「RFドム」の版間の差分

 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
9行目: 9行目:
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = 宇宙用量産型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 宇宙用量産型[[モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 量産機
 
| 型式番号 = OMS-09RF
 
| 型式番号 = OMS-09RF
 
| 頭頂高 =  
 
| 頭頂高 =  
| 全高 = 18.6m(異説19.1m)
+
| 全高 = 18.6m (異説19.1m)
 
| 本体重量 = 30.9t
 
| 本体重量 = 30.9t
| 全備重量 = 52.1t(異説56.4t)
+
| 全備重量 = 52.1t (異説56.4t)
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| ジェネレーター出力 = 3,230kW
 
| ジェネレーター出力 = 3,230kW
27行目: 28行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[オールズモビル]]が開発した[[リック・ドム]]を模した宇宙用[[モビルスーツ]]。
+
[[オールズモビル]]が開発した[[RFシリーズ]]の内の1機。[[リック・ドム]]([[ドム]])を模した宇宙用[[モビルスーツ]]。
  
他のRFシリーズと同じくスラスター量を増やし、機動力が向上した。さらに装甲厚を増やしたことで防御力も上げている。外観は一年戦争時の[[リック・ドム]]に似ており、宇宙用の機体だとされているが、地上でも難なく運用できるため性質的に[[リック・ドムII]]に近い機体だと考えられる。
+
=== 初期型 ===
 +
[[第一次オールズモビル戦役]]で運用された機体。ドム(リック・ドム)と同一の外見を持ったレプリカ機。
  
RFシリーズの機体の中では珍しく派生型が開発されており<ref>本機以外に派生型が存在するのは[[RFゲルググ]]だけしか確認されていない。</ref>、ポテンシャルの高さが伺える。
+
=== 後期型 ===
 +
オールズモビルがドムの意匠を継承して開発した後期型RFシリーズ。機体名こそ「ドム」だが、宇宙での運用を重視しており、事実上リック・ドムの系譜に属し、主に隊長機や高級士官の随伴機などとして活躍した。
  
火星で確認された初期型と第二次オールズモビル戦役時に確認された最新型の2タイプが存在しており、設定画の機体は後期型である。
+
ドム系MSの特徴の一つである重装甲が更に強化されていた他、上級士官用MSである[[RFゲルググ]]とはユニットレベルで互換性があり、本機も高級機として開発されていた事がわかる。
  
 
== 登場作品と搭乗者 ==
 
== 登場作品と搭乗者 ==
41行目: 44行目:
 
:『F』に『F90』枠で初登場。『フォーミュラー戦記』とは異なり、リック・ドムのビーム・バズーカを「ビーム・ランチャー」表記で使用している。
 
:『F』に『F90』枠で初登場。『フォーミュラー戦記』とは異なり、リック・ドムのビーム・バズーカを「ビーム・ランチャー」表記で使用している。
 
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
 
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
:『フォーミュラー戦記』パートである各プロローグで他のRFシリーズの機体と共に登場。本作において『F90』に登場したリック・ドムは初期型の機体で、『フォーミュラー戦記』に登場した機体が最新型であるという設定が新たに追加された。また、プロローグ2においては右ショルダーアーマーを[[ギラ・ドーガ]]のスパイクアーマーに変更&頭頂部にスパイクを追加した現地改修機が登場している。
+
:『フォーミュラー戦記』パートである各プロローグで他のRFシリーズの機体と共に登場。本作において『F90』に登場した機体を初期型、『フォーミュラー戦記』に登場した機体が後期型と設定された。また、Prologue IIにおいては右ショルダーアーマーを[[ギラ・ドーガ]]のスパイクアーマーに変更&頭頂部にスパイクを追加した現地改修機が登場している。
 +
;[[機動戦士ガンダムF90]]
 +
:『F90FF』の設定を踏襲し、同作に登場したドムも初期型RFシリーズと設定された。RFザクと共にテスト中だった[[ガンダムF90]]を襲撃した機体や[[火星]]に配備された機体が登場している。
  
 
== 武装・必殺攻撃 ==
 
== 武装・必殺攻撃 ==
 
=== 武装・機能 ===
 
=== 武装・機能 ===
 +
;バルカン砲
 +
:後期型RFドムの頭部に搭載されたバルカン砲。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
:オールズモビルで普及しているビームライフル。ザク・マシンガンに似た形状を持つ。
 
:オールズモビルで普及しているビームライフル。ザク・マシンガンに似た形状を持つ。
 
;[[ビーム・サーベル|ビーム・セイバー]]
 
;[[ビーム・サーベル|ビーム・セイバー]]
:背部に1基装備。初期型はグリップがドムのヒート・サーベルと同型。
+
:背部のマウントラッチに装備された格闘兵装。後期型が装備。
 
;ビーム・シャワー
 
;ビーム・シャワー
:胸部に内蔵されている拡散メガ粒子砲。ジェネレーター出力の向上により、目眩し程度の威力からMSを破壊できるまでに向上した。初期型はドムと同様、左胸に1門、最新型は胸部に2門装備している。
+
:胸部に内蔵されている拡散[[メガ粒子砲]]。ジェネレーター出力の向上により、目眩し程度の威力からMSを破壊できるまでに向上した。初期型はドムと同様、左胸に1門、後期型は胸部に2門装備している。
 
;ビーム・ランチャー
 
;ビーム・ランチャー
:オールズモビルで普及しているビームランチャー。『F90FF』では『フォーミュラー戦記』の物と形状が類似した物を一部機体が携行しているのが確認できる。
+
:オールズモビルで普及しているビーム・ランチャー。『F90FF』では『フォーミュラー戦記』の物と形状が類似した物を一部機体が携行しているのが確認できる。
 +
;グレネード・ランチャー
 +
:機体後部左側に2連装のものを1基装備。
 +
;ジャイアント・バズ
 +
:ドムの携行武装である大口径バズーカ。初期型RFドムが使用している。
 +
 
 +
=== その他 ===
 
;ビーム・バズーカ
 
;ビーム・バズーカ
 
:一年戦争時から使用されている大型のビーム兵器。『Gジェネ』や『F90FF』に登場した機体が装備している。
 
:一年戦争時から使用されている大型のビーム兵器。『Gジェネ』や『F90FF』に登場した機体が装備している。
;グレネード・ランチャー
 
:機体後部左側に2連装のものを1基装備。
 
 
;[[MMP-80]]マシンガン
 
;[[MMP-80]]マシンガン
:『0083』で[[リック・ドムII]]等が使用していたマシンガン。『F90FF』プロローグ2にてケルンコロニー内に登場した機体がビーム・バズーカと共に装備。予備マガジンを3基、左フロントアーマーに装着している。
+
:『0083』などで[[リック・ドムII]]等が使用していたマシンガン。『F90FF』のPrologue IIにてケルンコロニー内に登場した機体がビーム・バズーカと共に装備。予備マガジンを3基、左フロントアーマーに装着している。
 +
;超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
 +
:[[一年戦争]]末期に旧公国軍が試作した大柄のヒート・サーベル。旧公国軍の[[マルコシアス隊]]のリック・ドムII ([[ギー・ヘルムート]]機)が装備していた物と同形状の物を『F90FF』のPrologue Vに登場した機体が装備しているのが確認できるが、その回の戦闘で[[ガンダムF90-Wタイプ]]のビームの翼により機体ごと両断されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
65行目: 78行目:
 
;[[リック・ドム]]
 
;[[リック・ドム]]
 
:リファイン元。初期型は外装をこちらに寄せている。
 
:リファイン元。初期型は外装をこちらに寄せている。
 +
;[[ドムIII]]
 +
:[[ジオンマーズ]]の運用した[[ドライセン]]の火星重力下仕様。一部武装に共通項が見られる。
 
;[[RFゲルググ]]
 
;[[RFゲルググ]]
 
:同型の内部フレームを有している。
 
:同型の内部フレームを有している。
77行目: 92行目:
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
  
== 脚注 ==
+
<!-- == 脚注 == -->
<references/>
+
<!-- <references/> -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  

2023年2月2日 (木) 03:23時点における最新版

RFドム
外国語表記 Refine Dom
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 宇宙用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 OMS-09RF
全高 18.6m (異説19.1m)
本体重量 30.9t
全備重量 52.1t (異説56.4t)
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,230kW
スラスター総推力 76,900kg
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
センサー有効半径 18,300m
開発組織 オールズモビル
所属 オールズモビル
主なパイロット オールズモビル一般兵
テンプレートを表示

概要編集

オールズモビルが開発したRFシリーズの内の1機。リック・ドムドム)を模した宇宙用モビルスーツ

初期型 編集

第一次オールズモビル戦役で運用された機体。ドム(リック・ドム)と同一の外見を持ったレプリカ機。

後期型 編集

オールズモビルがドムの意匠を継承して開発した後期型RFシリーズ。機体名こそ「ドム」だが、宇宙での運用を重視しており、事実上リック・ドムの系譜に属し、主に隊長機や高級士官の随伴機などとして活躍した。

ドム系MSの特徴の一つである重装甲が更に強化されていた他、上級士官用MSであるRFゲルググとはユニットレベルで互換性があり、本機も高級機として開発されていた事がわかる。

登場作品と搭乗者編集

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
初登場作品。序盤では隊長機として登場する機会が多く、終盤ではRFザクに変わって雑魚敵として出現する。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
『F』に『F90』枠で初登場。『フォーミュラー戦記』とは異なり、リック・ドムのビーム・バズーカを「ビーム・ランチャー」表記で使用している。
機動戦士ガンダムF90FF
『フォーミュラー戦記』パートである各プロローグで他のRFシリーズの機体と共に登場。本作において『F90』に登場した機体を初期型、『フォーミュラー戦記』に登場した機体が後期型と設定された。また、Prologue IIにおいては右ショルダーアーマーをギラ・ドーガのスパイクアーマーに変更&頭頂部にスパイクを追加した現地改修機が登場している。
機動戦士ガンダムF90
『F90FF』の設定を踏襲し、同作に登場したドムも初期型RFシリーズと設定された。RFザクと共にテスト中だったガンダムF90を襲撃した機体や火星に配備された機体が登場している。

武装・必殺攻撃編集

武装・機能編集

バルカン砲
後期型RFドムの頭部に搭載されたバルカン砲。
ビーム・ライフル
オールズモビルで普及しているビームライフル。ザク・マシンガンに似た形状を持つ。
ビーム・セイバー
背部のマウントラッチに装備された格闘兵装。後期型が装備。
ビーム・シャワー
胸部に内蔵されている拡散メガ粒子砲。ジェネレーター出力の向上により、目眩し程度の威力からMSを破壊できるまでに向上した。初期型はドムと同様、左胸に1門、後期型は胸部に2門装備している。
ビーム・ランチャー
オールズモビルで普及しているビーム・ランチャー。『F90FF』では『フォーミュラー戦記』の物と形状が類似した物を一部機体が携行しているのが確認できる。
グレネード・ランチャー
機体後部左側に2連装のものを1基装備。
ジャイアント・バズ
ドムの携行武装である大口径バズーカ。初期型RFドムが使用している。

その他 編集

ビーム・バズーカ
一年戦争時から使用されている大型のビーム兵器。『Gジェネ』や『F90FF』に登場した機体が装備している。
MMP-80マシンガン
『0083』などでリック・ドムII等が使用していたマシンガン。『F90FF』のPrologue IIにてケルンコロニー内に登場した機体がビーム・バズーカと共に装備。予備マガジンを3基、左フロントアーマーに装着している。
超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
一年戦争末期に旧公国軍が試作した大柄のヒート・サーベル。旧公国軍のマルコシアス隊のリック・ドムII (ギー・ヘルムート機)が装備していた物と同形状の物を『F90FF』のPrologue Vに登場した機体が装備しているのが確認できるが、その回の戦闘でガンダムF90-Wタイプのビームの翼により機体ごと両断されている。

対決・名場面編集

関連機体編集

リック・ドム
リファイン元。初期型は外装をこちらに寄せている。
ドムIII
ジオンマーズの運用したドライセンの火星重力下仕様。一部武装に共通項が見られる。
RFゲルググ
同型の内部フレームを有している。
RFデザート・ドム
砂漠戦仕様。
RFスノー・ドム
寒冷地仕様。

商品情報編集

リンク編集