第23独立艦隊 編集

機動戦士ガンダム アグレッサー』に登場する地球連邦宇宙軍の独立艦隊。

第13独立戦隊と同じくジャブローから発進する主力艦隊から敵の狙いを逸らすことを目的とした艦隊で、サイド2経由でグラナダへと向かうと見せかけ、ソロモンへの増援を防ぐためにできるだけ多く敵を引き寄せて、それを振り払ってチェンバロ作戦に参加することを目的としている。傘下にはアグレッサー中隊も編成されたが、当然ながらそれ以外の連邦兵との仲は悪く、調達ミスという体で亡命兵の制服は野戦用がそのまま使用されることとなっている。また上層部から信用もされていないため、密かに監視のためのスパイも配属されている。

ホワイトベース単艦で編成された第13独立戦隊とは違いそれなりの戦力で編成されており、ジャブローからはマゼラン級1隻とサラミス級3隻が打ち上げられ、宇宙ではサラミス級2隻とアンティータム級2隻が配備された。アグレッサー中隊で運用されていたレッドライダーは空間戦仕様に改装され、亡命兵によるボール部隊と連邦兵によるジム部隊で構成された。旗艦となるゼピュロスは格納庫をMSデッキに改造されており、MS運用能力を付与されていた。

宇宙世紀0079年12月3日、第3次おとり部隊としてジャブローから打ち上げられ、宇宙での補給前にキャリフォルニアベースから追撃として打ち上げられたザンジバル級アナスタシアと地球軌道上で交戦。その際に発生した超大型太陽嵐とそれを利用した敵艦の攻撃により、サラミス級1隻が轟沈し他の艦も損傷したが、撃破されたキャメル艦隊の残骸による危険デブリに誘導することで難を逃れた。その後、補給を受けてサイド2へと向かうが、ジオンのスナイパーによる奇襲を受け、撃破には成功するものの、1隻のサラミス級が轟沈し、ジムも複数機撃破される被害を被った。

一連の戦闘で艦隊が満身創痍の状態となったため、連邦の裏の協力者であるバルバロッサ財団の浮きドックで修理と補給をすることとなった。だがそこではジオンの親衛隊による極秘作戦「トゥーム・ストーン」が行われており、その戦いに巻き込まれることとなった。

登場作品 編集

機動戦士ガンダム アグレッサー
初登場作品。

構成員 編集

ウォーカー
旗艦ゼピュロスの艦長。階級は中佐。
ジェンマ
負傷したウォーカーに代わって配属された艦長。階級は少佐。
サノ・カオリ
MS部隊の戦術指揮官。階級は中尉。
バズ・ガント
ジム部隊の隊長。階級は中尉。
カチュア
隊員。隊長が不在の際には代理を担当する。
チェイス・スカルガード
アグレッサー部隊の隊員。階級は伍長。
グラント
隊員。
レネ
隊員。階級は伍長。
クルーガー
隊員。階級は伍長。レッドライダーの正規パイロット。
リム・エンバー・バーゲンホルム
レッドライダー専属の技術主任。階級は技術大佐。
エルザ
技術士官。階級は技術少佐。

保有戦力 編集

  • マルガリータ (ザンジバル級アナスタシアとの戦闘で轟沈)
  • アルバトロス (敵スナイパーが仕掛けた衛星ミサイルにより轟沈)
  • エリダヌス
  • デメテル
  • テスモポロス

関連項目 編集

地球連邦軍
所属組織。
アグレッサー中隊
傘下として編成されたジオン亡命隊。
ホワイトベース隊 (第13独立戦隊)
この部隊と同じおとり部隊。

リンク 編集