「水中用ザク」の版間の差分
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:角川スニーカー文庫版第3巻の口絵にマリン・ハイザックが登場。宇宙世紀0080年代に南水洋でシロナガスクジラの保護活動を行っている。 | :角川スニーカー文庫版第3巻の口絵にマリン・ハイザックが登場。宇宙世紀0080年代に南水洋でシロナガスクジラの保護活動を行っている。 | ||
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:[[ザク・マリナー]]の機体設定で、本機にM-1型とM-2型の2種類が存在すると設定されている。 | :[[ザク・マリナー]]の機体設定で、本機にM-1型とM-2型の2種類が存在すると設定されている。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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+ | :本機のバックパック部分。背面に冷却水排出口と方向舵、噴射口に可変式 (潜舵)プレートを有する。 | ||
+ | ;補助推進用ハイドロジェット | ||
+ | :腕部に1基搭載。上部にインテークが設けられている。 | ||
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+ | :大腿部裏面、脚部内側・裏面に搭載。 | ||
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+ | :頭部のモノアイレールを覆うように搭載。 | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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:上記のマリナーと共に開発された深海作業用MS。 | :上記のマリナーと共に開発された深海作業用MS。 | ||
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:本機と同様、ザクIIを原型機とする水陸両用MS。 | :本機と同様、ザクIIを原型機とする水陸両用MS。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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2024年6月17日 (月) 23:18時点における最新版
水中用ザク | |
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外国語表記 | Zaku Marine Type |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
別名 |
|
分類 | 水陸両用量産型モビルスーツ |
型式番号 |
|
頭頂高 | 17.5m |
全高 | 18.2m |
本体重量 | 43.3t |
全備重量 | 60.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 951kW |
スラスター総推力 | 66,000kg |
センサー有効半径 | 3,200m |
開発組織 | ジオニック社 |
所属組織 |
ジオン公国軍 地球連邦軍 南洋同盟 |
所属部隊 |
シーサーペント レッドドルフィン グリーンサイレン ナーガIII マンタレイ |
主なパイロット |
ジオン兵 連邦兵 南洋同盟兵士 ギュンター・ローズマン フラナガン・ブーン |
概要編集
ザクIIをベースに開発された水陸両用モビルスーツ。媒体によって「ザク・マリンタイプ」「水中型ザク」とも表記される。
地球侵攻作戦にあたって水中戦が命題となった事から、まずザクIIを母体とする本機が水陸両用MSの試作機「MS-06M」として開発された。ザク自体の機密性に優れてはいたものの、関節部分などの防水面の工作は思うように捗らず、また水中での抵抗も大きかった。その為、これらの問題を解決した機体を新規に開発する必要があり、ザクをベースとした水陸両用機の開発は断念された。そこで本機は水流ジェットエンジンの実用試験と水中戦用兵器のデータ収集を命目としたテスト運用が主任務となった。
開発された5機の試作機は北太平洋の潜水艦隊「シーサーペント」に実験部隊として配備され、水中用の兵器のテストと共にザクを基にした多種の推定データを算出した。その後、2機が増産され、特殊対艦用兵装のテストを行うべく地球各地の潜水艦隊に再配備された(レッドドルフィンに2機、グリーンサイレン・ナーガIII・マンタレイに各1機、シーサーペントに2機が残留)。また、水陸両用MSの形式番号であるMSMナンバーが決定した際には、形式番号「MSM-01」が新たに与えられた。
テスト運用終了後、ゴッグの量産化に伴いテスト運用の任を解かれた全7機は倉庫送りとなるが、大戦後期にオデッサ作戦で敗退したジオン公国軍が地中海を渡ってアフリカ戦線へと合流する地中海上陸侵攻作戦において、レッドドルフィンが味方部隊の輸送や脱出を援護するべく全7機を実戦投入している。
この際、7機の内5機が右胸部または両胸部に180mmロケットポッドを装備して参戦しているが、大した戦果を挙げる事なく、2~3機を残して撃破されたとされている。
なお、試作型は初期に開発されたM-1型と要求性能変更後のM-2型の2種類あったとされる。M-1型は耐水性能は低いものの、M-2型よりも水中航行速度に優れており、M-2型は各関節に防水用シーリング、モノアイ保護用に大型モニター・シールドが追加されている。
一年戦争後は地球連邦軍によって接収され、熱核エンジンの換装、リニアシートの搭載、フレームの換装といった改修が施された状態で「マリン・ハイザック」として運用された。その内、M-1型はダカール基地に、M-2型はニューギニア基地に配備されている。
登場作品と操縦者編集
- MSV
- 出典作品。緑色の一般機と濃緑色のレッドドルフィン所属機の画稿が存在しており、後者の塗装については大戦末期に実戦参加した際の一時的な迷彩と判断されている。背面画稿では腕部にシーリング処理が施されていない他、ガンプラ旧キットではシーリングの有無が選択式となっている。
- 機動戦士ガンダム (小説版)
- 角川スニーカー文庫版第3巻の口絵にマリン・ハイザックが登場。宇宙世紀0080年代に南水洋でシロナガスクジラの保護活動を行っている。
- 機動戦士Ζガンダム
- 第18話にマリン・ハイザックとして登場。人質から開放されたミライ親子を水中から捕らえ、再び人質にしている。その後、現れたガンダムMk-IIによって全滅させられた。機体色は青で、モノアイはピンクだが、発光色が緑色なのが特徴。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- ザク・マリナーの機体設定で、本機にM-1型とM-2型の2種類が存在すると設定されている。
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO 603
- 「南海に竜は潜む」(1巻第7話~2巻第8話)に登場。ギュンター・ローズマンが搭乗し、試作水中ビーム砲「エーギル」の射手を務めた。作中に登場するのはシーリング処理が施された通常の水中用ザクだが、カラー画稿だと各関節部にシーリング処理が施されていないのが特徴。そのためこの画稿の本機は上述したM-1型と推測される。
- ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト
- A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
- 「マリン・ハイザック」の名称が元々ハイザック試作型ベースの機体の名称として用いられていたと新たに設定された。
- 機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- 第8話で海賊のMSとして登場。カークス隊が撤退した後、基地まで到着するが、カークス隊基地が崩落した際に岩石が直撃して、撃破される。
- 機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記
- ナーガIII所属時のフラナガン・ブーンの機体として登場。同作の主人公機であり、海洋戦力の必要性を説いたガルマ・ザビによってブーンに与えられた。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 高圧ハイドロジェット
- 本機のバックパック部分。背面に冷却水排出口と方向舵、噴射口に可変式 (潜舵)プレートを有する。
- 補助推進用ハイドロジェット
- 腕部に1基搭載。上部にインテークが設けられている。
- バラストタンク
- 大腿部裏面、脚部内側・裏面に搭載。
- ドーム式大型モニターシールド
- 頭部のモノアイレールを覆うように搭載。
- 短距離通信アンテナ
- 頭部エアダクト上部に1基搭載。
武装・必殺攻撃編集
- 60mm機関砲
- 頭部に2門内蔵されている。
- 水中戦用サブロックガン(4連装240ミリロケットガン)
- 手持ち式の水中用ロケット弾。M6-G240mmロケット砲を計4門搭載。運用テストの結果から、本機以降の水陸両用モビルスーツは固定武装化が進められた。
- ブラウニーM8 180mmロケットポッド
- 4連装のロケットポッド。胸部にオプション装備として設置される。初出である『MSV』を含め、180mmとする資料と240mmとする資料が混在している。
- ビーム・サーベル
- 南洋同盟の機体が装備している。
- エーギル
- 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』に登場する水中用ビーム兵器。本機が射手を担当する。
対決・名場面編集
関連機体編集
- マリン・ハイザック (A.O.Z版)
- ハイザック試作型をベースとする水陸両用MS。量産中止になった際に機体名称が本機に流用されている。
- ザクII
- 原型機。
- ザク・マリナー
- 本機(M-1型)を再設計した機体。
- ザク・ダイバー
- 上記のマリナーと共に開発された深海作業用MS。
- 水中実験機
- 本機に次いでツィマッド社で開発された水陸両用MS。
- MIP社水陸両用MS実験機 (MIP社水中試験型MS)
- 本機と同様、ザクIIを原型機とする水陸両用MS。
商品情報編集
ガンプラ編集
- 【MSV版】
- 【Ζ版】
フィギュア 編集