ZGMF-X09A ジャスティスガンダム(Justice Gundam)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:フェイズシフト装甲
- 全高:18.56m
- 重量:75.4t
- 主動力:核分裂炉
- 開発組織:ザフト軍
- 主なパイロット:アスラン・ザラ
ザフト軍が極秘裏に開発した新型モビルスーツ。フリーダムガンダムと同時期に開発され、奪取した地球連合軍のGAT-Xシリーズのデータを流用して設計された試作機。フリーダムと同様に基本OSは「G.U.N.D.A.M.COMPLEX(Generation Unsubdued Nuclear Drive/Assault Module Complex)」で、“核駆動を使った世代の強襲モジュール複合体”という意味。フリーダムと同じく、核エンジンとニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)、火気管制システム・マルチロックオンシステムを搭載しており、また、自走砲台ミーティアとの運用も前提している。この機体の特徴として、背部フライトユニットの「ファトゥム-00」がある。これは、普段は背面に装着され、メインスラスターとして機能しているが、本体から分離させて遠隔操作する事で、様々な攻撃方法をとることが出来る。元々はサブ・フライト・システム「グゥル」から発展したもので、上部にMSを乗せることも出来る。ビーム砲と機銃といった武装も内蔵している。基本武装はフリーダムと共通。
ミーティア装備時は「ジャスティスガンダム (ミーティア)」の項を参照。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED
- 強奪されたフリーダムの奪還、及び関連人物、施設全ての排除のために、開発責任者パトリック・ザラによりその命令を受けた息子アスラン・ザラが受領。そのまま、フリーダムを追撃するが、フリーダムの搭乗者がキラ・ヤマトだったので、友人同士、和解してからは三隻同盟の主力として活躍。地球連合の新型GATシリーズとも互角に戦い、ミーティアの一斉射撃で地球連合軍の核ミサイルを多数落とすなどの活躍を見せる。アスランの高い技量もあってか実は最終話の自爆までフリーダムより被弾率は低い。最後はジェネシスの内部に突入し、自爆による核爆発で破壊、機体は失われる。これにより、ジェネシスの三射目は寸前で阻止された。
装備・機能
特殊機能
- フェイズシフト装甲
- 通電させる事で相転移する特殊な装甲で、物理攻撃を無効化する。通常はグレー一色だが、通電させると色が変化する。大気圏突入なども可能になるが、エネルギーを大量に消費する上、高出力のビーム兵器などには弱いという欠点もある。
- ニュートロンジャマーキャンセラー
- ニュートロンジャマーを無効化する装置。
- 換装
- ミーティアとドッキングする。
武装・必殺攻撃
- MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
- 頭部に4門内蔵されている武装。フリーダムのピクウスより口径は小さいが、その分、速射性に優れる。
- RQM51 バッセル・ビームブーメラン
- 両肩にマウントされたビームブーメラン。本来は装備されていない武装だったが、作中に追加された。
- MA-M20 ルプス・ビームライフル
- 本機の主兵装。フリーダムの物と同型だが、色が異なっている。
- MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
- こちらもフリーダムの物と同型。腰に2本マウントしている。2本の柄を連結させた「アンビデクストラス・ハルバード」モードでの運用も可能で、アスランはこの形態を好んで使用していた。
- GAU5 フォルクリス機関砲
- エンジンブロックとフォルティス・ビーム砲の砲身の間に内蔵されている機関銃。
- M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
- エンジンブロックの上部に内蔵された砲塔型の機関砲。360度全方向に向けて発射できる。
- MA-4B フォルティス・ビーム砲
- ファトゥム-00の前部に内蔵されている速射型のビーム砲。
- コンビネーション・アサルト
- オーブ戦におけるキラのフリーダムとの即効で生み出した連携攻撃。
- 対ビームシールド
- ラミネート装甲製のシールド。フリーダムの物と同型だが、カラーリングが違う。一度、カラミティのスキュラを受け止めてゼロ距離まで押し返していることから、耐久力も相当なものである。
対決・名場面
関連機体
- ジャスティスガンダム (ミーティア)
- インフィニットジャスティスガンダム
- 後継機。近接戦闘能力が大幅に強化された。
- ドレッドノートガンダム
- プロト・ザフト・ガンダム。
- フリーダムガンダム
- ジャスティスとの連携を前提に開発された兄弟機。
- リジェネレイトガンダム
テスタメントガンダム
プロヴィデンスガンダム - 兄弟機。
- イージスガンダム
- 頭部の設計を意識している。
- シグー
- 下半身はシグーの設計を流用している。