ミーティア

ミーティア
外国語表記 METEOR
登場作品
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スペック
分類 アームドモジュール (超高速戦術強襲支援機)
全長 99.46m(MS合体時)
全幅 60.12m(MS合体時)
重量 552.42t(本体のみ)
主動力
開発組織
  • ザフト軍
  • ヴェルヌ設計局
  • ウエルズ設計局
  • 所属
  • 三隻同盟
  • ファクトリー
  • ザフト軍
  • 母艦 エターナル
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    概要編集

    来たるべきナチュラルとの最終決戦を予見したパトリック・ザラフリーダムジャスティスと共に開発に踏み切った追加武装プラットホーム。通常は運用母艦エターナルに接続されており、核エンジン搭載機をジョイントする事でエネルギー供給を受け、並みの戦艦を遥かに凌ぐ超絶的な威力を備えた高機動兵器となる。「ミーティア」とは「モビルスーツ埋め込み式戦術強襲機(Mobilesuit Embedded Tactical EnfORcer)」の略称である。

    設計に当たったのはヴェルヌ及びウエルズ設計局。本来ヴェルヌは小型の宇宙船や航空機を、ウエルズは各種火器類の開発を主としていたが、ザラ体制の強化される中、国民総動員がかけられMS設計局[1]との初の共同開発となったのがこの兵装である。

    初期のミーティアの発想は、ザフト版ストライカーパックシステムと言える、現行のモビルスーツの火力、機動性、飛行性能、運用可能時間を強化させる追加装備であった。それがニュートロンジャマーキャンセラーの採用によりフリーダムとジャスティスは核エンジンから無尽蔵の電力供給が可能となった為、ミーティア本体は機動力と破壊力に主眼を置くことができ、結果戦艦数隻分にも及ぶ武装プラットホームとなった。

    第1次連合・プラント大戦では第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において運用され、フリーダムが使用した機体番号01(ジャスティスは02)はその戦いで大破しているが、コズミック・イラ73年以降に修復された。ストライクフリーダムインフィニットジャスティスの建造に合わせて増産されたものと思われるが、機体番号は07及び08となっており、空白の4機が存在しているとも考えられる。

    なお、現行MS用追加装備としての思想は再設計された上、ヴェルヌ35A/MPFM 多目的飛行モジュールとして末期に実現している。

    各機番 編集

    METEOR-01
    C.E.71年に運用された1号機。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてフリーダムと合体運用され、ピースメーカー隊の放った核ミサイルの迎撃や02との連携によるカラミティガンダムの撃破などで戦果を挙げた。プロヴィデンスとの戦闘で機体のパーツを順々に破壊され、最終的にミーティア本体もドラグーンの一斉攻撃により完全に破壊された。
    METEOR-02
    C.E.71年に運用された2号機。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてジャスティスと合体運用され、フリーダムの01と共に核ミサイルの迎撃などで戦果を挙げた。最終局面においてジャスティスがヤキン・ドゥーエ内部に侵入する際にパージしたが、ジャスティス自爆後の動向は不明。
    METEOR-05 / METEOR-06
    ユニウス条約締結に伴うザフト軍の軍縮によりジャンク屋組合に引き渡された5号機及び6号機。動力がバッテリーから核動力へと変更されている。ジェネシスαにて解体処分待ちの状態だったが、ザフト軍の襲撃に際し、プロフェッサーサーペントテールへと貸与。ブルーフレームセカンドLイライジャ専用ザクファントムによって合体運用された。
    METEOR-07 (METEOR CODE-07) / METEOR-08 (METEOR CODE-08)
    C.E.74年から運用されている7号機及び8号機。メサイア攻防戦においてストライクフリーダムとインフィニットジャスティスによって合体運用され、レクイエムの中継ステーションやメサイアの破壊などの大戦果を挙げた。また、C.E.75にハリ・ジャガンナートによるクーデターが発生した際にはデュエルブリッツとライトニングバスターが合体運用。クーデター派が放ったミサイルの迎撃や艦船の砲台を破壊するなどの戦果を挙げた。クーデター派の旗艦ブルクハルトの撃沈後はライトニングバスターが08をフォースインパルスガンダムSpecIIへと貸与し、対ファウンデーション戦に使用された。なお、インパルスSpecIIはバッテリー駆動のため、この時点での7~8号機は5~6号機と同様に核動力を有しているものと推測される。

    登場作品と操縦者編集

    機動戦士ガンダムSEED
    初登場作品。PHASE-42(リマスター版第40話)からエターナルと共に登場するが、本格的な運用はPHASE-47(リマスター版第45話)から。ナンバー01と02がエターナルと共に三隻同盟へともたらされ、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で運用された。フリーダムガンダムジャスティスガンダムが使用しており、フリーダムが使用した01はプロヴィデンスガンダムとの戦闘で大破、02は現存していたがその後の行方は不明である。
    機動戦士ガンダムSEED DESTINY
    エターナルと共にナンバー07と08が登場。ストライクフリーダムガンダムインフィニットジャスティスガンダムが使用しており、両機とも現存したまま終戦を迎えている。
    機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
    解体処分待ちだったナンバー05と06がジャンク屋組合の手で核エンジンを搭載して登場。ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドLイライジャ専用ザクファントムが使用しており、使用後は再び組合に戻された。
    機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
    『DESTINY』に登場した7号機、8号機をデュエルブリッツガンダムライトニングバスターガンダムが使用。ハリ・ジャガンナート率いるクーデター派との戦闘で運用され、終盤にはフォースインパルスガンダムSpecIIがバスターの物を託される形で使用した。

    装備・機能編集

    特殊機能編集

    ドッキングクランパー
    MSとの接続用ジョイント。核エンジンを搭載した機体をジョイントする事でエネルギー供給を受ける。
    収納形態
    MSと接続していない状態では機体が折りたたまれた状態でエターナルの艦首部分に接続される。この状態でもエターナルの艦砲として使用が可能。
    メインエンジン
    ヴェルヌ設計局が開発したエンジンユニット。同局は小型宇宙戦や戦闘機などの設計を手掛けていた[2]。フリーダム、ジャスティス本体の核エンジンから膨大なエネルギーが供給される為、艦船並みの高出力と戦闘機並みの機動性を併せ持つ。
    ニュートロンジャマーキャンセラー
    ニュートロンジャマーを無効化する装置。ミーティア05と06に搭載されている。

    武装・必殺攻撃編集

    93.7cm高エネルギー収束火線砲
    両側面に装備されたビーム砲。火力よりも連射性能で威力を発揮する。ミーティアの武装の中では比較的威力は低いが、一撃でMSを破壊するには十分な火力を誇る。
    120cm高エネルギー収束火線砲
    左右アーム部の戦端にに装備された高出力の巨大ビーム砲。戦艦級の口径と破壊力は核動力によって初めて実現された。既存のMSにおける最強の威力を誇る。
    MA-X200ビームソード
    120cm砲の砲身上下から伸びる超長の刃を持つビームサーベル。アーム部がフレキシブルに動く事で広い可動範囲を誇り、戦艦をも一刀両断する。
    60cmエリナケウス対艦ミサイル発射管
    機体各所に多数装備されたミサイル口。広範囲の標的を多数同時に狙う事ができる。

    対決・名場面編集

    関連機体編集

    運用機体・運用艦 編集

    エターナル
    運用母艦。通常時はエターナルの艦砲として使用される。
    フリーダムガンダム / ジャスティスガンダム
    C.E.071年時点でのミーティアの艦載機。それぞれナンバー01とナンバー02を使用。
    ストライクフリーダムガンダム / インフィニットジャスティスガンダム
    C.E.073年時点でのミーティアの艦載機。それぞれナンバー07とナンバー08を使用。
    ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドL / イライジャ専用ザクファントム
    傭兵部隊サーペントテールの運用機。それぞれナンバー05とナンバー06を使用。
    デュエルブリッツガンダム / ライトニングバスターガンダム / フォースインパルスガンダムSpecII
    C.E.75年時のザフト軍の運用機。デュエルブリッツがナンバー07、以下2機がナンバー08を使用。

    系列機・派生機 編集

    ヴェルヌ35A/MPFM 多目的飛行モジュール(ミーティア改)
    バッテリー駆動の機体でも運用可能としたアームドモジュール。

    技術的関与のある機体 編集

    ジンハイマニューバ
    推進器の元となった機体。
    リジェネレイトガンダム
    本機のコンセプトを発展させた機体。
    ガンダムアストレイ レッドフレーム パワーローダー
    ジャスティス+ミーティアの活躍から発想を得たロウが開発したサポートメカ「パワーローダー」を装備したレッドフレーム

    商品情報編集

    リンク編集

    脚注編集

    1. この時点ではインライン、クラーク、アジモフの主要設計局はゲイツの開発に合同で当たるべく統合設計局へと併合された。
    2. 過去にハインライン局からの依頼でジンハイマニューバ等に試作したエンジンを提供した事がある。