プロトセイバー | |
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外国語表記 | PROTO SAVIOUR |
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 空戦用試作型可変モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 |
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全高 | 18.61m |
重量 | 77.13t |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | ヴァリアブルフェイズシフト装甲 |
開発組織 | ザフト軍 |
所属 | ザフト軍 → 地球連合軍特務情報局 → 未所属 (個人所有) |
主なパイロット | イルド・ジョラール |
概要編集
ザフト軍が開発したセイバーガンダムのプロトタイプ。重力下における可変機構や機動試験を目的として地球に降ろされた機体で、開発にはオーブ連合首長国も極秘に協力している。
機体構造や武装などは完成形のセイバーと同一であるが、廃棄前提の機体であるため信頼性は考慮されておらず、ヴァリアブルフェイズシフト装甲の装甲色は白いラインが入れられたダークグレーとなっている。この装甲色は変形時のパーツ状態を確認するためのものである。テストは過酷を極めたが結果は概ね良好で、実証実験で得たデータを元にセイバーが完成することとなった。
無事役目を終え解体処分待ちとなっていた本機であったが、奪取されて一族の息がかかった地球連合軍特務情報局の手に渡っている。そこで型式番号を「RGX-04」と改めた上で量子コンピューターウイルス送信システムが組み込まれ、同軍に所属する戦闘用コーディネイターのイルド・ジョラールの乗機となった。なお白いラインが入った機体カラーはマディガンを真似るためにそのままとなっている
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- 初登場作品。
- 機動戦士ガンダム VS ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女
- エンカウント9からヘイルバスターガンダムと共に登場。自身の会社を取り戻したラスの命を狙うウィンダムと交戦した。その後も護衛としてレアメタルを狙う襲撃者と交戦している。フェアネスとの決戦にも参加した。
装備・機能編集
特殊機能編集
- ヴァリアブルフェイズシフト装甲
- フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。装甲の色は電圧に応じて変化するようになった。
- デュートリオンビーム送電システム
- MSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより、母艦が存在する限り帰艦せずに長時間の戦闘が可能となった。
- 変形
- モビルアーマー形態に変形可能。プロトセイバーは高機動戦闘に特化した航空機形態となる。
- 量子コンピュータウイルス送信システム
- 地球連合軍に奪取された後に追加された特殊システム。かつてテスタメントガンダムに追加された物と同じシステムで、対象を掌握することで光学カメラから自機の存在を消し去ったり、機体のコントロールを奪うことを可能としている。
武装・必殺攻撃編集
- MMI-GAU25A 20mmCIWS
- 頭部に左右一対2門内蔵されている近接防御火器。MA形態時は砲口がシールドで覆われてしまうため、使用はMS形態のみに限られる。
- MA-BAR70 高エネルギービームライフル
- セイバーと同様のマティウスアーセナリー製ビームライフル。MA形態には機体左側面にバインドされるが、その状態でも使用が可能。
- MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
- 両肩部に計2本装備されているビームサーベル。アビス以外のセカンドステージシリーズに共通で採用されている。
- M106 アムフォルタス プラズマ収束ビーム砲
- 背部に装備された2門の高出力プラズマ砲。MS形態時は両脇から前方に振り向けて使う。
- MA-7B スーパーフォルティスビーム砲
- アムフォルタス砲身と同軸上に設置されたビーム砲。
- MMI-GAU2 ピクウス 76mm機関砲
- フリーダムなどに装備された物と同型。MA形態時の機首部分に2門内蔵。
- MMI-RD11 空力防盾
- 左腕にバインドされた対ビームコーティング仕様のシールド。MA形態時には機体下面に装着され、死角からの攻撃に対応すると共に、高速巡航時の空気抵抗に対する整流効果を担っている。
対決・名場面編集
関連機体編集
- セイバーガンダム
- 完成機。
- プロトセイバー+11
- 本機にリジェネレイトのコアユニットを合体させた形態。
- ヴァンセイバーガンダム
- ライブラリアンが独自改修した機体。開発のデータは本機の物が使用されている。