Sガンダム (ブースター・ユニット装着型)

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MSA-0011〔Bst〕 Sガンダム(ブースター・ユニット装着型) (S Gundam plus Booster Unit)

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。非常時におけるSガンダムの高速・高機動型バリエーションである。
下半身であるGボマーと背部のバックパックをブースター・ユニットに換装し、機動力を強化している。このブースターは元々Ex-Sガンダム用のパーツとして造られていた物で、Gクルーザー形態時に単独で月面への降下と離脱、地球での大気圏離脱を可能とする程の推力を有していた。その為、これを4基装備させる事でモビルアーマーと同等の運用を可能とするプランが後になって考案され、急遽採用された結果生まれたのが本機である。下半身のブースター・ユニットはアダプターを介して接続されており、脚部は存在しない。これは加速力と速度の強化に脚部は不要であり、無い方が質量的にも有利だからである。このブースターを2基装備するEx-Sガンダムでも既に1,182,000kgという凄まじい推力を持っていたが、4基装備した本機では2,140,000kgと更にその上を行っている。全備重量も200tを超えているがその状態でも10G以上の加速力を発揮でき、ウェイブライダー形態時のΖプラスをも凌駕する程である。質量比の大きさから大型宇宙艦艇と同等の大幅な軌道移行も可能で、カタログスペック上、速度増分は地球の低軌道から月まで単独で到達できる程度とされる。一方で旋回性能は良くなく、有人による実戦評価無しで実戦投入されている事もあって耐Gスーツやリニアシートをもってしてもパイロットにかなりの加速Gがかかる。
武装はSガンダムと同じ物を使用するが、Gボマーが合体していないので大腿部ビーム・カノンは装備されない。ビーム・スマートガンは下半身のブースター・ユニットに設置されたムーバブルフレームに接続して使用され、背部の大口径ビーム・カノンは4門に増加している。射撃時の姿勢制御もAMBACユニットとして機能するGアタッカーの主翼やテール・スタビレーターのおかげで安定性がかなり高い。ちなみにテール・スタビレーター基部の下側には多目的パックが装着されていて、プロペラントタンク等を増設可能とされる。

脚が無いその姿から、本機はもはやガンダムタイプMAと言っても過言ではない。

登場作品と操縦者

ガンダム・センチネル
パイロットはリョウ・ルーツ
小惑星ペズンの防衛用砲台に電力を供給する発電衛星「SOL7804」破壊の為に出撃し、被弾しつつも任務を成し遂げている。

装備・機能

特殊機能

ALICE(アリス)
MSの完全自動化を目指して造られたコンピューターシステム。正式名称は「Advanced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment(発展型論理・非論理認識装置)」。
Gコアに搭載された学習型コンピューターとA、Bパーツに搭載された補助機器で構成され、戦闘や機動を全て自身で判断して行う事を可能としている。ただし機体が分離した状態ではただの学習型コンピューターでしかなく、あくまでもMS形態時での運用が前提である。
本機はBパーツが無い為、稼働していない状態であると思われる。
分離
コクピットブロックを分離可能。
換装
SガンダムEx-Sディープストライカーに換装可能。
テール・スタビレーターを換装可能。

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に4門内蔵されている近接防御用武器。炸裂弾を発射する。
テール・スタビレーター・60㎜バルカン砲
テール・スタビレーターに4門内蔵。主に後方の敵機に対して使用される。
固定武装ではなくオプションであり、装備する場合はテール・スタビレーターそのものをバルカン砲内蔵型に換装する必要がある。
インコム・システム
頭部に1基装備されている有線式の準サイコミュ兵器。オーガスタ研究所からの流出技術を使用している。その為、ガンダムMk-Vが装備している物と基本設計を共有している。
左右にビームの発射口を3門ずつ、計6門備える。1回の使用につき3発まで発射でき、回収してエネルギーを再充填すれば再使用も可能。
2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの、オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能。ビームの出力はあまり高くないが、不意打ちに使えるなど有効性が高い。
大口径ビーム・カノン
バックパックに4門装備。ムーバブルフレームに直に接続される。
コストパフォーマンスが比較的に良好であり、FAZZにも転用されている。
ビーム・スマートガン
本機のオプションとして採用された長砲身のビーム・ライフル。メガ・バズーカ・ランチャーと比較して出力は劣る(それでも通常のビーム・ライフルを凌駕するレベル)が、使い勝手はこちらの方が良い。装備時には下半身のブースター・ユニットに備えられたムーバブルフレームにクランク状のパーツを介して接続され、エネルギーもそこから供給する仕組みである。
この武装自体にもオプションが用意されており、Ζプラスのビーム・スマートガンと同じディスク・レドームが装着できる。この場合、通常時よりも広範囲のスキャンが行えるようになるというメリットがある。他にも大容量冷却装置を持つ砲身に換装する事で連射性が向上するが、こちらはコストの高騰化と重量増加が問題視されている。

対決・名場面

関連機体

Sガンダム
素体。
Ex-Sガンダム
Sガンダムにオプションパーツを追加した重装仕様。
Sガンダム ディープストライカー
ブースター・ユニットやレドーム、艦艇の主砲、Iフィールドと多数の装備を追加した状態。
ΖプラスC1Bst型
Ζプラスのバリエーション機。Bst型の随伴機として計画されていた。
ジオング
一年戦争時に旧ジオン軍が開発したMS。その外見やコンセプトはブースター・ユニット装着型のSガンダムと共通する部分が多いとされる。

商品情報

ガンプラ

フィギュア

話題まとめ

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