)。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
月のサナリィの研究施設に厳重に保管されていた本機の予備パーツがスカルハート修復フルクロスへの改装に使用された。また、トビアの回想でも本機が登場している。

装備・機能

特殊機能

腕部Iフィールド発生器
ブランド・マーカーの代わりに左右前腕部に装備されている。別名、「Iフィールド・ハンド」。
展開中はビームを完全に無効化し、ムラマサ・ブラスターすらも受け止められる(ゲームでは射撃系のビーム攻撃しか防げないが)。しかし、Iフィールドを展開可能な時間は105秒で、その後の冷却に120秒を必要とする。つまり、理論上は左右で210秒間はビームに対して完全に無敵だが、その後、15秒間は完全に無防備になってしまうという弱点があるという事になる(当然、腕を動かす事などによって生じる時間的な誤差はあるが)。
物語のラストで、両手のIフィールドを同時展開してディビニダドのメガ粒子砲の砲門に特攻し、X3もろともディビニダドを大破させた。
分離
コクピットブロックが分離してコアファイターになる。

武装・必殺攻撃

バルカン砲
頭部に2門内蔵。
ビームサーベル
両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームガンとして使う事も出来る。
ザンバスター
ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。通常は腰に分離状態でマウントされる。X3は似た機能を持つムラマサ・ブラスターがあるのでほとんど使用せず、最終決戦時にグレネードランチャーを使うために装備した程度。カラスとの対決時にも持っていたのだが、その後、いつの間にか無くなっていた。
グレネードランチャー
ザンバスターの銃口に装着して発射する実弾兵器。他にも小型核弾頭を含む各種弾頭の発射が可能となっている。X3が最終決戦時にザンバスターを装備したのは核弾頭を使うためと言っても過言ではない。
バスターガン
右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。X3は一度も使っていない。
ビームザンバー
左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。こちらもX3はほとんど使用していない。
ヒートダガー
脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つ事も可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
シザーアンカー
前部スカートが変形する事で使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりする時に使う他、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方も可能。
ムラマサブラスター
刀身の左右に配された14本のビームサーベルと、切っ先に配された1門のビームガン(ビームサーベル兼用)を装備した、七支刀のような武器。ビームサーベルとしての破壊力は高く、ビームザンバーと同様、ビームシールドごと敵機を切断する事ができる。これを防げるのは本機のIフィールドのみ。
トビアがX3を強奪した時に置いてあったものを掴んで持ってきたが、セーフティが外れていなかった為にビームが発振せず、そのままの状態で敵機を殴りつけていた。その後、ドゥガチの駆るMA・エレゴレラによってセーフティが解除され、初の出力時には敵が柄を握っていたという情けない幕開けとなる。
『スーパーロボット大戦』シリーズでは剣全体にビームが展開されるが、『G GENERATION』シリーズでは剣先からビームサーベルのように展開される形になっている(「ビーム・ムラマサ・ブラスター」という名称になっている)。後者は原作最終決戦時で核ミサイルの信管を切り落した攻撃の再現であり、ほとんどの場合、前者で使われる(ただし、14本のサーベルとビームガンの同時起動はしていないが)。
ムラマサブラスター(射撃)
ムラマサブラスターのビームガンをそのまま射撃兵装として運用したもの。Gジェネでは「ブラスター・ガン」名義。
ムラマサブラスター(連続攻撃)
ムラマサブラスターを用いた連続攻撃で、X3の必殺技扱い。おそらくノーティラスにトドメを刺した攻撃の再現と思われる。『スーパーロボット大戦』シリーズでのみ使用可能。
ガトリング砲
X3に追加された武器。胸部前面に装備されている。
オプション型ブランド・マーカー
地球からの大気圏離脱の際に左腕に増設された装備。大気圏を突破した後、いつの間にか外されていた。明らかにIフィールドと干渉しそうである。

対決・名場面

エレゴレラ
X3初の実戦相手。トビアの腕前がまだまだシロウトに毛が生えた程度のものだったため、かなりX3の性能に頼った勝利となる。特にIフィールドが無ければ確実にやられていた。ただ、気迫では確実にトビアの方が上回っていた。
死の旋風隊
地上に降りてからの初の戦い。双方ともに慣れない地上戦だったが、先に十日間を地上で過ごしたアドバンテージか、いち早く地上戦に対応したトビアが互角以上の戦いを見せ、最終的にキンケドゥの援護もあって勝利を収める。
ディビニダド
最終決戦。Iフィールド等を使っての相打ちに近い勝利だが、エレゴレラ戦と違い、トビアがX3の性能に『頼った』のではなく『生かした』戦いをした末での勝利。ムラマサ・ブラスターの一番先端部分のサーベルを使って、ディビニダド搭載の核ミサイルの弾頭のみを切り落とすという離れ業をやってのけた。

関連機体

クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
クロスボーン・ガンダムX1
クロスボーン・ガンダムX2
クロスボーン・ガンダムX2
クロスボーン・ガンダムX2改
クロスボーン・ガンダム ゴースト
フリント

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話題まとめ

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