STガン
STガン | |
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外国語表記 | ST-Gan |
登場作品 |
スペック | |
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分類 | 情報収集用モビルスーツ |
生産形態 | 改修機 |
型式番号 |
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頭頂高 | 19.2m[1] |
全高 | 20.8m[1] |
本体重量 | 33.5t[1] |
全備重量 |
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主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 |
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スラスター総推力 |
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アポジモーター数 | 22[1] |
センサー有効半径 | 68,500m[1] |
原型機 | ジェガンJ型 |
改修 | サナリィ |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 第13実験戦団 (第13独立機動艦隊) |
主なパイロット |
ナヴィ リー・シャオメイ |
概要編集
サナリィがフォーミュラ計画におけるガンダムF90のデータ収集及び試験空域の早期警戒を目的として、ジェガンJ型をベースに自主開発した観測用モビルスーツ。機体名称の「ST」は「エスティ」と発音し、「センサーターレット(Sensor Turret)[2]」及び「ストラテジックトレーナー(Strategik Treaner)[3]」のダブルミーニングであるとされる。
当初はリゼルのディフェンサー・ユニットを観測機器に換装する案もあったが、可変による機動特性の複雑さを考慮し、より単純で扱いやすいジェガンがベースとして採用された。
基本フレームはジェガンの物が流用されているが、肩部装甲はD型に差し戻される形で改修されており、大型の長距離光学センサーを搭載し、更に右肩にはメインセンサーと一体化した全周管制ユニット搭載ターレット、左肩にはレーザーセンサーを搭載したターレットをそれぞれ装備。頭部にもスペクトル&熱分析センサーが追加され、腰部にはアポジモーターを兼ねた切り離し可能なサブ光学センサーを装備。両腕部には有線センサーが搭載されている。
ジェネレーターはジェガンR型のものを採用し、大量のセンサーを運用するために余裕のある出力を確保。コクピット周りも大きく改修され、音響・赤外線センサーおよびミノフスキー干渉波計測装置が追加され、サブシートの搭載により複座運用も想定されている。
バックパックはF90に追随し、そのデータを観測する事を目的として後のガンダムF91に近い複合スラスター・ベーン方式のものに取り替えられており、バックパック単体での推力は152,500kgにも及ぶ。
固有の武装こそ持たないが、作戦に応じてジェガン用の火器を使用する事は可能。実際の作戦では、ビーム・ライフルを携行するか、EWACジェガンのカメラガンを運用していたとされる。その自衛能力は高く、J型と同等かそれ以上のものだったとされ、ファステスト・フォーミュラでは前線戦闘管制にも使用され、その際のデータがF90シリーズ及びF91の開発にも活用されている。この実戦下におけるデータ収集という発想は、スタンドプレー好みの若い集団であるサナリィの受けが良く、宇宙世紀0120年に再開されたF90のテストにおいて、最低限の自衛能力を持たせて運動性と装甲を改修し、不要と判断された光学センサーをオミットした改修が施された。この改修型はST2型とされ、火星における第一次オールズモビル戦役に投入されている。
また、その高性能が教導団に高く評価され、宇宙軍からリゼルに代わる強行偵察機として採用案が持ち上がった。しかし、ワンオフのカスタム機に近く、コストもジェガンJ型の8倍に相当する事から、プランは立ち消えになった、あるいは特殊部隊のみに採用されたと言われている。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムF90
- 初出作品。ナヴィの搭乗機として登場し、F90の試験データの収集を主任務としていた。火星に降下後、オールズモビルの奇襲を受け機体は破損し行動不能に陥り、そのまま鹵獲されてしまう。その後、火星基地に留置されるが、直後の連邦軍との戦闘で基地が崩壊したため、本機も同時に失われたものと思われる。
これ以外にはガンプラ「1/100 ガンダムF90II-Lタイプ」の組立説明書の挿絵に青い機体が描かれている。 - 機動戦士ガンダムF90FF
- ファステスト・フォーミュラに配備されたリー・シャオメイ機が登場し、同部隊の戦闘管制を行っている。また、ガンダムF90-Uタイプのブースターを取り付けた「チェイサー仕様」も運用された。
- 月刊モビルマシーン
- 第14回に機体解説が追加され、『FF』に登場した機体がST1型、『F90』に登場した機体がST2型とそれぞれ設定され、開発経緯を含めて機体のバックボーンが補強された。
装備・機能編集
特殊機能 編集
- 各種センサー類
- 機体に搭載されている数々のセンサー類。電波式の各種センサーを基本に諸方式のセンサー、F90の稼働データ記録用の大容量メモリーバンクやデータ処理用の大規模プロセッサなどが搭載されている。