「ガンダムF90-Hタイプ」の版間の差分
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2022年7月4日 (月) 08:40時点における最新版
ガンダムF90-Hタイプ | |
---|---|
外国語表記 | GUNDAM F90 Hover Type |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用試作型モビルスーツ地上高速戦闘形態 |
生産形態 | 試作機 (換装形態) |
型式番号 | F90H |
頭頂高 | 14.8m |
本体重量 | 8.6t |
全備重量 | 21.1t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 3,160kw |
スラスター推力 |
|
スラスター総推力 | 122,470kg |
最高走行速度 | 時速480km |
装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
開発組織 | サナリィ |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 反地球連邦組織討伐部隊 第13艦隊 |
母艦 | ガルダ級「ガーウィッシュ」 |
主なパイロット | ベルフ・スクレット |
概要編集
ガンダムF90に地上戦での高機動性を確保したミッションパックを装着した形態。フォーミュラ計画において、A、D、S、Mタイプ等と共にF90本体に先行してロールアウトされたミッションパックの一つ。 その名称にある通り、脚部と腰部側面、背面にホバー・システムを備えるのが大きな特徴で、水平移動やスラローム移動など、地表を滑るような高速機動が可能。1G環境での最大走行速度は時速480km。
このホバー機構は旧ジオン公国軍が一年戦争時に投入した陸戦モビルスーツ「ドム」に搭載されたものを参考に開発されたとされる。
主武装となるのは両肩部に装備した4連ミサイル・ポッドで、大型ミサイルを装填出来るタイプを装備。このほか、右腕部に2連グレネード・パックを、左腕部にシールドをマウントしている他、標準装備として取り回しの良いビーム・ピストルを携行する。これら強力なミサイルを中心とした武装群と、ホバー走行による優れた機動性を組み合わせる事で、目標物に急速接近、砲撃を加えた後に戦場から離脱する高度な一撃離脱戦法を可能とした。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムF90
- 出典元。
- 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
- ゲームでの実装が予定されていたが、諸般の事情により登場せず、『ガンダムマガジン』の漫画版で1コマのみ登場。地上での激戦で使用が示唆されている。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 『フォーミュラー戦記』のACT.5「砂漠の嵐」に相当するPrologue IVで登場。ベルフ・スクレットによってガドス・マグア率いるダブデ級「ベムブル」との戦闘で用いられ、単機でMS部隊とベムブルを撃破する活躍を見せた。
装備・機能編集
特殊機能編集
- ホバーユニット
- 腰部及び脚部のハードポイントに装備された地上高速移動用の装備。旧ジオン軍のドムを参考に開発され、1G重力下で時速480kmの高速移動が可能。ただし、F90自体が小型な為、推進剤搭載量は減少し、ホバー走行を持続出来るのは4時間前後が限界となる。
- サーチライト
- フロントスカートのハードポイントに2基装着されたライト。
武装・必殺攻撃編集
- 頭部バルカン砲
- F90本体の頭部に装備された機関砲。
- 4連ミサイル・ポッド
- 両肩のハードポイントに装備されたミサイル・ポッド。大型ミサイルを4発、左右合計8発装填する。
- ビーム・ピストル
- ビーム・ライフルよりも小型で携行性に優れた射撃兵装。Hタイプの標準装備として設定されている。
- 2連グレネード・パック
- 右前腕部のハードポイントに装着されたグレネードランチャー。
- シールド
- Hタイプ専用の小型シールド。左前腕部のハードポイントへ装着されるが、裏面にグリップがあり、マニピュレータで把持する事も可能。
対決・名場面編集
- 対ベムブル隊
- 『F90FF』Prologue IVより。大気圏突入後、ガーウィッシュと合流するベルフ達だったが、そこへガドス・マグア率いるオールズモビル地上軍が襲来。F90はPタイプから換装を済ませて出撃するも、先行した味方機は到着前に全滅。怒りに燃えるベルフは次々と敵機を撃墜していき、敵の母艦へと迫る。敵機と敵艦からの激しい砲撃を掻い潜りブリッジに肉薄したベルフは、逃げもせず拳銃を手に抵抗するガドスの姿に激怒。ブリッジを破壊し、オールズモビル部隊を壊滅に追いやるのだった。