トラファルガ級
トラファルガ級 | |
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外国語表記 | Trafalgar Class |
登場作品 |
スペック | |
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分類 | 支援巡洋艦 |
推進機関 | 熱核ロケットエンジン |
カタパルト数 | 2基 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属 | 地球連邦軍 |
概要
地球連邦軍がマゼラン級をベースに改装を施した支援巡洋艦。一年戦争以前に建造されている。
マゼラン級の艦体を流用して、両舷に開放型の全通フライトデッキを取り付けた構造となっている。艦載機数はトマホーク型空間戦闘機12機、あるいはパブリク級宇宙艇6隻とされる。格納庫を有していなかったことから、艦載機運用能力はかなり制限されている。そのためか宇宙空母的な役割を持つが正規空母には分類されておらず、全通甲板型支援巡洋艦に分類された。トラファルガ級は合計で8隻建造されている。
一年戦争時にトラファルガ級は改装を受けたのか、両舷にフライトデッキではなくカーコベイが増設された構造となっている。カーコベイにはカタパルトと格納庫が設けられており、航空機類だけでなくモビルスーツの運用も可能になるなど、制限されていた艦載機運用能力が大きく向上している。このトラファルガ級はほぼ同様の構造を持つネルソン級MS軽空母より先に完成し、実戦配備されている。
同型艦
- トラファルガ / ガルバルディ
- 小説版『1st』に登場。それぞれレビル艦隊とカラル艦隊の主力とされる。後の設定とは異なり宇宙空母と呼ばれており、宇宙戦闘機60機を搭載可能とされている。なおガルバルディがトラファルガと同型艦かは不明だが、搭載可能数が同じで空母と呼ばれている。
- プランダー ⇒ ディフェンダー
- 『ブレイジングシャドウ』に登場。艦長はジント・モーグン。一週間戦争にてサイド4のコロニー「ロディニア」に停泊していた艦で、コロニーがジオン公国軍の毒ガス攻撃を受けたため一部の住民を乗せて出港。毒ガスがウイルス性である可能性を危惧して他のコロニーへの寄港を禁止されたため、乗組員たちは地球連邦軍を抜けて宇宙海賊「シュテンドウジ」を結成した。宇宙世紀0085年にシュテンドウジが海賊を廃業し、民間軍事会社「マリア・シールド」に生まれ変わった際に本艦も改名された。
- トライアンフ
- 『マスターアーカイブ 機動戦士ガンダム MSV エースパイロットの軌跡』に登場。テネス・A・ユングの母艦で、ソロモンとア・バオア・クー戦を戦い抜いている。
- 艦名不明艦
- 『バンディエラ』に登場。艦長はマーレ・カルーア。一年戦争最終局面において地球からア・バオア・クーへと向かう艦隊の旗艦で、進路上にあるグラナダ付近でジオン公国軍の艦隊と交戦。戦いの末、突如現れたニュータイプ専用機による攻撃で轟沈した。なお作中では単に「トラファルガ」と呼称されている。
登場作品
- 機動戦士ガンダム (小説版)
- 「トラファルガ」の名称の初出。後の作品とは設定が異なる。
- MSV
- 文字設定のみ。トラファルガ級全通甲板型支援巡洋艦と設定された。
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記
- 本艦の外観が初めて描写された。MSV設定と異なり両舷にカーコベイが設置されている。
- MSV-R
- ネルソン級MS軽空母の解説で「マゼラン級トラファルガ」と呼称されている。