Xアストレイ

2021年10月17日 (日) 13:28時点におけるジェス中尉 (トーク | 投稿記録)による版

YMF-X000A Xアストレイ (X Astray)

概要 

ジャンク屋組合の試作型モビルスーツドレッドノートガンダムにドラグーン・ユニットを追加した状態。同機の真の姿であるとされ、戦闘力が更に強化されている。

円柱型のバックパックに取り付けられたドラグーン・ユニットはザフト軍がドレッドノートのテストで収集したデータを基に設計した装備であり、大型のドラグーンを4基搭載している。これもフェイズシフト装甲が採用され、内蔵された多数のビーム砲により高い攻撃力を有する。重量も増加したが、大型スラスターを4基配した事で機動性はある程度維持されていると思われる。

ドラグーン・ユニットは設計データを所持していたアンドリュー・バルトフェルド曰く「使い方次第ではドレッドノート以上に危険な代物」であったが、三隻同盟リ・ホームから補給を受けた際にドレッドノートが彼らの下にある事を知り、後日ロウ・ギュールを呼び出して渡している。製造はアメノミハシラのファクトリーを借りて行われた。ちなみに左肩部にはジャンク屋組合のマークが描かれているが、本機では「X」の上に組合のマークを重ねたデザインとなっている。

「Xアストレイ」の名称は背部ドラグーンがX字型に配置され、尚且つプレア・レヴェリーの「兵器でありながらその王道を外れ、敵を倒すのではなく人を救う為に使う」という意向からロウが名付けたもの。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
初出作品。ドレッドノートに引き続きプレア・レヴェリーが搭乗する。
カナード・パルススーパーハイペリオンガンダムと交戦し、勝利した。その直後にプレアは寿命が尽きて死亡したため機体はカナードに受け継がれ、後のドレッドノートイータへと改装されている。
GUNDAM EVOLVE
プレアの見た悪夢の中に登場し、ドレッドノートから幻影として分離するかのように出現。ザフト軍のゲイツ部隊を壊滅させた。その後プレアにも銃を向けるが、突如現れたハイペリオンガンダムとドレッドノートの連携攻撃に敗れ消滅している。

装備・機能

特殊機能

フェイズシフト装甲
一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲。その際、装甲には色がつく。物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能だが、高出力のビーム兵器の前には無力である。
非展開時は「ディアクティブモード」と呼ばれ、色がグレーのみとなっている。
本機ではMS本体だけでなくドラグーン・ユニットにも採用されている。
ニュートロンジャマーキャンセラー
ニュートロンジャマーを無効化する装置。
本機に搭載されている物は検証中の物だったのか、効果範囲が機体の周辺にまで及んでいる。
換装
ドレッドノートガンダムに換装可能。
バリア
背部のドラグーン4基によって形成される正四面体状のバリア。
作中ではアルミューレ・リュミエール展開中のスーパーハイペリオンを閉じ込めるようにして使用された。これによってアルミューレ・リュミエールが機能しなくなってビームを外へと撃ち出せなくなり、フォルファントリーで強引に突破しようとした結果、自滅してしまっている。

武装・必殺攻撃

MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
頭部に4門内蔵されている。ゲイツと同じ物で、主に牽制や迎撃等に使用される。
MA-M22Y ビームライフル
本機の主兵装。ゲイツのビームライフルと比べてサイズがやや大型化している。
後のプロヴィデンスのユーディキウムの原型となった。
MA-MV04 複合兵装防盾システム
大型の実体盾。ゲイツの対ビームシールドを基にしていて、下部にはビームサーベルが内蔵されている。
原型よりもスペックが簡略化されているが、これはフェイズシフト装甲とドラグーンの装備によって複合兵装防盾の必要性が薄くなった為とされる。
XM1 プリスティス ビームリーマー
両腰部に1基ずつ、計2基装着されている誘導兵器「ドラグーン・システム」の一種。ゲイツのエクステンショナルアレスターの後継機で、使用するには高い空間認識能力が要求される。端末にはビーム砲が各1門内蔵され、ビームスパイクとしても使用可能。
地球連合軍で実用化されている「ガンバレル」のザフト版といった武装だが、こちらは量子通信での無線制御を実現している為、より高度なオールレンジ攻撃を行える。後部にはケーブルが存在するが、これは単にテスト段階にあるこの武装が運用中に制御不能に陥って失われないようにする為の措置であり、切断されてもコントロールはできる。
ドラグーン・システム
背部に4基装備されている誘導兵器で、オールレンジ攻撃を可能としている。名称は「Disconnected Rapid Armament Group Overlook Operation Network System(分離式統合制御高速機動兵装群ネットワークシステム)」の略である。1基につき10門、計40門ものビーム砲を内蔵している。電力の消費量が非常に多い事から、核エンジン搭載機での装備・運用が前提とされる。またプリスティスと同様にパイロットにも高い空間認識能力が必要で、制御も量子通信で行われる。
こちらも有線だが、電力供給用であって制御用ではないので切断されてもコントロール自体は可能。これによって大量の電力消費を気にする必要がなくなり、装甲がフェイズシフト化され、ビームの発射可能回数も増加した。
作中では攻撃だけでなく防御にも使用され、敵のビームをドラグーンのビームで撃って相殺している。

対決・名場面

スーパーハイペリオン

関連機体

ドレッドノートイータ
Xアストレイに大破したスーパーハイペリオンの武装を移植し、ドラグーンの代わりに特殊武装「イータユニット」を装備した改修機。
ドレッドノートガンダム
素体。
ドレッドノートガンダム (ゲイツヘッド)
奪われた頭部の代わりにゲイツの頭部を装備したドレッドノート。

商品情報

話題まとめ

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