ハシュマル | |
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外国語表記 | Hashmal |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第二期) |
デザイン | 鷲尾直広 |
スペック | |
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分類 | 地上用量産型モビルアーマー |
型式番号 | 不明 |
全高 | 35.2m |
本体重量 | 49.8t |
主動力 | エイハブ・リアクター |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
開発組織 | 不明 |
所属 | なし |
主なパイロット | AI |
概要
火星のハーフメタル試掘場で発掘されたモビルアーマー。厄祭戦勃発の原因となった機体の1機であり、人間を殺戮するために進化を遂げた自律型の無人兵器。
厄祭戦以前、機械の自動化は人々の豊かさの象徴の一つとされ、やがて戦争の自動化も各勢力で積極的に推し進められていった。だが、効率を突き詰めた結果、その中で開発されたモビルアーマーは人類の手に余る存在となり、人類はモビルアーマーに対抗するためにモビルスーツの開発に乗り出し、無人兵器の根絶と機械化技術の禁忌化の風潮が作られる事になった。
モビルアーマーの基本プロトコルは「人間をより多く殺す」ことに特化し、市街地などの人口密集地や敵機のコクピットを優先して攻撃するようにプログラムされている。
その主動力にはエイハブ・リアクターを搭載し、表面装甲はナノラミネートアーマーによって強固に守られていられるため、破壊は容易ではない。また、随伴機として「プルーマ」と呼ばれる小型機を大量に従えた運用スタイルが基本のため、たった一機のを撃破するにも大量の戦力を必要とする。
ハシュマルは鳥のような外見を持ち、両肩にプルーマへのエネルギー供給を行うためのマイクロウェーブ発生装置を有する。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 火星のハーフメタル鉱山で複数のプルーマやガンダム・フラウロスと共に休眠状態に陥っていた機体が鉄華団によって発見された。鉄華団は発見された機体の対処についてマクギリス・ファリドに協力を仰ぎ、マクギリスも機体の調査の為に火星に赴くが、この行動を謀反と捉えたイオク・クジャンが不用意にモビルスーツ部隊を展開したため、一番近くに居たイオクのレギンレイズのエイハブ・ウェーブに反応し再起動した。その後イオク隊を全滅させ、火星各所に甚大な被害を及ぼした。
最後は三日月・オーガスの乗るガンダム・バルバトスルプスとの激しい戦闘の末に撃破された。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 頭部ビーム砲
- 頭部に搭載されているビーム砲。非常に高い威力と射程を誇る武装である。ナノラミネートアーマーには効果が薄いが、対人武装として搭載されている。モビルスーツ相手にも牽制目的で使用されている。
- 現行の設定ではビームの原理や種類が不明の状態の為、他作品のビーム兵器との比較などは困難な状態である。
- 脚部クロー
- 両脚部の大型クロー。未使用時には両肩のバインダーに収納されている。
- 運動エネルギー弾射出装置
- クロー中心に搭載されている杭状の弾体を射出する武装。
- 超硬ワイヤーブレード
- 機体背部に尾のように装備されている武装。非常に早い速度で攻撃することが可能で、ナノラミネートアーマーも軽々と貫く。ワイヤーは微量の電流を帯電させる事で粘性を得る特殊合金で精製されているが作中の時代ではロストテクノロジー化している。
- プルーマ
- 本機のサブユニット。ハシュマルからのマイクロウェーブを受信して稼働する。防御力は低いが物量戦で敵機を圧倒する。
- レールガン
- 1門内蔵されている。威力はそこまででもない。
- 大型ドリル
- 機体後部に装備されている。
対決・名場面
- 対ガンダム・バルバトスルプス
- 人口が密集するクリュセに進撃するハシュマル。バルバトスやグシオン等が立ち向かおうとするが、突然、機能不全に陥って動けなくなってしまう。オルガは両機を作戦から外すが、ハシュマルの進撃は一向に収まらない。そんな時、バルバトスが再起動してハシュマルに突進していった。リミッターを解除されたバルバトスの強さは圧倒的で瞬く間にハシュマルを破壊するが、バルバトスも大破してしまう。
関連機体
- ガンダム・バルバトスルプスレクス
- 本機のワイヤーブレードが流用されている。
- アナネル
- 本機とは異なるモビルアーマー。