アロウズ(A-LAWS)
『機動戦士ガンダム00』に登場する独立治安維持部隊。
ソレスタルビーイング壊滅を契機に国連から発展して地球連邦政府が樹立するとともに、連邦正規軍が編成されるが、世界が統一されたとはいえカタロン等の反体制勢力は依然残っており、これに対処するべく治安維持等を目的として組織された。しかし、その実態は治安維持活動の名の下に、反政府組織や思想犯、連邦非加盟国への弾圧や武力介入などを行っていた。
当初は4000万人規模の兵員によって編成されており、アロウズ隊員は連邦軍の同階級の兵士よりも上の権限が与えられている他、ミスター・ブシドーなど独自行動を許可するライセンスが発行されており、彼らは組織内で「ライセンサー」と呼ばれ特別視されている。
設立の背後にはリボンズ・アルマーク率いるイノベイターの存在があり、リボンズが掌握したヴェーダの情報統制によってアロウズの強権的な活動は秘匿され、その実態が一般市民の目に触れる事は無い。
保有兵器は連邦軍の最新鋭機が優先的に配備され、主力機であるジンクスIIIも各パイロットに合わせたチューニングが施され、連邦仕様よりも性能が向上している。またイノベイター専用機としてソレスタルビーイングの技術を転用した新型モビルスーツの配備も進められていた。
ブレイクピラー事件の後、連邦軍を指揮下に置き部隊規模を拡大させたが、ソレスタルビーイングとカタロン宇宙艦隊、そしてカティ・マネキン率いる反乱部隊によって艦隊は壊滅。そしてイノベイターがソレスタルビーイングに敗北した事で、その弾圧行動が明るみとなり組織は解体。同時にアロウズを支持していた連邦政府も新政権に再編された。
登場作品
- 機動戦士ガンダム00
- 2ndシーズンより登場。地球連邦軍の特殊部隊としてソレスタルビーイングと敵対。ストーリーが進むにつれてその実態がリボンズの傀儡である事が明らかになって行き、最終的にソレスタルビーイングの前に敗北した。
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- 既に組織は解体されており、映画「ソレスタルビーイング」作中では明確な悪役として描かれている。ただし、アロウズ側でメインを張っているのは何故かアロウズ発足前に戦死したはずのアレハンドロ・コーナーである。