「コア・ブースタープラン004」の版間の差分

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[[ハービック社]]が[[コア・ブースター]]の試作案の一つとして開発した試作型戦闘機。
 
[[ハービック社]]が[[コア・ブースター]]の試作案の一つとして開発した試作型戦闘機。
  
[[RX計画]]の中枢となる[[コア・ファイター]]は、本来パイロットの保護と生還率向上を目的に開発され、脱出装置としては破格の機能を付与されていた。その副次効果として優秀な性能を備えた「戦闘機」が完成したのだが、[[ジム]]への採用は見送られ、それまで準備して来た生産ラインが一気に宙に浮くことになってしまった。だが、[[コアブロックシステム]]を有する[[モビルスーツ]]を運用している部隊の存在もあって交換用部品は生産し続けなければならず、その実情に連邦軍は苦慮する事になった。そんな中考案されたのがコア・ファイターにブースターユニットを装着することで戦力化し量産、コストパフォーマンスを引き上げようというプランであった。
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[[V作戦|RX計画]]の中枢となる[[コア・ファイター]]は、本来パイロットの保護と生還率向上を目的に開発され、脱出装置としては破格の機能を付与されていた。その副次効果として優秀な性能を備えた「戦闘機」が完成したのだが、[[ジム]]への採用は見送られ、それまで準備して来た生産ラインが一気に宙に浮くことになってしまった。だが、[[コアブロックシステム]]を有する[[モビルスーツ]]を運用している部隊の存在もあって交換用部品は生産し続けなければならず、その実情に連邦軍は苦慮する事になった。そんな中考案されたのがコア・ファイターにブースターユニットを装着することで戦力化し量産、コストパフォーマンスを引き上げようというプランであった。
  
 
本機はコア・ブースターの初期プランの1つで、開発開始から3ヶ月後に試作機2機が[[ジャブロー]]にてロールアウトし、「FF-X7Bst PLAN004」の開発ナンバーが与えられた。エンジンを換装することで大気圏内外に対応することが可能であり、高速飛行時及び大気圏外飛行時では主翼が下方に90°折れ曲がる機構が搭載されている。機体全体にスラスターが内蔵されており、高い運動性を有している。
 
本機はコア・ブースターの初期プランの1つで、開発開始から3ヶ月後に試作機2機が[[ジャブロー]]にてロールアウトし、「FF-X7Bst PLAN004」の開発ナンバーが与えられた。エンジンを換装することで大気圏内外に対応することが可能であり、高速飛行時及び大気圏外飛行時では主翼が下方に90°折れ曲がる機構が搭載されている。機体全体にスラスターが内蔵されており、高い運動性を有している。
  
[[コア・ファイター]]の主翼を展開したままブースターユニットと接続するため、コア・ファイターの全部武装がそのまま使用可能。加えてブースターユニットには[[メガ粒子砲]]と機関砲が搭載されている。ブースターユニット下部には4基の兵装ステーションが備わっており、その内の2基には機関砲が標準装備されている。
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[[コア・ファイター]]の主翼を展開したままブースターユニットと接続するため、コア・ファイターの全武装がそのまま使用可能。加えてブースターユニットには[[メガ粒子砲]]と機関砲が搭載されている。ブースターユニット下部には4基の兵装ステーションが備わっており、その内の2基には機関砲が標準装備されている。
  
1機はジャブローで、もう1機は[[ルナツー]]にて各種の飛行試験が行われ、機体性能は満足の行くものが得られたが、コスト面の問題から正式採用は見送られ、構造や武装を見直された[[コア・ブースター]]や[[コア・ブースターII]]が開発された。また、最終的にコア・ファイターを使い続ける限り機体は高価にならざるを得ないも判断され、コア・ファイターの一部パーツのみを使用した[[ジェット・コア・ブースター]]が開発されることになった。
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1機はジャブローで、もう1機は[[ルナツー]]にて各種の飛行試験が行われ、機体性能は満足の行くものが得られたが、コスト面の問題から正式採用は見送られ、構造や武装を見直された[[コア・ブースター]]や[[コア・ブースターII インターセプトタイプ|コア・ブースターII]]が開発された。また、最終的にコア・ファイターを使い続ける限り機体は高価にならざるを得ないと判断され、コア・ファイターの一部パーツのみを使用した[[ジェット・コア・ブースター]]が開発されることになった。
  
テストを終えた機体はジャブローに移送され、ブースターユニットのテストベッドとして使用された後、[[ジェット・コア・ブースター]]の機種転換部隊に配備され、エンジンを大気圏内用に換装しアビオニクスをジェット・コア・ブースターと同じ物にする等の改修が施された。配備後本機の記録は抹消されているが、[[一年戦争]]後も本機の姿が確認されている。
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テストを終えた機体はジャブローに移送され、ブースターユニットのテストベッドとして使用された後、[[ジェット・コア・ブースター]]の機種転換部隊に配備され、エンジンを大気圏内用に換装しアビオニクスをジェット・コア・ブースターと同じ物にする等の改修が施された。配備後本機の記録は抹消されているが、[[一年戦争]]後も[[ヨーロッパ]]空軍基地にて迷彩塗装が施された本機の姿が確認されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[MSV-R]]
 
;[[MSV-R]]
:出典元。
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:出典元。「[[月刊ガンダムエース]]」2011年3月号掲載のVol.23にて解説された。同コーナーの挿絵は「ルナツー宙域で撮影された2回目の試験飛行」という体裁で、同宙域で戦闘技術研究艦アシモフを母艦に、チェイサー担当の[[セイバーフィッシュ]]2機と共にテストに臨む風景が写っている。上述した通り、戦後ヨーロッパにてその存在を確認されているが、FSSはこれを型式番号を連邦軍の新しい試作機体ナンバーである「BF-X10」に変更した上で運用を継続しているのではないかと推測している。
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
:第12~14話に登場。[[FSS]]の[[レッド・ウェイライン]]によるテスト飛行が行われた。その際、第一次世界大戦時に「レッドバロン」と呼ばれたエースパイロットにあやかって機体が紅く塗装されている。だが、その最中[[ギャプラン (イングリッド0専用機)]]に強襲を受け、レッドはこれに応戦。性能差もあり苦戦を強いられるが、燃料切れになったブースターユニットを分離しぶつけることでギャプランを変形不能に追い込み墜落させることに成功する。だが、ギャプランから撃たれたビームが[[コア・ファイター]]の主翼に命中し、本機も環境改善プラントに墜落した。
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:第12~14話に登場。[[FSS]]の[[レッド・ウェイライン]]によるテスト飛行が行われた。その際、第一次世界大戦時に「レッドバロン」と呼ばれたエースパイロットにあやかって機体が紅く塗装されている。だが、その最中[[ギャプラン (イングリッド0専用機)]]に強襲を受け、レッドはこれに応戦。性能差もあり苦戦を強いられるが、燃料切れになったブースターユニットを分離しぶつけることでギャプランを変形不能に追い込み墜落させることに成功する。だが、ギャプランから撃たれたビームが[[コア・ファイター]]の主翼に命中し、本機も環境改善プラントに墜落した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
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;可変翼
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:大気圏外での戦闘、または高速戦闘時に主翼と基部を下方に90度折り曲げる事で大気圏外飛行モードへ移行する。
 
;分離
 
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:ブースターユニットを分離可能。元の[[コア・ファイター]]に戻る事が出来る。
 
:ブースターユニットを分離可能。元の[[コア・ファイター]]に戻る事が出来る。
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;[[ジェット・コア・ブースター]]
 
;[[ジェット・コア・ブースター]]
 
:本機のデータを元に開発された簡易型コア・ブースター。
 
:本機のデータを元に開発された簡易型コア・ブースター。
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;[[Gスカイ・イージー]]
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:コア・ファイターの主翼を展開したままブースターユニットと接続するという点で共通している。形状的にも本機はこちらとコア・ブースターの中間的デザインと言える。
 
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2024年10月30日 (水) 13:03時点における最新版

コア・ブースタープラン004
外国語表記 Core Booster Plan004
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型戦闘機
型式番号 FF-X7Bst PLAN004
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ルナ・チタニウム合金 (コア・ファイター部)
開発組織 ハービック社
開発拠点 ジャブローヨーロッパ空軍基地
所属 地球連邦軍
母艦 サラミス級宇宙巡洋艦アシモフ (ルナツーでの試験時)
主なパイロット レッド・ウェイライン
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概要編集

ハービック社コア・ブースターの試作案の一つとして開発した試作型戦闘機。

RX計画の中枢となるコア・ファイターは、本来パイロットの保護と生還率向上を目的に開発され、脱出装置としては破格の機能を付与されていた。その副次効果として優秀な性能を備えた「戦闘機」が完成したのだが、ジムへの採用は見送られ、それまで準備して来た生産ラインが一気に宙に浮くことになってしまった。だが、コアブロックシステムを有するモビルスーツを運用している部隊の存在もあって交換用部品は生産し続けなければならず、その実情に連邦軍は苦慮する事になった。そんな中考案されたのがコア・ファイターにブースターユニットを装着することで戦力化し量産、コストパフォーマンスを引き上げようというプランであった。

本機はコア・ブースターの初期プランの1つで、開発開始から3ヶ月後に試作機2機がジャブローにてロールアウトし、「FF-X7Bst PLAN004」の開発ナンバーが与えられた。エンジンを換装することで大気圏内外に対応することが可能であり、高速飛行時及び大気圏外飛行時では主翼が下方に90°折れ曲がる機構が搭載されている。機体全体にスラスターが内蔵されており、高い運動性を有している。

コア・ファイターの主翼を展開したままブースターユニットと接続するため、コア・ファイターの全武装がそのまま使用可能。加えてブースターユニットにはメガ粒子砲と機関砲が搭載されている。ブースターユニット下部には4基の兵装ステーションが備わっており、その内の2基には機関砲が標準装備されている。

1機はジャブローで、もう1機はルナツーにて各種の飛行試験が行われ、機体性能は満足の行くものが得られたが、コスト面の問題から正式採用は見送られ、構造や武装を見直されたコア・ブースターコア・ブースターIIが開発された。また、最終的にコア・ファイターを使い続ける限り機体は高価にならざるを得ないと判断され、コア・ファイターの一部パーツのみを使用したジェット・コア・ブースターが開発されることになった。

テストを終えた機体はジャブローに移送され、ブースターユニットのテストベッドとして使用された後、ジェット・コア・ブースターの機種転換部隊に配備され、エンジンを大気圏内用に換装しアビオニクスをジェット・コア・ブースターと同じ物にする等の改修が施された。配備後本機の記録は抹消されているが、一年戦争後もヨーロッパ空軍基地にて迷彩塗装が施された本機の姿が確認されている。

登場作品と操縦者編集

MSV-R
出典元。「月刊ガンダムエース」2011年3月号掲載のVol.23にて解説された。同コーナーの挿絵は「ルナツー宙域で撮影された2回目の試験飛行」という体裁で、同宙域で戦闘技術研究艦アシモフを母艦に、チェイサー担当のセイバーフィッシュ2機と共にテストに臨む風景が写っている。上述した通り、戦後ヨーロッパにてその存在を確認されているが、FSSはこれを型式番号を連邦軍の新しい試作機体ナンバーである「BF-X10」に変更した上で運用を継続しているのではないかと推測している。
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
第12~14話に登場。FSSレッド・ウェイラインによるテスト飛行が行われた。その際、第一次世界大戦時に「レッドバロン」と呼ばれたエースパイロットにあやかって機体が紅く塗装されている。だが、その最中ギャプラン (イングリッド0専用機)に強襲を受け、レッドはこれに応戦。性能差もあり苦戦を強いられるが、燃料切れになったブースターユニットを分離しぶつけることでギャプランを変形不能に追い込み墜落させることに成功する。だが、ギャプランから撃たれたビームがコア・ファイターの主翼に命中し、本機も環境改善プラントに墜落した。

装備・機能編集

特殊機能編集

可変翼
大気圏外での戦闘、または高速戦闘時に主翼と基部を下方に90度折り曲げる事で大気圏外飛行モードへ移行する。
分離
ブースターユニットを分離可能。元のコア・ファイターに戻る事が出来る。

武装・必殺攻撃編集

25mm機関砲
機首に左右二対4門内蔵されている機関砲。
ペンシル型ミサイル
本体に左右一対計2基搭載されているミサイル。弾種はAIM-79。
メガ粒子砲
ブースターユニット上部に2門装備されているメガ粒子砲。
25mm機関砲
ブースターユニット上部に2門、下部に2門の計4門内蔵されている機関砲。

対決・名場面編集

関連機体編集

コア・ファイター
素体。
コア・ブースター
構造や武装を見直した制式採用機。
ジェット・コア・ブースター
本機のデータを元に開発された簡易型コア・ブースター。
Gスカイ・イージー
コア・ファイターの主翼を展開したままブースターユニットと接続するという点で共通している。形状的にも本機はこちらとコア・ブースターの中間的デザインと言える。

リンク編集