ザクハーフキャノン
ザクハーフキャノン | |
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外国語表記 | ZACK HALF CANNON |
登場作品 | |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 中距離支援攻撃用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 / 換装形態 |
型式番号 |
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頭頂高 | 17.5m |
重量 | 81.6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
開発拠点 | キャリフォルニアベース |
所属組織 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
概要編集
K型開発時のコンセプトとして、キャノン砲やビック・ガンを装備した大型ランドセルを独立した1ユニットとし、J型のランドセルに換装可能とすることが決定していた。これは前線での機体損耗に際して応急措置として、パーツ換装による機体変更の必要を検討していたジオン公国軍開発部の発案によるものであった。
このコンセプトの拡張案としてキャリフォルニアベースの開発陣は、K型の試作終了後に、J型にK型のランドセルを換装し、合わせて火器管制システムの一部を変更した、簡易版ザクキャノンとも言うべき機体を組み上げた。
この機体は射撃試験を行い、結果を軍上層部に報告。その結果J型のオプションとして有効であると判断され、K型の大型ランドセルと専用シールドを一纏めにしたオプションセット24基の生産が決定し、前線に送られた。このセットには180mmキャノン砲のオプションとして、120mm機銃6門を束ねたガトリング砲も含まれていた。
前線に送られたこのオプションセットに換装したJ型はMS-06JKザクハーフキャノンと呼称され、一部のJK型はK型同様の迷彩塗装が施されていたという。
登場作品と操縦者編集
- MSV-R
- 出典元。「月刊ガンダムエース」2012年9月号掲載のVol.41でザクキャノン (ガトリング砲装備型)と共に機体解説が行われた。同コーナーでは「大戦末期の北アメリカ方面のジオン空軍の中規模航空施設で撮影された1枚」という体裁の挿絵が掲載されており、基地を空爆する連邦軍航空部隊に対しガトリング砲装備のザクキャノンと共に迎撃にあたる本機の姿が描かれている。
- 機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ
- 第2話にジオン残党軍の一機体として登場。ロケットブースターを装備したディーン・ウェスト専用陸戦高機動型ザクと交戦した。
- MSD
- カトキハジメによって『THE ORIGIN』の世界観に合わせてリファインされた。ベース機として新たにC-5/6型が追加され、右肩シールドもザクIIC型 (THE ORIGIN版)と同じものに変更されている。後にカラーリングとマーキング、肩部シールドを『MSV-R』版に戻した機体も設定された。
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島
- MSD版が登場。ジャブロー攻略戦に多数機投入されたが、そのほとんどがガンダムFSDの攻撃によって破壊されている。
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- 180mmキャノン砲
- 中距離支援用の実弾砲。背部バックパックに一体化する形で1門装備されている。
- 120mmガトリング砲
- 180mmキャノン砲のオプションとして用意された6砲身の対空ガトリング砲。180mmキャノン砲と換装する形で運用する。
- 2連装スモーク・ディスチャージャー
- ランドセルの左側に装備されている煙幕発射管。
- ビッグ・ガン
- 両腰部に装備されている2連装ロケット弾ポッド。カセットストラップセットによる着脱式。通常は後方を向いているが、戦闘時には両脇から前方へ回して発射する。
- ヒート・ホーク
- ザク系機体によく装備されている近接戦闘用のヒート兵器。『MSD』版の機体が装備。
- 胸部バルカン砲
- C-6型の特徴である3銃身のバルカン砲。『ククルス・ドアンの島』でサッシャ機が装備している。
対決・名場面編集
関連機体編集
- ザク・ハーフキャノン (MB)
- ノイジー・フェアリー隊のミア・ブリンクマン用カスタム機。部隊カラーである白と紫に塗装されている他、脚部にアンダー・グラウンド・ソナーが内蔵されている。
- ザクIIJ型
- 原型機。オプションセットを使うことで改修することができる。
- ザクキャノン
- 本機の装備を流用している。
- ザクIIC-5型/C-6型
- 『MSD』において追加された原型機。
商品情報編集
ガンプラ編集
- MSD版