ロートフォビドゥン | |
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外国語表記 | ROT FORBIDDEN |
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | GAT-X252R |
全高 | 17.47m |
重量 | 119.46t |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | トランスフェイズ装甲 |
開発組織 | アクタイオン・インダストリー社 |
所属 | アクタイオン・インダストリー社 |
主なパイロット | なし(AI) |
概要
「アクタイオン・プロジェクト」に基ついでヴァレリオ・ヴァレリによって開発されたモビルスーツ。「ロート」とはドイツ語で「赤」を意味しており、機体各所が赤色となっている。
開発のベースとなった機体はフォビドゥンヴォーテクスであり、プロジェクト本来の目的からは外れた機体であるが、これは予算がかさみフォビドゥンガンダムの再生機を生産することができなかったためである。機体ベースはヴォーテクスだが、武装コンセプトはフォビドゥンのデータを使用している。本機はベース機の能力を2倍にするというコンセプトで開発されており、武装が大幅に強化されていると共に新型パワーエクステンダーを採用している。「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」も当初は4枚装備することを想定していたが、エネルギー消費量が尋常でないことに加えて、2枚分で出力係数が破綻することが明らかとなった。また、この装備は主にフォビドゥン系列の機体にしか採用されていないため、部材の調達が困難という面もあった。この問題を解決するために肩部とフロントスカート、脚部に宇宙艦艇等に採用されている対ビーム用特殊粒子噴出口を増設している。この装備は相乗効果によりゲシュマイディッヒ・パンツァーの効果を向上させることに成功し、コストダウンにもなっている。強襲形態への変形も当然可能であり、本機はその高い防御力で味方を守ることを目的としている。操縦はAI「80」が担当し、「トリオ・システム」によってゲルプレイダーとブラウカラミティとの連携を想定した完全無人機となっている。
登場作品と操縦者
装備・機能
特殊機能
- トランスフェイズ装甲
- 通常装甲とフェイズシフト装甲を組み合わせた二重装甲。通常装甲の裏側に圧力センサーを設置し、攻撃を受けた時にのみフェイズシフト装甲をアクティブ化させる事でエネルギー消費を抑えている。また通常装甲は色が変化しないので、敵機からエネルギー残量を把握されにくい。
- エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
- ミラージュコロイドの力場形成を応用した特殊装甲。機体各部に備わっている対ビーム用特殊粒子噴出口により効果が増しており、全方位に磁場に形成可能となっている。
- トリオ・システム
- DIアダガに搭載されていたバディ・システムを模倣したシステム。ゲルプレイダーとブラウカラミティとの高度な連携行動を可能としている。
- 80
- 8に開発させた機動兵器用のAI。本機の操縦の全てを担当するためパイロットの操縦は必要としていない。
武装・必殺攻撃
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に2門内蔵されている機関砲。
- 115mm機関砲「アルムフォイヤー」
- 両腕部に内蔵されている機関砲。
- 重吻双首鎌「ツインニーズヘグ」
- 格闘用の巨大鎌。反対側にも刃が付いたため錨のような形状となっている。先端部のスピアも2つに増設されている。
- 誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
- 背部ユニットに内蔵された高出力ビーム兵器。ビームの軌道を自在に偏向可能。フォビドゥンの物より大口径であり、出力も向上している。
- 88mmレールガン「エクツァーン」
- 背部ユニットに2基装備されている実弾兵器。フレスベルグのビーム軌道を偏向する役割も兼ねている。
- 拡散ビーム砲
- 背部ユニットに2門装備されているビーム砲。迎撃武装として搭載している、
対決・名場面
関連機体
- フォビドゥンヴォーテクス
- ベース機。
- フォビドゥンガンダム
- 武装のコンセプト元。
余談
- 本機はどういう訳か、背部にガンダムTR-1[ヘイズル]のシールドブースターに酷似したブースターを装備している。所謂「Ζ顔」の機体が既に登場しているとはいえ、C.E.の世界観にこれはマズいのではないのだろうか…