ジオング
MSN-02 ジオング(Zeong)
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
- 装甲材質:超硬スチール合金
- 頭頂高:17.3m
- 全高:23m
- 本体重量:151.2t
- 全備重量:231.9t
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:9,400kW
- 推力:187,000kg
- センサー有効半径:81,000m
- 開発組織:ジオン公国軍
- 主なパイロット:シャア・アズナブル
ジオン軍が極秘開発したニュータイプ用モビルスーツ。ニュータイプ機として問題であった高機動力と、両腕の有線ビームによるオールレンジ攻撃を可能とした機体。ゲルググが使えないシャア・アズナブルにキシリア・ザビから完成度80%と告げられて与えられたが、現場では80%の完成度でも十分性能が発揮できると太鼓判を押された。
ジオングのコンセプトは後のニュータイプ用モビルスーツやモビルアーマーに引き継がれていった。
本来なら脚部が装着されるはずで、その状態を「パーフェクトジオング」と呼ぶが、この設定は漫画「プラモ狂四郎」で作られている。
登場作品と操縦者
装備・機能
特殊機能
- 分離
- コクピットのある頭部が、緊急脱出ポッドになる。
武装・必殺攻撃
- メガ粒子砲(頭部)
- 頭部口部に内蔵されたメガ粒子砲。胴体を破壊され、頭部ユニットだけになってもガンダムと交戦した。
- メガ粒子砲(腹部)
- 2門内蔵。
- 有線ビーム砲
- 両腕の指に装備されたビーム砲。有線式でオールレンジ攻撃が可能。二人乗っていればニュータイプ能力者でなくとも使用は可能。
対決・名場面
- ジオング出撃
- シャアがキシリアより「完成度80%」と告げられると、現場の人間からは「80%?冗談じゃありません、現状でジオングの性能は100%出せます!」と太鼓判を押すと、シャアは「脚が付いてない…」と言い、「あんなのただの飾りですよ、偉い人にはそれがわからんのです!」と反論した。その後、整備兵が「シャアが使いこなせるかだ」と言うと「はっきり言う、気に入らんな…」と言って乗り込んだ。
後日談として、漫画「若き彗星の肖像」にて後にシャアがパーフェクトジオングに乗る際にこの整備士と再会し、整備士が「足も満更無駄ではなかった」と評価を改めたエピソードがある。 - 対ガンダム
- アムロのニュータイプ能力とガンダムに対抗したシャアのジオングは、有線ビーム砲でガンダムを攻めるが、お互い機体の部類を破壊つくす。最期はジオングが頭部ユニット、ガンダムは右腕と両足の状態で交差しての射撃で相撃ちとなった。