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== RXR-44(F50D、RX-107) ガンタンクR-44(Guntank R-44) ==
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{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士ガンダムF91]]
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*デザイナー:大河原邦男
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| 分類 = 試作[[可変モビルスーツ]]
[[フォーミュラ計画]]の初期に開発されたF50Dの修復機。フロンティアⅣの戦争博物館館長であったロイ・ユングによってガンタンクR-44の名称が与えられた。戦車形態になることで被弾率が低下し射撃性能が安定するが機動性は落ちる。本機は宇宙世紀100年以降の次期主力MSの開発プランの一つだったが、小型MSが動く以外の成果が得られなかったため正式採用は得られなかった。小型機のわりには乗員が多く、コックピットが4つある。試作機ゆえにセンサーなどは[[ジェガン]]の流用、スラスターなどは[[ギラ・ドーガ]]のものを流用しているようだ。実験後放棄されていたものをロイが引き取り個人的に修復していたようであるが、管理状態は万全でなかったようだ。
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| 型式番号 = RXR-44<br/>F50D<br/>RX-107
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| 頭頂高 = 10.3m
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| 本体重量 = 8.7t(推定値)
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| 全備重量 = 11.8t
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
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| ジェネレーター出力 = 1,050kW
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| スラスター総推力 = 14,000kg
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| アポジモーター数 = 28
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| 装甲材質 = 不明
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| 開発組織 = [[サナリィ]]
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| 所属 = [[サナリィ]]<br/>[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]<br/>ロイ戦争博物館
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| 所属組織 =
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| 所属部隊 =
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| 母艦 =
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| 主なパイロット = [[ロイ・ユング]]<br/>[[シーブック・アノー]]<br/>その他
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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== 概要 ==
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[[宇宙世紀]]0100年以降、次期主力[[モビルスーツ]]開発計画の一環として試作された陸上用可変[[モビルスーツ]]。開発当時、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に提出されたプランは多かったが、状況としては玉石混交で、この機体も正式採用には至らなかった。
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実験後に放棄されていたこの機体を、かつて連邦軍の准将だった[[ロイ・ユング]]が個人的に引き取り、有事に備え改修を施した上で彼が館長を務める戦争博物館に展示されていた。「R-44」というのは制式番号ではなく、ロイの名前の頭文字で、「44」のナンバーは彼が44歳の時に入手した物である事を表している。
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試作機である為、頭部センサー類は[[ジェガン]]タイプの内装部品を使用し、スラスターも[[ギラ・ドーガ]]の物を流用しているとされる。
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この機体の最大の特徴は、タンクフォーム(戦車形態)に変形出来る事であり、変形時に使用出来る武装に変化はない。車高が低くなる為、被弾率が低下し射撃時の安定も得られるが、機動性が低下してしまう欠点を有していた。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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;[[機動戦士ガンダムF91]]
 
;[[機動戦士ガンダムF91]]
:[[クロスボーン・バンガード]]の襲撃を受けてロイが起動させたがろくに整備されておらず左側のキャノン砲が発砲に耐えきれず破裂したり、コックピットハッチが締まらなかったりしていた。
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:初出作品。[[クロスボーン・バンガード]]の襲撃を受けてロイが起動させたがろくに整備されておらず左側のキャノン砲が発砲に耐えきれず破裂したり、コックピットハッチが締まらなかったりしていた。ロイ達、博物館職員の死亡後は、シーブック達によってフロンティアIV脱出のための移動手段として利用された。
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;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
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:第2話に登場。[[ロト]]とともに何者かによって奪取されBチームを攻撃するが、[[ガンダムF90-Sタイプ]]の砲撃で撃破された。なお、この機体の頭部はパワードウェポンタイプと同じものになっている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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;変形
 
;変形
:戦車形態に変形可能。
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:戦車形態とモビルスーツ形態に変形可能。戦車形態では被弾率を抑えられ、射撃安定性も得られるが、反面機動力が劣化する。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;200mmキャノン砲
 
;200mmキャノン砲
:両肩部に装着される200mm滑腔砲。
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:両肩部に装着される200mm滑腔砲。開発当初は2本の長距離ランチャーをビーム砲とするプランもあったが、当時の最優先事項として機体の小型化があった為、充分なスペースを設ける事が出来ず、実戦に対しては実体弾で対応可能とされていた為、支援に必要な機能として砲弾は200mm徹甲弾が採用された。
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:ただし、ロイが所有していた機体は、彼によって炸薬と砲身に改造が施されている。
 
;4連ミサイルポッド
 
;4連ミサイルポッド
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;フィンガーランチャー
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;F50D
 
:原型機。
 
:原型機。
 
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;[[ロト]]
:同系列の機体。
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:同系列の機体。可変機構や構造等が共通している。
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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2023年11月29日 (水) 17:23時点における最新版

ガンタンクR-44
外国語表記 Guntank R-44
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 試作可変モビルスーツ
型式番号 RXR-44
F50D
RX-107
頭頂高 10.3m
本体重量 8.7t(推定値)
全備重量 11.8t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,050kW
スラスター総推力 14,000kg
アポジモーター数 28
装甲材質 不明
開発組織 サナリィ
所属 サナリィ
地球連邦軍
ロイ戦争博物館
主なパイロット ロイ・ユング
シーブック・アノー
その他
テンプレートを表示

概要 編集

宇宙世紀0100年以降、次期主力モビルスーツ開発計画の一環として試作された陸上用可変モビルスーツ。開発当時、地球連邦軍に提出されたプランは多かったが、状況としては玉石混交で、この機体も正式採用には至らなかった。

実験後に放棄されていたこの機体を、かつて連邦軍の准将だったロイ・ユングが個人的に引き取り、有事に備え改修を施した上で彼が館長を務める戦争博物館に展示されていた。「R-44」というのは制式番号ではなく、ロイの名前の頭文字で、「44」のナンバーは彼が44歳の時に入手した物である事を表している。

試作機である為、頭部センサー類はジェガンタイプの内装部品を使用し、スラスターもギラ・ドーガの物を流用しているとされる。

この機体の最大の特徴は、タンクフォーム(戦車形態)に変形出来る事であり、変形時に使用出来る武装に変化はない。車高が低くなる為、被弾率が低下し射撃時の安定も得られるが、機動性が低下してしまう欠点を有していた。

小型機の割に内部スペースは大きく取られており、コクピットは胸部、股関節部、左右胸部にそれぞれ座席を有している。

サイド4クロスボーン・バンガードの襲撃を受けた際、クロスボーン・バンガードに抗戦する事を選んだロイはこの機体に武装を施して運用したが、管理状態や修理は万全ではなく、キャノン砲が一回の発射で大破。ロイも戦死した為、その後シーブック・アノーらがコロニーから脱出する際の足として使用された。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムF91
初出作品。クロスボーン・バンガードの襲撃を受けてロイが起動させたがろくに整備されておらず左側のキャノン砲が発砲に耐えきれず破裂したり、コックピットハッチが締まらなかったりしていた。ロイ達、博物館職員の死亡後は、シーブック達によってフロンティアIV脱出のための移動手段として利用された。
機動戦士ガンダムF90FF
第2話に登場。ロトとともに何者かによって奪取されBチームを攻撃するが、ガンダムF90-Sタイプの砲撃で撃破された。なお、この機体の頭部はパワードウェポンタイプと同じものになっている。

装備・機能編集

特殊機能編集

変形
戦車形態とモビルスーツ形態に変形可能。戦車形態では被弾率を抑えられ、射撃安定性も得られるが、反面機動力が劣化する。

武装・必殺攻撃編集

200mmキャノン砲
両肩部に装着される200mm滑腔砲。開発当初は2本の長距離ランチャーをビーム砲とするプランもあったが、当時の最優先事項として機体の小型化があった為、充分なスペースを設ける事が出来ず、実戦に対しては実体弾で対応可能とされていた為、支援に必要な機能として砲弾は200mm徹甲弾が採用された。
ただし、ロイが所有していた機体は、彼によって炸薬と砲身に改造が施されている。
4連ミサイルポッド
両腕部に装備されている外装式のミサイルランチャー。ガンタンクはマニピュレータの代わりに4連装ガンランチャー[1]が装備されていたが、R-44では汎用性を向上させる為にマニピュレータが装備され、腕部ミサイルは外装式となった。
フィンガーランチャー
両指先に内装されているランチャー。
モーターガンユニット
左腕に装備されている複合火器ユニット。『FF』に登場した機体が装備した。

対決・名場面編集

関連機体編集

F50D
原型機。
ロト
同系列の機体。可変機構や構造等が共通している。
ガンタンクR-44 パワードウェポンタイプ
本機の重装備仕様。
ジェガンタイプ
本機の頭部センサー類に内装部品が流用されている。

商品情報編集

ガンプラ編集

資料リンク 編集

リンク編集

脚注編集

  1. 本来は「4連装ボップミサイルランチャー」のはずだが、本機の1/100プラモデルの組立説明書にはこう記載されている。