サルマン・ギンザエフ

ギンザエフから転送)
サルマン・ギンザエフ
登場作品 機動戦士Vガンダム (コミックボンボン版)
デザイナー 岩村俊哉
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド)
性別
出身 サイド2
職業 軍人
所属 アメリア国防軍 → ザンスカール帝国 (ベスパ)
称号
  • MS格闘王
  • MS格闘家モビルスーツグラップラー
階級 大尉
主な搭乗機 ギギム
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概要 編集

ザンスカール帝国軍の大尉で、筋骨隆々に鍛え上げられた屈強な肉体を持つ巨漢。「MS格闘王」の異名を持つ接近戦の名手で、ザンスカール建国以前のアメリア国防軍時代からサナリィのテストパイロットとしても活躍していたエースパイロット。家族を愛し、スペースコロニーの中でモビルスーツによる銃撃戦を行う事の危険性を説く人格者。妻は月刊モビルマシーンのライターでもあるディナ・キム・ギンザエワ

異名に違わずMS戦においても武器を用いない無手の近接格闘術を駆使しており、敵機を爆発させることなく瞬時に戦闘不能に追い込むことができる。宇宙世紀0152年8月17日にはギギムのテストパイロットとして模擬戦に参加し、非武装の状態でゾロアット2機をわずか18秒で無力化している。

登場作品と役柄 編集

機動戦士Vガンダム (コミックボンボン版)
初登場作品。第6章で登場し、帝国本土内に現れたリガ・ミリティアからコロニーを防衛するために出撃。コロニー内でシャクティを捜索するウッソ達の前に立ちはだかり、関節技などの格闘術でジュンコ・ジェンコガンイージマーベット・フィンガーハットVガンダムヘキサをまたたく間に無力化するが、ウッソ・エヴィンVガンダムとのストリートファイトに敗れ去り、自らの敗北を認めてコロニーを後にするウッソ達をあえて見逃した。なお、同話はページ数の都合で単行本未収録となった[1]が、当時流行していた格闘ゲームの影響を受けていた内容だったため、同ゲームの開発メーカーとの間でひと悶着あったのではないかとファンの間で噂されていた。
その後、2024年11月25日発売の新装版『Vガンダム』にギンザエフ登場回が収録された。おまけマンガではゴッドワルドにコミックス登場を祝われ、嬉しさのあまり抱擁するが力が強すぎて鯖折りの形となってそのままゴッドワルドの背骨が折れてしまっていた。
月刊モビルマシーン
VOLUME 05のMSA-120解説回(「月刊ガンダムエース」2023年2月号掲載)で名前が挙げられ、宇宙世紀0146年時点でアメリア国防軍に所属(当時少尉)していた事が語られている。上記のネタ回が公式作品で拾われた事もあり、ネット上ではファンの間で話題となった。その後、単行本でフルネームが「サルマン・ギンザエフ」と設定された。

人間関係 編集

家族  編集

ディナ・キム・ギンザエワ
妻。月刊モビルマシーンの記者で、雑誌取材が切っ掛けとなって交際し、宇宙世紀0146年10月に結婚した。名前は『月刊モビルマシーン』で設定されたが、ロシア系であるギンザエフに合わせて女性姓を用いているため、性が「」ではなく「」となっている。
なお、モビルマシーンの誌面では当初ザンギエワ表記とギンザエワ表記が混在しており、VOLUME 09の誌面で度々ザンギエワ表記になっていた事が謝罪されている。
ディナとの間に授かった娘。コロニー警備の為に出撃するギンザエフを激励した。

リガ・ミリティア  編集

ジュンコ・ジェンコ / マーベット・フィンガーハット
リガ・ミリティアのパイロット。MS格闘家としての腕を存分に発揮して二人を無力化した。
ウッソ・エヴィン
Vガンダムのパイロット。唐突にストリートファイターを自称しだした彼と戦い、数々の必殺技の応酬の末にギギムセメントクラッシュを決めるが、Vガンダムの分離合体機構によって裏をかかれ、敗北した。

名台詞 編集

「このコロニーはパパが絶対にまもる!!」
出撃命令が下り、抱きついてきた娘をそのまま抱えあげて。短い尺ながらも家族思いである事を伺わせる。
「おろか者!!」
「コロニー内で銃をつかえば」
「コロニーの住人にどれだけ迷惑がかかるか!」
「ギギムセメントクラッシュ!!」
リガ・ミリティアと交戦した際、コロニー内で銃を向けたジュンコ機のビーム・ライフルを蹴りで叩き落とし、説教を加えながら必殺のギギムセメントクラッシュを決める。
コロニー内でのMS戦はご法度、ましてやライフルなど使えば悲惨な事になるのは目に見えているので彼の言い分も戦闘スタイルも理にかなっているのが恐ろしい。
「わたしはMS格闘王ギンザエフ大尉」
「コロニーの平和をまもるのがわたしの使命だ!!」
「ここで無法をはたらく者はだれであろうとゆるさん!!」
ジュンコのガンイージを関節技で撃破したギンザエフが「MS格闘家モビルスーツグラップラー」であると確信したマーベットに対し、名乗りを挙げる。マーベットも彼の流儀に合わせて銃を手放し、格闘戦で戦おうとするが…。なお、MS格闘家が具体的にどんな役職であるのか、はたまた単なる称号であるのかについては特に触れられていない。
「機体を破壊せずに中の操縦者にのみダメージを与える内破砕衝撃波バーニングソニック‥」
「これをくらってたちあがった者はいない」
マーベット機の攻撃を躱し、MS拳法の奥義である内破砕衝撃波を放って。技の概要を解説をしているが、搭乗者にのみダメージを与える原理についてはこの時点では一切語られていない。
「と‥とっさに体をかわしたはずなのに‥なんて威力だ‥」
ウッソの放ったV昇鷹拳(ヴィクトリーホークバスター)をかわしながらも乗機の顔が傷を負った事に驚き、彼が只者ではない事を見抜く。
「うう‥」
ウッソ「うっ! まだやる気か!?」
「いや‥オレの負けだ‥いいファイトだったぜ」
「追手がくるまえにいけ!! ウッソ・エヴィン」
「またどこかの戦場であおう」
ウッソ「‥ありがとうギンザエフ大尉」
ギンザエフの内破砕衝撃波を模範したウッソの電龍衝撃波(フルバーニアンソニック)を喰らい、全身から血を吹き出してYOU LOSE戦闘不能になったギンザエフは、意識を取り戻すとそのままウッソの勝利を称え、あえて彼らを見逃した。ギンザエフはウッソとの再戦を誓うものの、結局彼の出番はこの一話限りとなった。

搭乗機体・関連機体 編集

ギギム
ギンザエフの搭乗するモビルスーツ。デザインはTV版『Vガンダム』に登場するシャイターンそのものであるが、ラフスケッチ時の仮名である「ギギム」を用いている(アニメ本編に漫画の連載が追いつき、正式名称の発表が間に合わなかった事が原因[2])。その後、『月刊モビルマシーン』でシャイターンのバリエーション機として設定された。

余談 編集

  • 名前を見れば分かるかもしれないが、元ネタとしては格闘ゲーム『ストリートファイターII』のザンギエフと思われる。ただし、使用技は同作に登場するエドモンド本田のものが中心で、外見については『ファイナルファイト』のマイク・ハガーがモチーフになっていると思われる(こちらは元ストリートファイター)。いろいろと混ぜすぎである。
  • 上述の新装版にギンザエフ登場回が収録が決定した際には作者の岩村氏もX上で喜びのコメントを投稿しているのだが、あろう事か作者本人が「ザンギエフ」と誤ってコメントしてしまうという珍事が発生した。

商品情報 編集

ガンプラ 編集

資料リンク  編集

リンク 編集

脚注 編集