試製高機動型ザクII
試製高機動型ザクII | |
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外国語表記 | Zaku II High Maneuver Proto Model |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | MS-06RP |
頭頂高 | 17.5m |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオニック社 |
開発拠点 | グラナダ |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
エリオット・レム シン・マツナガ |
概要編集
ジオニック社が開発した高機動型ザクIIの試作機。「プロトタイプ高機動型ザク」や「RP」とも表記される。
高機動型ザクIIことR型は戦争の長期化が決定的となった際に計画されたタイプで、それまでの主力機であったF型の性能向上を目的とし、さらにF2型とは別のラインでF型に継ぐ新しい主力機を模索する中で開発された機体である。機動性に関してはS型以上の性能が求められていた。
RPはグラナダで2機のF型後期量産型を改修する形で開発されており、試作上の改修点は背部・腰スカート・脚部の3点を中心としている。特に背部のランドセルは通常タイプをはるかに上回る推力218tの物を2基装備するという徹底ぶりである。腰部のインテグラル・タンクは大容量化され、脚部に推力45tのサブスラスターを3基ずつ搭載することで、S型を大きく上回る機動性を獲得している。また、後頭部にブレードアンテナを装備している点も特徴である。
完成した1号機と2号機はテストのためオレンジイエローの塗装が施され、機体各部に記録撮影用のマーカーが配されている。テストパイロットとしてザクの開発当初から参加していたエリオット・レムが招かれ、高機動飛行テストやマニュアルブレード操作時の機体保持テストなどが行われた。2週間に渡る各種試験の結果は良好で、すぐさまR-1型の量産が決定している。
登場作品と操縦者編集
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- ザク・マシンガン
- ドラムマガジン式の120mm口径マシンガン。
- ザク・バズーカ
- 対艦用の口径280mmバズーカ。
- ヒート・ホーク
- 手斧型の格闘戦闘用兵器。刃の部分を高熱化することで対象を溶断する。
- 420mmロケット砲
- 試作されたロケット砲。F型に装備されていた以上の兵装を試す目的でテストされたが、こちらは生産性の問題から不採用となっている。
- 360mmロケット砲
- 試作されたロケット砲。こちらは装弾数を増やすことで標準装備として採用されている。口径的にジャイアント・バズの試作品と思われる。
- シールド
- 右肩部に固定装備されているシールド。
対決・名場面編集
関連機体編集
- ザクIIF型 (後期量産型)
- ベース機。
- 高機動型ザクII (R-1型)
- 本機を元に最初に量産化されたR型。