ガンバレルストライクガンダム

ガンバレルストライクガンダム
外国語表記 Gunbarrel Strike Gundam
作中名称 ガンバレルストライク
登場作品
デザイナー
  • 大河原邦男 (ストライク)
  • ビークラフト (ガンバレルストライカー)
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    スペック
    分類 試作型モビルスーツ
    生産形態 試作機 / 換装形態
    型式番号 GAT-X105+AQM/E-X04
    全高 17.72m
    重量 76.67t
    主動力 バッテリー
    装甲材質 フェイズシフト装甲
    開発組織 地球連合軍 (SEED MSV)
    開発者 エリカ・シモンズ (友と君と戦場で。)
    主なパイロット ムウ・ラ・フラガ (予定)
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    概要 編集

    地球連合軍の試作型モビルスーツストライクガンダムガンバレルストライカーパックを装備させた状態である。

    ガンバレルストライカーは元々ムウ・ラ・フラガの専用ストライカーパックとして開発された物で、ガンバレルによるオールレンジ攻撃を可能としている。ただし、使用には高い空間認識能力が要求される。

    地球軍にとって、これまでにストライクが挙げた戦果がコーディネイター少年によるものであるという事実は認めがたいものがあり、それを隠しナチュラルによるものとして喧伝すべく用意された。都合の良い事にストライクの母艦であるアークエンジェルにはグリマルディ戦線の英雄として名高いムウも乗艦していた為、プロパガンダには最適であった。なおムウはJOSH-Aでアークエンジェルから離艦した後にカリフォルニアの士官学校の教官となる予定であった事から、ガンバレルストライカーはあくまでも宣伝用であり実戦投入は想定されていなかった可能性がある(無論、実戦でも十分に通用する性能を有しているが)。

    なお、ゲームボーイアドバンス用ソフト『友と君と戦場で。』では「ストライクにガンバレルが付いていれば」というムウの意見を耳にしたエリカ・シモンズによって開発されたという設定になっている。

    登場作品と操縦者編集

    機動戦士ガンダムSEED MSV
    出典元。ムウ・ラ・フラガに渡される予定だったが、彼がアークエンジェルと共に軍を脱走した上にストライクもJOSH-A到着前に撃破されてオーブ軍に回収されたため喧伝の計画は頓挫。その後ガンバレルストライカーはモーガン・シュバリエに渡され、搭乗機の105ダガー装備されている。
    機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。
    ムウの搭乗機として実装。現状で唯一本機が登場するゲームである。
    コロニー・メンデルでの戦闘から支援機として出撃可能だが、隠し機体である為に条件を満たしていないと出撃させられない。
    全ステージをクリアすると本機を操作できる追加ステージが出現するが、マルチロックを駆使して使用するエネルギーを節約しないとボスのプロヴィデンスガンダムとの戦闘の際にエネルギー切れになってしまう。
    月刊ガンダムエース
    2005年12月号収録の『GAME'S MsV』第37回で紹介された。JOSH-Aから持ち出された装備案のCGを基に解説を行うという体裁を取っている。
    METAL BUILD
    メカニックデザイナーの阿久津潤一氏により、ガンバレルストライカーが新規設定を加えた上でデザインを一新して立体化された。ストライクとの合体の際に機首を折り畳む従来の方式に加えて、METAL BUILDではさらにガンバレルストライカーをストライクが背負うように装着できるギミックが追加された。また、ガトリングに携行武器へと変形するオリジナルギミックが追加され、他にもオリジナル武装としてレールガンが追加されている。

    装備・機能編集

    特殊機能編集

    フェイズシフト装甲
    一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移する特殊金属で構成された装甲。相転移した装甲は一定のエネルギー消費と引き換えに物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能。
    この金属は相転移に伴って装甲面の分子配列が変化する性質があるため、パーツごとに色彩も変化する。非展開時のカラーリングは概ねメタリックグレーで、その状態は「ディアクティブモード」と呼ばれる。
    ストライカーパックシステム
    ストライクに搭載された各種ストライカーパックを換装可能。ストライカー自体をメインのパワーパックとした事で、他の機体と比べて戦闘中のバッテリー補給が容易になるというメリットも存在した。

    武装・必殺攻撃編集

    ストライク本体側 編集

    75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン
    頭部に2門内蔵されている標準的なCIWS(対空防御機関砲)。
    GAT-Xシリーズの頭部に共通して装備されており、主に至近距離でミサイルや航空兵力を迎撃するために用いられるが、対歩兵用などに使用される場合もある。高精度の射撃指揮装備により、目標の発見・追尾・射撃まで自動化されている。
    コンバットナイフ アーマーシュナイダー
    MSサイズの超高度金属製近接格闘用戦闘ナイフ。超振動モーターで刀身を高周波振動させることで、あらゆる物質を切断可能。
    小型のため交戦距離は限定されるが、投擲するなどの使用も可能。
    稼働用バッテリーは内蔵式で、本体のエネルギー残量によらず使用が可能。PS装甲であっても技量次第では致命傷を与える事が出来る。
    57mm高エネルギービームライフル
    ストライクの主兵装。ザフト製の標準的なビームキャノンよりも大幅に小型化されている一方で、艦艇の装甲をも撃ち抜くほどの威力と、対MS戦などにも対応する連射性能を誇り、特にエールストライクの状態で使用されるケースが多かった。
    機体エネルギーをグリップのコネクターから直接供給しているため、使用回数や稼働時間は制限される事が多い。
    対ビームシールド
    ビーム兵器対策として用意された実体式の盾。特殊な共鳴現象を起こす複合金属を鋼材とし、ビームを拡散・吸収するコーティングも施されており、微細な振動を繰り返す鋼材の固有振動数との相乗効果で敵ビームを屈折・拡散させる。

    ガンバレルストライカー側 編集

    有線式ガンバレル
    ガンバレルストライカーに4基装備されている遠隔誘導兵器。空間認識能力の高い者のみが操作でき、機体から分離する事でオールレンジ攻撃を可能とする。光ケーブルを介してコントロールする為、断線されたガンバレルは操作が出来なくなってしまう。
    「GAU-758S レールガン」1門の他に「M70AMSAT ミサイル」を2発搭載しており、メビウス・ゼロのガンバレルと比較して1基あたりの火力が強化されている。しかし、どちらも実弾兵器なのでフェイズシフト装甲を採用した機体が相手だとダメージを与えられない。
    M58E4 ガトリング機関砲
    ガンバレルストライカーの機首部に1基装備。
    MSとの合体時に機首と共に後方に折り畳まれるが、この状態で発射できるかは不明。フィギュア「METAL BUILD ガンバレルストライカー」では可動ギミックの追加で機体前方を狙えるようになった他、取り外して携行武器として使用する事が可能になっている。

    その他 編集

    レールガン
    フィギュア「METAL BUILD」で新規設定された武装。メビウス・ゼロのリニアガンを想起させる武装で、ガトリングと換装可能。また、展開機構によって長銃身の携行武器へと変形する。

    対決・名場面編集

    関連機体編集

    別デザイン 編集

    ガンバレルストライクガンダム (ガンダムブレイカーVer.)
    ゲーム『ガンダムブレイカー4』の限定版に付属する特典ガンプラ。ストライカーの形状や武装などが異なる。

    各種ストライカー換装形態 編集

    ストライクガンダム
    素体。
    エールストライクガンダム
    エールストライカーを装備した形態。
    ソードストライクガンダム
    ソードストライカーを装備した形態。
    ランチャーストライクガンダム
    ランチャーストライカーを装備した形態。
    パーフェクトストライクガンダム
    マルチプルアサルトストライカーを装備した形態。
    ストライクガンダムI.W.S.P.
    統合兵装ストライカーパックを装備した状態。
    ライトニングストライクガンダム
    ライトニングストライカーを装備した形態。

    技術的関与のある機体 編集

    ガンバレルダガー
    ガンバレルストライカーを装備した105ダガー
    メビウス・ゼロ
    有線式ガンバレルを装備したMA。この機体を原型としてガンバレルストライカーが開発されたと思われる。

    商品情報編集

    ガンプラ編集

    【ストライク側】

    【ガンバレルストライカー側】

    フィギュア 編集

    【ストライク側】

    【ガンバレルストライカー側】

    資料リンク編集

    リンク編集