MS-14B 高機動型ゲルググ (GELGOOG High Maneuver Model)
- 登場作品:機動戦士ガンダムシリーズ
- 分類:量産型宇宙戦用モビルスーツ
- 装甲材質:超硬スチール合金
- 頭頂高:19.2m
- 本体重量:53.5t
- 全備重量:76.8t
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:1,440kw
- 推力:79,900kg
- センサー有効半径:6,300m
- 開発組織:ジオン公国軍
- 主なパイロット:ジョニー・ライデン、エリク・ブランケ、ユーマ・ライトニング、ヘルベルト・フォン・カスペン、ギャビー・ハザード、マハガン・レズナー、ガルド・クレイズ、アズ・バレン
ゲルググは、ジオン軍が一年戦争末期に、次世代における主力モビルスーツとなるべく想定して開発した機体であり、本機はその中において高機動パックを装備したバリエーション機。本体に装備された各種のスラスターと背部のランドセルの併用によって高い運動性を発揮する本機は、一年戦争時のジオン系量産機、そしてゲルググのバリエーション機としては最も高性能な部類に入る機体と思われる。
その多くは、キシリア・ザビ直属のエリート部隊『キマイラ隊』に配備され、多くのエースパイロットに愛された。
登場作品と操縦者
- ジョニー・ライデン機、ユーマ・ライトニング機をはじめとして、キマイラ隊に属する機体が登場している。
- 一年戦争で行方不明になっていたライデン機が、両腕を破壊された状態で保管されている。また、アナハイム・エレクトロニクスが0090年代の技術で再現した機体も登場している(操縦機構はアームレイカー式)。また、同じく行方不明となっていたユーマ機も連邦軍の技術で改修が施されている。
- サイド4宙域を拠点に活動するジオン残党『ファラク』によって数機が運用されている。この部隊の機体は全身を白一色で統一し、その上から爬虫類の鱗を思わせる意匠を各所に施してある。このため、部隊のパーソナルマークも相俟って『白蛇』の仇名がつけられている。
主なパイロットは、同組織所属のマハガン・レズナー、ガルド・クレイズ、アズ・バレンの3名。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ナギナタ
- ビームサーベルの原理を応用した近接戦用武装。ツインエミッター式を採用しており、発振器本体の両端から薙刀状の刀身をS字のように形成する。
本機をはじめとしたゲルググ系統の代表的武装の1つ。
- シールド
- 通常機と同等の、ラグビーボールのような端の尖った楕円形。敵のビームや実体弾などに対して効果的な防御となる。
- ビーム・ライフル
- 高性能センサーによって高い命中率を誇る射撃武器。ビーム・ナギナタと同様に本機の代表的武装であるが、出力の多くをジェネレーターに回すパイロットが多く、通常機ほど多用されていない。
- ジャイアント・バズ
- ドムのものを流用した大型バズーカ。
対決・名場面
関連機体
- 先行試作型ゲルググとも呼ばれる、ゲルググシリーズの原型機。
- 本機、及びゲルググキャノンなどの原型機。
- ゲルググの先行量産型。エースパイロットに支給された。
- 先行量産型の内の1機。
- バリエーションの1つ。高出力ビームキャノンパックを装備し、強力な砲撃を可能としたもの。